いきなし、精神的な話になっちゃいますが(宗教に入った訳でない)

“心”って、見えないものだけど、胸にあるんだと思う。

胸が張り裂けそうに痛くて(狭心症?)、

涙と鼻水でぐぢゃぐぢゃになって

映画館から出られなかったよ。うええーん・゜・(ノД`)・゜・。

いつもは長くて途中で出ちゃうエンドロール。

涙が止まるまで、待ってくれよっーーー。

その映画の名は『ブロークバック マウンテン』!!

鑑賞後は、横浜の実家に帰ったんだけど

プチ引きこもり状態で、膝を抱えてシクシク泣き続け

みんなにメール打ちまくり状態。

ただ、この映画、つまらない人には、つまらないと思う。

だから、あたしが薦めたからって、o(゜◇゜o)ハァッ?てなる人は

分からないと思う。(この映画の場合、分からない方が幸せ)

それぞれの人生、出会った人や事柄で

価値観は大きく変わってしまうもの(同じ家で育った兄弟姉妹でも)

だから、みなさんがどう思うかは責任持てませんよ。

現に、「つまらない」って意見も多いですよ。

それに、この映画は「同性愛」の話だけど

たとえゲイの人が観ても、

「ゲイ」が当たり前の今の時代を謳歌している

人なら、ピンと来ないと思うの。

逆に、あたしなんかより、「薔薇族」の文通欄だけが

拠り所だった、上の世代の方なんて、

胸が貫かれて、心筋梗塞起こしちゃうんじゃないかしら。


そう、この映画のひとつめのキーワードは『禁断の恋』

それこそ、精神マッチョなノンケの男でも、

幸せに結婚している女性でも、

「隠さなくちゃいけなかった」「後ろめたかった」恋心

(それが両思いでも、片想いでも)持ったことがある人なら

「越えられない」障害があった人なら(たとえ渡れなかった河でも)

もう、どんぴしゃ!だと思うの。

そして、ふたつめのキーワードは『せつなさ』

「悲しい」って言葉は説明できるじゃない?

それで、泣くことは誰にだって出来る。

「助けてくださーーい!」瞳を閉じて~♪でオッケーな訳よ。

でも「せつない」って感情は、その一瞬が「刹那」であることを知っていて

もう手に入らないことを知っていて、

永遠の記憶に焼き付けることが出来るかどうかなのよ。

だから、その感情は、人それぞれによって、価値観によって

多様すぎて、他人様には、うまく説明できない。

夕陽を見て、「あっ!日が暮れる」って思うだけの人もいるし

その燃えついていく朱色に泣けてくる人もいる。

「視覚」だけじゃなくて、くちなしの香りに、幼い頃の

記憶が甦る人もいる(『やさしさに包まれたなら』)

街で耳にしたサザンや、ドリカムや小田和正の歌に、

恋に落ちた(破れた)過去へ遡る人もいる。

その「永遠の一瞬」が、

この映画のふたりにとっての『ブロークバック マウンテン』

あの20歳のときの、きらめく夏のわけですよ。

過去に囚われてるとか、後ろ向きとかじゃなくて

その「一瞬」をいくつ持っているか、いや、数じゃないな

色濃く記憶に塗られているか、この映画が問い掛けます。

とか、カッコつけて書いたところ、あたしは仕様もないよ。

分かりやすく例を出そうと思って、真っ先に思い浮かんだのがね

20歳かそこらの頃、すんごく好きだった人がね、

あたしが「欲しい!欲しい!」と騒いだ、UFOキャッチャーの

ムーミンのスナフキンを手に入れようと

何度も何度もチャレンジしてくれたの。

「もう、いいよ」、そこまでして欲しいものなのか?

そもそもぬいぐるみは埃がかぶって嫌いだし。

でも、彼が一生懸命、レバーを回している姿

顔を押し当てたガラスに映った新宿のネオンが、

キラキラしてて、あの時の輝きは、どんな宝石より輝いてたんだ。

おえっーーーと吐き気をもよおした方、ごめんなさいね。

でも、そんなもん。他人から見たら価値もヘッタくれもないのです。

で、映画とは、だいぶ話が逸れてしまったんだけど、

映画のふたりの場合、時代やアメリカ中西部て土地柄がもっと残酷で

「同性愛」なんて知れたら、リンチされて殺されちゃう時代。

主人公のひとり、イニスは、子供時代、その現場を見ていて

「好き!好きなんだから一緒にいよう!」って無邪気に寄ってくる

ジャックに対しても、心を閉ざすしかないんだよね。

裏と表を使い分けることに慣れてしまったゲイにしたら

時代に取り残されていくカウボーイってことも含めて

ああいう不器用さは、堪りませんなぁ。

ンモォー!! o(*≧д≦)o″))「あたしが守ってあげる!!」

とにかく演じるヒース・レジャーが素晴らしい!!

20歳から40歳までの長いスパンを演じるから

当然、彼の娘も、赤ちゃんから19歳まで成長していくのね。

でも、ちゃんとその年齢に対峙する父親に見えるんだもん。

老けメイクをしなくても、「20年間娘を見守った」年輪が

彼を、40歳のイニスというか、「父親のイニス」として見せてるの。

これでアカデミー賞取れないんだもん。

ハリウッドって層が厚い。

ああ、アカデミー賞の受賞スピーチみたい。

ダラダラと、こんだけ長く書いているのに、まだ何か言い足りないよっーー。

あたしの稚拙な文章力じゃ、この映画の良さを伝えられない。

まっ いっか。早々と諦め。

もちろん、一番の被害者は、その妻たちなんだけど

そういう風にしか生きられなかった時代も超えて

ブロークバックの山々は、壮大に美しく連なっているのです。

ラストのセリフ 「I swear・・・・」 (僕は誓うよ・・・)

<(T◇T)>ウワァァァン どしゃぶりの涙。

みなさんも一緒に語り合いましょう!

レッツゴー シアター!!