妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2010年06月

つぐみのすきなもの

「おかあさんの眉毛」

ェエェェエΣ(´д`ノ)ノェェエエエェ
怖いじゃん。あの(松雪の)眉…

『新参者』で加賀(阿部ちゃん)が
清瀬の娘(マイコ)に
「秘書姿より、作業着が似合う」って
言った時と同じくらい
ウソ━━Σ(-`Д´-;)━━ン!!って
テレビに向かって叫んでしまったよ。


今回は泣いたりはしなかったのだよ。
まぁ 「泣く」のが「いい」ドラマってわけでなく
しみじみじと、しみじみと,静かに
最終回を、奈緒の、つぐみの、葉菜の人生を
見送っていました。見送っていました。

(「治るでしょ?治るでしょ?」
「つぐみを見つける、見つける」
同じ言葉を“2回繰り返す”のって
つぐみちゃんは可愛いし
奈緒は愛情あふれてるし、葉菜は雰囲気あるし

「これって、イケテルんでないかい?!」
あたしも見習おう!と
早速仕事で(2回繰り返し)やったら
「ウザい!」と
注意勧告受けちゃった。
てへ)

「内緒なんだけど、楽しかったの。
あなたと逃げてるの楽しかったの。
死ぬ前に走馬灯見るの楽しみ」
と葉菜。
駿輔が30年前の事件の核心をついたときは
ダークサイド田中裕子
(例:『もののけ姫』のエボシ御前)
が現れましたが……
幼い奈緒の犯行だったのか。
(奈緒って、放火、殺人、誘拐と
じ、じつはかなりドキュンだよなぁ)

「そういうの、男の人の幻想です」
ううん、父親だったら違和感あるけど
“母親”なら子どもの罪をかぶりそう。
「男と女ともう一種類 “母親”」
おーーーい!“おかま”をお忘れですよ!高橋昌也さん!!
「わたしたちはここにいまーーーす!!」by彼女たちの時代

とりあえず人気者の出演押さえましたーーって
ドラマにありがちな 主人公の後付けの職業。
(だからキムタクはなにをやってもキムタクと言われる所以)
心に残るドラマは、キャラクターがきっちりできてるから
職業にも意味があって

奈緒の「渡り鳥の研究者」っていうのが
最後に、テーマに、見事に合致したよね。

「渡り鳥は、ひなの頃に見た星の位置が
生きる道標となるのです。
信じてます。
いつかまた私たちが再び出会えることを。
いつかまた手を取り合う日がくることを。
幼いころに手を取り合ったことが道標となって」


トヨエツ主演の『青い鳥』にしても、
(あっ!これも「鳥」さんだ)
離れた親娘は
夜空の星を目指して生きていくのだ。


誰かと出会ったことによって
昨日までの自分じゃなくなる。

もう戻れない道、繋がっていく未来
それが転がり落ちるのか、幸せなのかは
分からないけど。突き進むしかない。

あたしは、それこそが「ドラマ」だと思うし
この『Mother』は、まさに「ドラマ」

子役の愛菜ちゃんをはじめ、久々に「役者」の力を
堪能できるドラマだったよ。


「チアガールが立ち上がーーる」

「いっ 一回はあったのね?」

「しつこい!」


今日も一日友人とお題は『Mother』で
メールやり取りしてるあたしです。


「おかあさん 見てて!
つぐみ 自分で帰れるから!!」 

年齢バレバレなんだけど(隠してない)
ケータイが一般の人に一気に広まったのって
あたしが新入社員1年目くらいのとき。

大学のお金持ち先輩が、トランシーバーみたいな
ケータイを持っていたけど(遠い目)

なので、「教室にケータイ」とか
そういうシチュエーションって想像がつかない。


学生時代にケータイなくて良かったっーー!!
そして学校の教師になんなくて正解!!

(じつは「なりたい」と思ってた時期アリ)

「おめえぇら 全員死んじまえっ!!」
観ているあたしが「命の重さ」を全然分かってない
『告白』

オープニングのやりたい放題、
メールが飛び交うホームルーム風景に

「娘は事故で死んだのではなく
このクラスの生徒に殺されたのです」

告白より あたしはいっそ
「今日は、皆さんに殺し合いをしてもらいます」
『バトル・ロワイヤル』のほうが
頭によぎったもの。

まぁ、彼らは心の「殺し合い」をする訳ですが…。
きっと、あたしが教師なら、あんなに静かに
復讐を仕向けられない、その場で
ぐわっーーーって怒りを爆発させるだろうな。

