妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2006年05月

映画『ニュー・ワールド』


イギリスがアメリカ大陸に入植した時の戦い(インディアンからの略奪)を


描いているのかと思いきや、古典的なラブストーリー。


“運命の恋人”と信じた男が死んだと聞かされ


傍で“見守り続けてくれていた”優しい男と結婚。


子どもも出来て、「彼は大樹。木陰で休もう」と思った矢先に


かの“愛した”男が生きていたことを知り・・・要は『澪つくし』です。


名匠テレンス・マリックが映し出す自然美


(映画館の大スクリーンで観る醍醐味!と思いきや、


横浜の相鉄ムービルも一時閉館のお知らせ。新宿松竹といい(ノ_・。) 


シネコンもいいけど、やっぱ映画は大画面で観たいよ~)


ポカホンタスを演じたクオリアンカ・キルヒャーの溌剌とした輝きが見所です。



あと野性味あふれるコリン・ファレル!


普段は汚い兄ちゃんだけど、息遣いさえ伝わってくるような生々しさ。


ハリウッドはもちろん日本のコギレイなタレント俳優にはいない逸材。


実は大好きです。彼のネットに流失したSEX TAPE(いわゆるハメ録り)


世界中のサイトを調べて探しちゃったもの。えへへへ。



で、イギリスが入植といえば・・・あたし、GWはオーストラリアに行ってまいりました。


会う人会う人に「オーストラリア?つまらないよ~。また何で?」。


「えっ?しかもシドニーのみ?あたしなんて拷問だったよ」とは友人U子さんの弁。


旅する美人友達・まめっこに至っては出発直前まで


「今からでも行き先変えれば?」と(まあ、彼女は“古代遺跡好き”だし)


なにか消したい過去があるのではないかと勘繰るほどの勢い。


(って、みんな行ってるんじゃねえかっ!)


いや、自分自身でも、現世で足を踏み入れるとは思いませんでしたよ。


あたしが、まずこの地を知ったのはハウス名作劇場『南の虹のルーシー』。


どこよりも「アデレード」という街を知りました。


その後は郷ひろみと二谷友里恵の新婚旅行でしょうか?


オペラハウスの前で激唱していた「リーーーー♪」。


まあ、それが嫌なトラウマって訳ではないんですが


「オーストラリア」と言えば、新婚旅行、


もしくは退職した老夫婦がご褒美に年金旅行ってイメージ。


こんな人様の道を踏み外した人間が行く場所じゃないって思い込み。



そんなあたしの思考を変えたのは「ワーキング・ホリデー」制度。


あららら、社会から外れた人を受け入れてあげるのね~。


そういえばオリジナルの『日本沈没』(小林桂樹!)でも、オーストラリアだけは


沈み行く日本大陸からの逃避者を受け入れてあげてたっけ?


そして10年前の名作『プリシラ』!マルディグラ!


サンフランシスコに次ぐゲイの街ってことで一気にイメージ好転(暗転?)


「いつかは・・・」とホント思ってたんですよ。



そんな矢先、あたしの旅同行者キリコがですね


最近「方角占い」(合ってる?間違ってたら殺される・・・まあいいか。)


そういうのに凝りだしましてね、高い月謝払って習いに行ってるんですよ。


、「ごめん、あたし行ける場所、アラスカかニュージーランド


オーストラリアだけだ。あっ、でもパースは南西だからダメね」


キリコとは、最近欧州をはじめ寒い時季に寒い地方しか行かず


その寒さが、ふたりの心を閉ざし、喧嘩がちだったので


アラスカは「はい、消えた!」(愛川欽也)


「わーい、ロード・オブ・ザ・リングのニュージー!!」


「あっ!あたしNZは行ってるからパス。」


ってことは、オーストラリア?!


けどキリコとふたり世界一の珊瑚礁ケアンズ・・・ない!ない!


