妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2009年01月

みなさま コメントありがとうございます。
追って返信しますねん。

ヤバ、こりゃ、仕事の片手間に書き逃げできん……
(仕事中にブログ更新するなって
社会人としての問題は置いといて(゚∀゚;))
ってことで、改めて連休中に書きます。
今日は、トラブルネタを。

今回、行き先はタイにしたんだけど
彼が香港に行ったことがないってことで
経由して、帰りに寄ってきました。

それもいけなかった。あぁ。
香港は鬼門。

出だしから暗雲は垂れ込んでたのですよ。
行きの成田で「ご家族じゃないので、席離れていいですね?」
そりゃぁ 飛行機の中では眠るつもりだったから
離れるのはいいけど、「ご家族じゃないので…」って
サービス業として不要じゃね?


まぁ そこは大人なんで(っていうか言い返せないので)
香港に着いたのですが
その利用K航空会社の地上勤務の人たちがストをはじめ
タイへの飛行機が飛ばず香港の空港で足止め。

職員の人たちに、いつ飛ぶのか聞いても
「わからない」の一点張り。
数時間が経ち、「今日中にタイ行けるのかなぁ?」
沈むテンションを上げようと
ごはんを食べに行ったときに、ふと見上げた搭乗案内
今まで変化のなかったK航空会社の飛行機が一斉に
「搭乗最終確認」のサイン。ヤバ━━━<(ll゚◇゚ll)>━━━!!
ふたりで搭乗口まで全速力で走りましたよ。


ハァ、ハァ まぁいっか。
ここで、今回の旅行の悪運を祓ったと思えば……

いやいや、そんなことで美しい姫の呪いは解けなかったの。
タイでの地獄の一週間が過ぎ
最後の最後、香港から日本へ戻るチェックインを終え
いざ、出国ゲートへと向かおうとしたとき
「NO!」
行く先を阻まれるあたしたち。
「なに?なに?あたし麻薬なんて持ってないよ~!
美しさが罪なだけの、ただのおかまなんですぅ~」と
目で訴えるも、「NO!」
チケットを見ると、そこにはなんと違う名前がっ!
「誰じゃ?コレ?」

K航空会社のカウンターに走りこんで
チケットを見せ、変更を願い出た瞬間
カウンターのお姉ちゃんのポケットで着信音が。
そしたら、彼女、キティちゃんのストラップかなんかついた
自分のケータイ電話を取り出して、おもむろに喋りだしたの。


ちょ、ちょっと待ってよ、ねぇ♪(『メタモルフォーゼ』)

あんた仕・事・中でしょ、
友だちとしゃべりながら、搭乗手続きなんてしないでよ!

あんたもしかして、ゆとり教育世代?(って香港にあるの?)
それにさっき預けたスーツケースは間違った名前で
運び込まれてるわけでしょ!

そっちはどうすんの?って聞いたら
「(うっせぇーーなぁーー、と絶対思ってたハズ。
顔に出てたもん。)ノープロブレム!」


嘘!ウソ!絶対ノープロブレムじゃない!
問題大アリよ(`Д´キ)


そして悪い予感は的中!

見事に人生初のロストバゲーーーージヽ(`Д´)ノウワァァァン
いやーー凹むわ、ロストバゲージ。
あーーぁ みんなへのお土産が、洋服が、思い出が_| ̄|●
なーーんも乗ってないターンテーブルがくるくる回り
誰もいないロビー。

茫然自失のあたしに、税関職員はタバコの徴収税要求。
ヤバっ!税関申告書書くの忘れてた。

トボトボと外に出ると
「どこ行ってたんだよっーー」
待ちくたびれた彼の顔。
「えっ?!タバコの税金取られたの?なにやってんだよー
あーーぁ 日本で買うのと一緒じゃねえか」


って、ハァ?ハァ?はーーーぁ?
あんたのタバコじゃん!

あんたが多く買ったから、あたしに半分持たせたんじゃん!
犯罪だよ、犯罪!国家詐称罪だよっ!
あたしは人生でタバコ吸ったことねぇんだよっ!
1500円ぽっちで、みみっちいなぁ。
あたしはカバン失くしたんだよっ!
それについてはお悔やみの言葉ねえんかいっ凸(*`Д´*)

このとき、ハッキリと決意したね。
この何ヵ月迷っていた言葉。「別れよう」って。

(根本的な問題は、もっと別で、それはまた後日)

そもそも半年振りの香港は、ますます中国化しており
どこもかしこも中国人。
北京五輪の人海戦術を思い起こさせるほどの人でした。

でーーーホテルを2泊ネットで予約してたんだけど
フロントでいきなし
「こちらの不都合で部屋がいっぱいなので、
1泊目は別のホテルへお願いしたいんですが…」

連れていかれた別のホテルは、
むぅーーーーーーーっん、
場所はイイケド、寝室とリビングもあるけど
これってしょぼくね?古すぎね?しかも禁煙ルームだし。
彼に喜んでもらおうと、せっかく選んだホテルだったのにぃ。
納得いかないまま迎えた別ホテル。
翌朝ピンポンピンポン鳴らす音。
「ホテルへ連れて行くから、早く用意しろ」

へっ?今何時?朝の8時じゃん?!
昨日お昼の12時に迎えに来るって言ったよね?
「ムリ!あと1時間で用意するから待ってて!」
いきなし不機嫌になるホテルの従業員。
仕方なくシャワーも浴びず、着のみ着ままで出るあたしたち。
で、着いたホテルでは
「まだチェックインできません、3時間後に来てください」
「ハイ、次の人~」。ス、スルーですかい?そんだけ?

