徹子:本日はインターネットの世界で
日記などを書く、今人気のブログというもので
500回の更新をお迎えになられたマリリンさんをお招きしています。
あたし:こんにちは。前回も400回目のときに 出させていただいて。
徹子さんこそ31年も続けてらして。本当に尊敬してます。
徹子:いつも口に出してありがとうとは言っておりませんが
スタッフの方が、番組を大切にしてくれたお陰です。
みなさんが続けてくださるっていう限りは
100歳まで続けたいんですよ。あなたは?
あたし:あたしは、そんなに長生きできませんけど。
読んでくださる人がいる限りは、続けていきたいです。
本当に読者の方には、感謝しても足りないくらい。
徹子:お背が高くいらして、あなた何センチでらっしゃる?
あたし:180センチです。
徹子:あら、まぁ、本当に、高くてらっしゃる。
見てくださってる方に、想像以上に大きくてらっしゃるんですよ
って、伝えてるんですよ。
あなた、大変小さくなって座ってらっしゃるから
キャメラを通してだと、みなさん分らないと思って。
もうお亡くなりになってしまったけど
きんさんぎんさんのきんさんって1メートル60センチあったんですよ。
あたし:そうなんですか?
徹子:当時の女性としては大変大柄な方だったんですが
あの方も、いつも座ってらっしゃるイメージだったからねぇ。
それにしても、あなた本当に細いのねぇ。
何かやってらっしゃるの?
あたし:ヨガを週に一回やってるくらいで
あとはなるべく歩いたり、階段昇ったり。
徹子:あら、まぁ。ヨガをされてるの?
あたしも水中ヨガが得意なんですよ。ご存知?
あたし:昔、『ザ・ベストテン』で見ました。
最近、友人と会ってても、健康の話が多く出るようになりましたね(笑)
徹子:あたしもジャイアント馬場さんに教えてもらった
スクワットを寝る前に80回やってるんですよ。
健康が一番ですからね。でも本当に細い。
ちょっと触ってもよろしいですか?
あらスゴイ!みなさんお分かりになります?
あたし:もう少し筋肉とか体力面でもつけた方がいいんですが
このキャラでデブでハゲで・・・って髪の毛はこの先自分では
どうにも出来ないと思うんですけれど
太っててハゲてちゃ、やばいかな~と気をつけてはいます。
まぁ ゲイの世界、太ってても「デブ専」「イモ専」とか
逆に需要があるんですけどね。
徹子:わたしは頭ツルツルがいいんですよ。
そういうと、みなさん笑うの。
で、あなたはそのブログ、っていうんですか?
その中で「徹子の部屋」コーナーを設けてくださってるって
聞いたんですが?
あたし:もう何回かやらせていただいてます。
小さい頃から、出演することが憧れで
暇さえあれば、ひとりで妄想してたんですよ。
徹子:オダギリジョーさん、最近ご結婚なされましたが・・・
あの方も、昔自分のホームページで「オダジョーの部屋」って
いうのをなされていて、以前ご出演なさったときに
コマーシャルへの仕切りもやってくださったんですよ。
あたしなんかよりとてもお上手で。やってくださる?
あたし:お話の途中ですが、ごめんなさい、コマーシャル(笑)
CM
徹子:みなさま、本日はブログで500回を迎えるという
マリリンさんを迎えてお話しを伺っています。
あなた、一番最初に出ていただいたときに
痔になられたお話を、その次は
脱毛のお話をしてくださったんですけど
今日は、別のお体のお話を・・・
あたし:ハイ。あたし実は右耳が聴こえないんです。
浜崎あゆみさんもブログで発表されていたんで
じゃぁ、あたしは徹子さんに報告しようって。
徹子:まったく聴こえにならないの?それはおいくつのときに?
あたし:小さな頃、生きるか死ぬかの病気をしまして
その時の高熱か、薬の副作用のせいかと思うんですけど
物心ついたときには、すでに聴こえなくて、
あたしは普通に、耳っていうのは音が左から入ってきて
右に抜けていくものだと思ってたんですよ。
左耳押えちゃうと、もうまったく何も聴こえませんね。
徹子:あら、まぁ。今はこうやってあたしがあなたの左側に
座っているから、お聴こえになってるんでしょうけど
あたしが何か喋りますから、左耳を押さえて聴いてみてくださる?
あたし:口の動きで分かります(笑)
だから小さい頃から人の口の動きや、顔をすごく見てたんで
この人、今は気にしてないって言葉では言ってるけど
目が怒ってるとか、目が笑ってないとか、気づく嫌な子どもでした。
徹子:病院とかは行かれたり、何かおやりになられたの?