だって、この前もふたりで「脱毛」について小一時間語ったばっかだもん。


コアラ抱きにゴールドコースト?エアーズロックもアボリジニーが


「聖地だ!登らないでくれっ!」って言ってるしな~。


てっことは、ふたりでシドニーですか?「リーーー♪」ですか。


晴れて決定!!γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ


まあ、次のメールが「ホテルさ、共同シャワー?風呂付きにする?」って内容に


30を過ぎたいい大人が、そんな選択肢から始めてどうする?って一抹の不安。


「観るところ?うーーむ。特にないなぁ」とガイドブックも買わなかったしね。



キリコは2日早く旅立ち、ニュースで散々騒がれていたGW初日4月29日


ひとりたどり着いた成田空港はガラガラでしたよ。


夜の出発ってことで周りは子供連れの若い夫婦のハワイ行きばかり。


そして、その横には、どうやら夫側のご両親。。。三世帯旅行。


お金の援助が出るんだろうけど、空港から奥さん、義理のご両親らしき人たちに


敬語だよ!愛想笑いだよ!そんなんで楽しめるの?





そんな他人の苦労は尻目にJALのカウンターに並ぶと


「○○さま(本名)、本日はあいにくと満席でございまして、


ビジネスクラスに替わっていただいてもよろしいでしょうか」





はぁっ!?あたっりまえじゃないのーーーー!!!!


やだ?!JALさん。わかってらっしゃる!人の品性というものを!さすがですね。


アテンションプリーズ!いや、これで何回目かなんですよ!


ビジネスクラスへの振り替え!そりゃあ、ニューヨークに行く際


友人のダブルブッキングに「あたしも!友達なんで一緒に!」と


無理矢理ビジネスクラスにくっついて行った事もありました。


けどね。うふふふふ。やっぱ出ちゃうのかな~育ちの良さ。


嬉しくて友達何人にもメールしたら「あんた、またクレームしたの?!」って。


あたしゃ、どういう人間よっーーー。


けど、「お客様は元はエコノミーですので」とさくらルームには入室拒否。


ユナイテッドは入れてくれたわよーーーJALさんヽ(`Д´)ノ



これで楽々オーストラリアへ9時間のフライト。


眠ってなきゃキリコのテンションについていけん!幸先絶好調!!


「デザートをどうぞ」の声に、うぐいす豆のモンブラン、苺のチョコレートケーキ


2ついただきました。てへ。アテンションプリーズ!



うえーーん。・°・(ノД`)・°・ビリヤードに初挑戦したら

まったく出来なかったよ。

もうね、キューが固定しなくて、玉がスカッって。センスゼロ。

相方がずっとやりたがってて、でもやったことなくて。

でも一緒に楽しむ顔が見たくて、チャレンジしたんだけど

もう、こっちは自分の不甲斐なさに吐きそうになるし

向こうは沈黙だし。結局つまらない思いさせちゃった。(ノ_・。)

他にもボウリング出来ません。アベレージスコアは50点くらい。

これも一緒に行ったみんなが沈黙しちゃう。

あとね、車の運転も・・・これは交通法違反?

けど、車線変更出来ないんだよね。

サイドミラーに映っている他車の距離感がつかめないの。

19歳で取りましたよ、それから幾年月。数えるほどしか乗ってない。

まだマニュアルでの取得の時代だったんだけど

最後まで坂道発進出来なかったなぁ。

路上講習では履いている靴がブカブカだったので、

走りながら脱ごうとしたら

そのままアクセル放しちゃって、環状8号線で突然エンスト。

S字走行で「脱輪した」って無愛想な教官が言うんだけど、

「なに?脱輪って?輪が脱げる?ああ(ノ゚ο゚)ノ」と外に出て

タイヤをはめ込みに行こうとしましたよ。

何十時間オーバーしたんだっけな?

最後は「オンナ」使って単位取得しました(x_x;)

あと九九が七の段から言えない。これはヤバイ?