パキーーーン キレタ-wヘ√レ(`Д´)wヘ√レv-!!

「いいよ。納得ゆくまで、戦ってきて」

彼はじつは温和な人で、人と争うようなことはキライなんです。
でも、この10年、横でブチ切れるあたしを見て来たので
この後の展開を読んでたのですね。

んじゃ、行ってまいりまーす。

「エクスキューズミー!エ!ク!ス!キューズミー!!!!
金返せっ!じゃなきゃ上の人間出せっ!!」


ええ、クレーマーですよ。
ここで第二の満州事変が起きてもいい。
反日感情再燃してもいい。
英語と日本語でまくしたてるあたしに困ったフロントは
とうとう呼んでくれました。日本人担当者。

で、クレーマーの極意として、ここは冷静に
「こちらもネットで予約しましたし、年末年始の繁忙期
間違いが起こるのはいたし方ありませんが……」
丁重に、冷静に「青き炎」作戦ですよ。


で、あたしは勝った!
(もう勝った負けたの問題にしてるところが
悪質なクレーマー?)
その晩は、すごい上の階のスイートルームに
すぐにチェックイン!

扉を開けると…ビジネス仕様
妄想特急

さらに進むと寝室っーーその先にバスルーム。
妄想特急

部屋からは対岸の香港島が。
もしかしてビクトリア・ピークとか行くより
ここで見れば良かったのか?
妄想特急

エグゼクティブラウンジ使用OK
(ジュースやコーヒー飲み放題)
翌朝は上階レストランでの朝食つき!!
料金表みたら、あたしの2泊分の3倍のお部屋!

もちろんあたしが要求した訳じゃないよ!
あたしはただどうしてこうなったのか説明を
して欲しかっただけなんだよ、マジで。
日本人担当者の方はあまりに真摯な対応で
逆に萎縮しちゃったもん。す、すんません。
あたしってばモンスタークレーマーなの?!
って。

ただあたしはすぐに感情を爆発させて
当り散らすので、彼は今回の旅でトラブルに遭うたびに
「またかよ~」とゲンナリしてたハズ。

ほーら、そこにも恋のひび割れが.:(ノ∀ ;):.
神様のいぢわる!って自分のせいか。

そんな配慮をしてくれたからって訳じゃないけど
その香港のホテルは場所も部屋も、ほかのスタッフも
すんごーーい良かったよ。

ここまで文句書いて、なにを今さらとお思いでしょうが
予定通り2泊泊まりたかったし、また泊まりたいし、
みなさんにもおススメ!!

いやマジで。だから名前も書いちゃう。
ホテル・パノラマbyロンバス。

ホテルの屋上は開放されていて
帰国日の朝焼け~。
明けない夜はない。


妄想特急
妄想特急

この先香港に行くことがあったら……だけど。(≧▽≦)

でも、あのK航空会社はもう利用しない!


い、いまさらながらですが(゚∀゚;)

あけましておめでとうございます。
*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*
みなさんにとって良い年でありますように

今年もよろしくお願いしますm(u_u)m

えっ、えっと(ノ∀`*) あたしのほうは

「じつはね、この成田エクスプレスのチケットじゃないんだ。
ここでサヨナラしよう」


「もう連絡しないから……、二度と会わないから……。
10年間ありがとう。
ねぇ、あたしは、あなたにとって少しは思い出になったのかな?」


人目を気にする彼が、成田空港駅のホームで
あたしの手を放さないのが、
そんなことが最後にうれしかったんだ。


鳴り響く発車ベル。無情に閉まるドア。

なーーーんて、ひと昔、いやふた昔前の
トレンディドラマのようなお別れ。
史上サイテー最悪の年明けでした。にゃは。

そもそも、今回の旅は、行きの飛行機から
自分ではどうにもならん不測の事態に見舞われ
それからの一週間泣いて、喚いて、
もうぐっちゃぐちゃになるあたしを暗示してたのかも。

唯一の幸せな時間が、
今回のタイトルの小説の舞台にもなった
バンコクのオリエンタルホテルでのランチ。

妄想特急
妄想特急

美味しかった~。
そして、お金で買える「幸せ」って
絶対あると思う。
そしてお金で絶対買えない「品格」を身につけたい!と
このホテルに来るたんびに強く思います。

辻仁成が中山美穂への熱情で書き上げた
究極のナルシスト私小説(でも泣けた)『サヨナライツカ』では
報われぬ恋人同士が
「最期に思い出すのは、“愛した記憶”か
“愛された記憶”か?
」を問うているけど
あたしは、“愛した記憶”だな。
っていうか、“愛された記憶”ないんですけどぉ~。
我が人生悔いアリ。

どうしてこんなことになっっちゃったのかなぁ。

カウントダウンで、
3!2!1!サワディー・ビーマイ・ナ・ハ !


妄想特急
妄想特急

「仕事がんばりますようにっ!」なんて
世界平和より、恋愛より先に
「仕事」のこと
一番に願っちゃったからかなぁ?

神様のいぢわる。

2009年、当ブログ『妄想特急』は
あたしと彼が異国の地バンコクで
繰り広げた“仁義なき戦い”
幕開けデーース。


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