別に欲求不満じゃありませんよ。
だって今やネットを観れば
もっともっと過激な映像を観られる。

でもね、楽しみにしてたんですよ。
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

今回も前作同様の感想だけど
他人の、恋愛模様
応援したいかどうかが
ラブストーリーの醍醐味じゃないですか。

藤真利子さん、いやユーミンの呉田軽穂に対抗して
微美杏里(ヴィヴィアン・リー)さんが作詞した
柏原芳恵の『夏模様』です。


いや、自分のこと、どっかでこれは
もしかしたら、いまの日本でやってる
おかまのおじさん人生は、
白昼夢


若い頃『SEX and the CITY』に憧れ
今はニューヨークで働く
バリバリのキャリア・ウーマン

愛読書は「COSMOPOLITAN」
洗い立ての髪をヘアバンドで留めて
(イメージは『ニューヨーク恋物語』の
桜田淳子


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お金持ちのカッコいい男に見初められ
「君が俺を変えたんだ」と
後ろから抱きしめられてるのが
本当の自分なんじゃないか
、って
思う時があるんですよ。
(救急車を呼ばないで)
それで、社交界の仮面舞踏会に
参加したい!!!


だから、アメリカで若い女性に
大人気の(本当か?)
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』も
楽しみ、楽しみと、心待ちにしてたんですよ。

でも、世の中には2種類の女がいるんだよね。
自分から彼の部屋に押しかけて
「あなたのすべてが知りたい!」と言っておいて
都合の悪い話が出てくると
「聞きたくない!!」と金切り声をあげても
「おまえだけだ!」と抱きしめられる女

気になる相手に
「迷惑な時間じゃないよな」と
時間と言葉を選んでLINEを送って
「明日用事がある、ごめん」って返信が来ても
「どうして?」と聞けず
「了解!」と


スタンプでごまかす女が。

僕は後者だよ!!

仕事中に「上司とニューヨークに行くことになった」
彼の方は会議中に「ダメだ、許さない!」
「私は、あなたの従属者じゃないわ!自分で決めるわ!」
って言っておいて、色目を使う上司を
「私のことを触ろうとしたの!!」
お金持ちの彼氏を使って辞めさせて
ちゃっかり自分は「えっ?嘘?私が?」と
編集長の後釜に座る女。


もう理解不能。

どうしよう、恋愛映画なのに
ふたりともスタイルのよい裸身を
惜しみなく見せているのに
美男美女の俳優が演じているのに

どんどん、応援どころか
不幸を願ってしまう。

恋愛って、周囲の迷惑を考えない人のほうが
(終電間際の駅のホームでキスしてる
ブサイクなカップルとか)
幸せになってゆくのは、なぜ?