年末の旅行のこと
なんだか尻すぼみに書いてしまってた。

会社の後輩が、いまイタリアで
働いているので、彼女に会いに
彼女の同期(旅行に行くまでは
1回しか飲んだことなかった仲
しかも年の差 16歳!)と
ミラノに行き、そしてパリで
カウントダウン美術館詣したんですよ。

で、パリでは4日間過ごすはずだったんですが
なぜか2日間!!!なぜ?!
いや、こんな題名の映画があったから
記事のタイトルにもしたんだけど
そもそも“恋人”じゃないし!
社内の人に、いい年した男女ふたりで
旅行すること吹聴してたのに、
誰一人として「ふたりは、もしかして
もしかして、付き合ってるの?」って
噂にもしてくれなかった!!


イタリアを満喫したあと
ミラノからパリに飛ぼうとした空港で
チェックインしようとしたら
オーバーブックで、飛行機を変えてくれ!」
「えええーーー、無理やん!!
時間を効率的に移動しようとしたから
このスケジュールにしたのに!」

「ハァ?一生懸命、こっちは
ほかの便に乗られるよう手配してるんやろっ!」
って
航空会社の人は、なぜか上からの物言い。
はぁーー英語を満足にできないニッポンジン。
そして、あんまり責任感じてないような
ラテン気質のイタリア人

そんなこんなでパリには深夜着。
一日つぶれた!

「あぁ、16歳も上だもん。
しっかりしなきゃ!」
って
気負いが入りすぎる僕に
「私のことは気にしないで
まずは自分が楽しんでくださいっ!!」

戒められる始末(完全に向こうが大人)
「私は、大丈夫ですから!」と。そりゃそうだ。
ごめん!ごめん!!
あなたに少しでも好かれたかったの。

そんな彼女が最終日
「あれっ?アレッーーーーー!!!
リュックが開いてる!!
えっ?えっ?!ええーーーー!!」


朝一番でモンマルトルの丘に観光して
こっからどこに行こうかと
ふたりで駅の路線図とガイドブックを照し合せてた
直後ですよ。

「すみません、財布盗まれました

 エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?

しかも、その日の夜の便で
日本に帰国するので、
ホテルもチェックアウトし、荷物を預け
財布も日本の仕様に戻してて
クレジットカードや会社の社員証や
ポイントカードもすべて入っている
ブランドものの高価な財布!


全然大丈夫じゃないじゃん!
もう、小銭は、捨ててもいいような
昔使ってたボロ財布
紙幣は、白いアミアミの貴重品入れ?
それで服の下のお腹に巻いておかなきゃ!

って、初めての海外ではそうだった僕も今は昔。
初心に帰らねば、と我が身も反省。

ガイドブックにも書いてある通り!
実地体験ですよ。
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いや、僕自身、まったく気づかなかった!
(全然、しっかりしてない!)
隣にいたのに、「あのときじゃね?」とか
思い返して地団駄を踏むときもないくらい
分からなかった。スリの奴敵ながらアッパレ。

その後はJCBパリに
カードを止めてもらい行ったの。
ほかのマイレージが貯まるカードばかり使うし
年会費ムダだし、JCB解約しようかな、とか
正直思うこともあるんだけど
素晴らしい!!日本人がいるJCB!
彼女が持っていたほかのカードを止めるのを
手伝ってくれたり、保険会社に連絡してくれたり
その間、僕は温かい飲み物を飲みながら
ソファに座って、日本の新聞や雑誌読みまくり。
1回だけ、なにかの手続き確認のために
「うちの会社の住所なんでしたっけ?」って
彼女に聞かれて
暗記してた住所を答えただけですよ。
それ以外、まったく役に立ってない!!
開いてて良かったJCB!!
やっぱり持ち続けますよ。

そして、(盗難の保険の申請書もらいに)警察に
フランス語で、どうやって盗まれた状況を答えるの?
そんな語学力、僕にはありませんから!

(もう、本当に役に立たない)
恐る恐る警察に行ったら
「ドウシタンデスカ?」って
日本語を話す、フランス人のイケメンポリス!!

あぁ、やっぱりこの辺で盗難に遭う日本人
多いんだよ!って、なぜか自分達だけじゃないと
思うと、悔しさも薄れ。
僕は警察の椅子に座って
出入りする人たちを観察。
あぁ、あの人は制服を着てないけど
眼光鋭いし、はみ出し者の刑事?
いきなしテロリストが入ってきて
警察を封鎖しないかしらん?
そして、あのカッコイイ警察官に
「ボクノソバニイテ!
アナタヲマモルカラ!」なんて……と
ひとり妄想タイムですよ。


帰りの飛行機で
「今回の旅、なにが一番思い出に残ってますか?」
と聞かれて、開口一番
「パリの警察!」
彼女の傷口に塩を塗るようなこと言ってしまった。
(*ノε`*)アチャー

平和ボケのニッポンに住んでて
日常生活では、自分が犯罪に巻き込まれるとか
まったく思わずに生きてるし
旅行も慣れてきて、いつのまにか緩んでた
自分の危機管理能力を、今一度引き締め直したぜよ。

彼女には怒られるけど、うん、長い人生で見たら
すごい貴重な体験だった。

あぁ、でもまた男にはついて行ってしまいそう。
パリの男に声かけられたらイチコロだよ!
僕は男で身を滅ぼすタイプだ!

イランでコロサレル!と思った話はこちら

さっき金スマでやってた銀座の母の手相。
確かに「男に貢ぐ」線が
ハッキリとクッキリと出てたし!
当たってる!