ああ、出来ないものが多すぎる。

ダンナさんの仕事でアメリカに渡っていた女友達が

出産のために帰国。で、いつ産気づいてもおかしくない時期に

突入したため、ヒーヒーフー。その前に会ってきました。

チンピラが闊歩する渋谷や新宿の喧騒は避け、丸の内へ。

結婚前の彼女は丸の内のOL。

女同士の「かわいい~」じゃなく、万人が認める美人。

学生当時は「牧瀬里穂似」と言われ(時代が偲ばれます)

結婚披露宴では、新郎側の親戚テーブルから

「あんなキレイな花嫁さんもらって・・・」と感嘆の嵐。

心が広く(MYわがままにも)、どんなことにも許容で(MY罵詈雑言にも)

あたしの泥沼人生に咲く“蓮の花”。

そう、彼女は、あたしが歩きたかった「もうひとつの人生」、そう「夢」でした。

強いて言うなら、もう少し目元口元シャープな感じの

「近寄りがたい」雰囲気の美人顔が良かったかな。

独身時代の彼女は、いつも旅に出ていた。

欧米、アジア、中近東、アフリカ・・・・・・と。

彼女に影響されて、あたしも旅行カバンを手にしてた。

(厳密に言うと、もうひとりの共通の友人にもインスパイアされてたんだけど)

彼女達と同じように、遠い空の下を、はるか彼方の遺跡を、そびえる摩天楼を

歩きたくて、語りたくて、旅してたのかもしれない。

そんな彼女は、もうすぐ出産。

ちくしょーーー、またあたしがインポッシブルな「夢」を叶えやがるっーーー。

まあ、キレイな女性が“旅”に出るのってカッコ良いですよね。

と、思ったら幻冬舎の雑誌『Papyrus』 の巻頭特集は中谷美紀。

なんでも彼女、昨秋から4回に渡って、のべ3ヶ月以上の期間

インドをひとり旅してたそうで・・・。

なぜ女優は旅をするんだろう?

古くは桃井かおりのシベリア鉄道、夏木マリのフランス

小林聡美に、常盤貴子、

そしてバックパッカーの女王『渡鬼』の四女・葉子こと野村真美。

そしてなぜかみな独身(小林聡美嬢はニッチ産業が利いて三谷夫人へ)。

「ひとり旅が出来る女性」だから「結婚しないのか」

「結婚できない」から「ひとり旅なのか」。うーん卵が先か鶏か。

まあ前者ってことにしておきましょう。

野際さんや、世界遺産の橋田スガ子にしても、旅に出るよね~。

反対に「男優」が「ひとり旅」ってあんまり聞かないな~榎木孝明くらい?

三上博史?だってあの人は「女優」じゃない。

そんな中谷美紀。ビックリ((((((ノ゚⊿゚)ノ。なにが?って、もうその文体。

黒木瞳みたいなリリカルでも、キョンキョンみたいな文学少女でも

江角マキコみたいな“自然体”押し売りでもない。

もう、そもそも女性特有のセンチメンタリズム、自己愛ゼロ。

まるで「男」!それも宝塚のオトコ役!レズのタチ役って感じ。

元々好きな女優さんなんだけど(『ケイゾク』『恋愛偏差値』)、

個人的に一気に興味を持ちまして

買いましたよ、彼女のエッセイ集『ないものねだり』。

その中で興味ある一節。

「女優の周りにはどうしてオカマしかいないのだろう?」

「男性が男性を愛するホモセクシュアルであったり、女装して男性を愛する

トランスセクシュアルであったり、男性も女性も好きだという人もいる」

と、まずは素人が「オカマ」とひと括りすることに異を唱える。

そして「女優は、ヘアメイクやスタイリストを経由してオカマの世界に

足を踏み入れる」と分析。

上っ面の言葉の世界のなかで、女優という観察眼で

相手の腹の内を見透かしてしまうジレンマ。

そんな中「あんたの最近のCMブスね、整形した方がいいんじゃない?」と

遠慮がないオカマたちの物言いに

「人間として接してくれる」という安心感が女優には生まれるのではないか。

逆に、オカマはショービジネスが大好きでミーハー。

加えて人生の大半を演技しながら過ごしているということから

女優に共感するのではないか?