あたし:あまりにも、あたしが返事をしなかったり
人の話を聴いてないんで、
ってこれを理由に聴こえないふりすることもあるんですが
ある日、親が怒ったんですよね、人の話を聞け!って。
で、だって聴こえないもん!ってあたしが答えて(笑)
徹子:お父様やお母様も驚かれになられたでしょう?
あたし:ハイ。そっからはもう日本中の病院めぐりです。
耳って鼻と通じているんで、鼻からいろんな管を通したり
超音波で、大音量を流したり、
聴こえないんだけどその音の振動で耳が痛くて
それだけは、ツライ思い出ばっかでしたね。
でも、もう二度と治らないって諦めて。
まぁ、生きていくのに支障はありませんし。
徹子:こうやって喋っていても、何も分りませんものねぇ。
あたし:はい。絶対人の右側に立つとか
3人以上になったら座る位置とか気をつけますけれど
目に見えることじゃないので、知らない人は気付かないですし
友達、それこそ家族でも忘れてますよ(笑)
車の助手席が一番困りますね。
聴こえない方の耳が運転席側で
運転している人は前をまっすぐ見ていて口も読み取りづらいし
だから絶対ナビゲーターとか出来ません。
徹子:あたしこう見えて、車の運転はすごい上手いんですよ。
あたし、お酒は飲まないでしょ?だからどこに行くにも車で
抜け道もたくさん知ってますから、
隣にお座りになられても大丈夫ですよ。
あたし:あと人間ってクルクル回ると、耳で調整するらしいんですよ。
その機能が欠けているんで、車とか酔いやすいです。
日光のいろは坂とか、もう絶対ダメ。
だからドライブは苦手です。
徹子:でも、なんでも逆に良かったこともおありになるとか。
あたし:さっきも言ったように、聴こえないふりとか(笑)
左耳を押さえると、それこそ音のない世界なんで
受験勉強のときとか、集中できましたね。
今も仕事や何かで、集中しなきゃいけないときは耳を押さえます。
徹子:でも、あなた妄想をおやりになるときも
ほかの音、まったく聴こえにならないんでしょ?(笑)
こんなこと、聴いて失礼にあたるかもしれないんですけれど
音のない世界ってどんな感じでらっしゃるの?
あたし:昔、バミューダってところで宇宙飛行士みたいな
ヘルメットをかぶって、海底を歩いたんですよ。
そのときに、ああコレだ!って。
そしたら『愛していると言ってくれ』ってドラマで
豊川悦史さん演じる耳が不自由な役の人が
「海の底にいるみたい」って言うセリフがあって
脚本家の北川悦吏子さん、分ってるなぁって感心しました。
徹子:あの方のドラマは、障害を持たれてる主人公が多くて。
あたし:そうなんです。北川さん自身も障害者手帳かなんか
持ってるほどお身体が弱いせいか
障害があっても、それでも幸せな人生は幸せっていうのを
ドラマで描いてらして、すごい感銘受けます。
徹子:両方のお耳が聴こえない方はたくさんいらっしゃるし
もっと大変な病気と闘ってる方もたくさんいますしね。
あたし:そんな大変な思いをされてる方と較べられちゃ
申し訳ないんですが・・・
もちろん、片耳を酷使してるので、そっちの耳も
聴こえなくなる可能性がある不安はあって、すごく怖いですし
日常生活で不便ではあるけど、不幸ではないですよね。
こんなあたしが言うのじゃ、あれなんですけれど
病気や障害はつらかったり、苦しいですけど
それを「不幸」「かわいそう」で片づける映画やテレビ、小説は
好きじゃありませんよね。
徹子:あたしがユニセフを通して、出会う子どもたちの中には
薬や水さえあれば助かる病気で苦しんで子どもたちも
たくさんいるんですよ(涙)
だからって、彼らの心が幸せかどうかは
あたくしたちが決めることじゃないですもんね。
あたし:周囲でも、本人や、お子さんが病気などで
日々闘っている人が何人もいるんですけど、
あたしも、幼いころ気管支の病気と闘って生き抜いて
こんなに性格悪く、今もふてぶてしく生きてるんで大丈夫!って
思いますね。まぁ、こんなおかまになってもらいたくないだろうけど(笑)
徹子:本当に今日はありがとうございました。
あと、1月20日で、ブログも丸2年を迎えられるそうで。
1000回、10年、20年とこれからもますますの
ご活躍期待しています。お大事に。
あたし:ありがとうございます。
ルールルルルルル~♪