強いては「あたしの方が演技上手いのに」と思ってるのではないか?

総合的に、性的マイノリティーゆえに受ける差別や失恋から味わう辛酸と

絶えずいろいろな役を通り過ぎては消えていく女優の孤独とが

上手い具合に手を取り合うのだろう。 ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

これ、女優のエッセイですよ。

まるで「オカマの中の女優性」「女優とはなんぞや?」を説く

ジェンダー論、いや芸術論の論文みたい。

いや、盗作(倒錯)して、あたしの卒業論文にしたかった。

こんな具合に論理的に、淡々と進められていく文筆。

うーーーん、中谷美紀。これから注目していく逸材かも。

映画→ブロードウェー舞台大成功→再映画化の『プロデューサーズ』

うーん うーん。すごく楽しいお話ではあるんだけど

これは「映画」なのか?o(-_-;*) ウゥム…
たとえば、大好きなユーミンのライブ。

DVDで観ても、あの臨場感と興奮は伝わらない。

この『プロデューサーズ』も舞台をそのまんま映画のカメラで撮っただけ。

映画としての「楽しさ」がないんだよね。

もちろんゲイの演出家のくだりとかは面白いし、

一曲終わるごとに、つい拍手したくなる。

宣伝している唐沢寿明はマシュー・ブロデリックが演じたレオ役を

演りたいだろうよ。楽しかっただろうよ。

けど、これを「映画」評論家であるおすぎが褒めるのが解せないな~。

ただ、話の内容が解ったので、次回ニューヨークに行ったときは

ぜひとも「舞台」を観に行きたいな!

で、これは「男の友情」を描いた映画なんだけど

知人・友人にも誤解されてるかもしんない

あたしは、「男」と喋るの苦手です。

いや、「男」として意識してるから苦手ってわけでなく

こんな「非生産的」な話(芸能・皇室etc)をしても「(相手は)つまらんだろう」と

一度脳で考えてしまうと、固まってしまうのです。喋りもテンションも。

だから、よっぽどのことがないかぎり「男」と2人きりで

ご飯食べに行ったり、飲みに行ったりせん“身持ちの堅い”オカマです。

いや、「狙ってる」男とは、ガンガン行きます

(なんで狙われてる方、誘ってください!って行くか?!)

頭の中は逆に“計算”だらけで、饒舌になりますよ。てへへへ。

だから「男友達」と言える人も(女友達と較べて)少ないかもしんない。

そんな貴重な男友達のひとりが、事故に遭って、本日お見舞いに行ってきました。

あーーー良かったヘ(゚∀゚*)ノ。 元気そうで。

けど、ふと思った、そんな男友達に会いに来たというより

その奥さんに会いに来たんじゃないかって。

彼が結婚したことで、初めて面識を持つようになったんだけど

今じゃ、その男友達と電話で喋っていても

「○○ちゃん(奥さんの名前)に替わって!」って。

そう考えると、あたしが仲良く交流し続けている男友達の条件って

その奥さんと親しくなってるかどうか・・・・・・。

いや、あたしが「大好きになるような」女性を「選んでいる」男だから

人として「信頼できる」のであって、やっぱ男友達自身も大切。たぶん(*゚ー゚)ゞ

お見舞いに行ったのに、またまた「芸能人の誰々は○○なんだよ」とか

病気の治癒には、何一つ関係ない(むしろ病状悪化?)話を喋り続けてきたんだけど

ホント、快復に向かっていて良かった。(o^-')b

うーん、それにしても今の病院は、若い男の「看護士」さんが多いなあ.。

あたしも病気になって入院して・・・

「患者さんを好きになっちゃいけない、

けどキミ(あたしデース)は俺にとって特別な患者なんだ!

俺のために生きてくれっ!」なんて言われたいなぁ・・・.。

.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. ああ、甘美な妄想。

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