とにかく松たか子が素晴らしい!!
あたし、彼女ってそんなに好きではなかったんだけど
この映画で一気に「女優!女優!!女優!!!」
彼女の持って生まれた品性が
ただの復讐譚にしていないのだ。

「なーーんてね。」(このセリフは映画を観てのお楽しみ)

そして、「悪意」。
きっと、この映画を観た人は
「生理的に好きではないけど、映画としては好き」って
人が多いんじゃないかな。

中島監督が描く世界に「悪意」が満ちてるから。
そして、それは映画として、美しくもあるから。

(本当にね、原作者も大満足の映像化だと思う)

そりゃ、「意志」を持つ「悪」は怖いけど
あたしは、やっぱり「悪意」のない「悪」が
いちばん怖い
(ウェルテルや少年Bの母親)
もちろん、自分もそうかもしんないけど
世の中に、たくさんいるじゃないですか?
まったく意識なく、人を傷つけたり
追い詰めていく人って。

そういう人に限って「自分は善人、正しい」って
信じてるもんね。それが怖い。


あたしは、この映画を観て、
そんなに後味悪くなかったんだ。
それは松さんや、生徒たちの俳優の力
そして中島監督のパワーによるところが大きい
んだけど
周囲に流されちゃうこと、悪に魅入られるところも含め
自分の“悪”を見つめて、管理しなきゃ
、と思えたから。

うん、10代の頃に太宰治の『人間失格』を読んで
ぐわーーんと打ちのめされたのと似た脳内衝撃。

「なーーんてね。」

「別の空気に当たれば…」
友だちが連れ出してくれたのが
毎夏レコード会社が主催する
a-nationでの
東方神起のライブパフォーマンスを映像化した
『TOHOSHINKI THE LIVE ~a-nation2006-2009~』

ちょっと、それは空気が違いすぎるのでは……。

こ、怖い。

でも杞憂でした。
場所がTOHOシネマズ六本木だったこともあり
お客さんは、かなりキレイな人が多かった。ほっ。
映画館内で赤いペンライトを振ってる人も
心なしか少なかったよ。
それが見たかったのにぃ!!

それより、映画館からスゴイ華やかでオシャレな
女性がわんさかわんさか出てきて
なんだ、この香水(百貨店1F)の匂いは?!

ビックリしたんだけど
『SATC2』を観に来てたお嬢さん方だった!!
ほかの映画に来ている女性より
洋服や靴の値段が0ひとつ多い感じ。
六本木だからかな?
みんなこの後「サマンサ 変わらないね~
でも、あたしはやっぱキャリーかな?」とか
ガールズ・ト―クに花咲かせるんだろうな。

土曜日は、ワールドカップの日本戦もあり
サムライブルーのユニフォームを着た人も
大量に出没してて 

『SATC』もどき、トンペン、
六本木はなんだか大変なことに。
方位磁石を置いても、
正しく北を指し示さないような、
怪しい磁場が出来てたよ。


で、フィルムコンサートのほうは
東方神起は歌も、踊りも
ライブだと、さらに魅力が増すんだね~。

年を追って見ていると、最後の方(2009年)とか
ちょっとメンバー同士の距離が離れていくのが
なんの事情も知らないあたしが見ても分かるのが
寂しかったなぁ。5人揃うと輝き5割増し。

すんません、トンネタは、「新参者」なんで……。

てな訳で『新参者』最終回。
すごいコテコテの真犯人と動機だった…。
そしてその事件の背景も。
東野さんの原作は読んでないんだけど
事件そのものより、事件に関わっていった
証言者Aとか、容疑者Bとか 
通常のサスペンスやミステリーでは
脇役で終わってしまう人たちにも

「人生はあるんだ」と描きたかったのかな?
あたし的には
「若手は、ベテランと共演して芸を盗め!」
心底思ったドラマだったよ。
あのスティック溝端くんが、
こんなに成長するなんて…(涙)


そうだ!スティックで思い出した(≧▽≦)
土曜日、友だちを待っててスタバでお茶してたら
すんごいオーラが!!
横を見たら すんげーーキレイで背の高い妊婦が。
伊東美咲ちゃんでした。
後光が差しているっていうか、
銀河鉄道999の蛍の星みたいに
体から光を放ってた!!

やっぱり芸能人って、演技力じゃなくてオーラなのね。

ここ10年でいちばんの落ち込みが
来ているはずなんだけど、
元々の「底が浅い」のか。


毎朝会社に行って、話して、笑って
仕事して、夜帰って、テレビ観て
普段と変わらない毎日が過ぎていきます。


取引先の男の子ふたりが
「元気出しましょう!」と
飲みに誘ってくれて
夜9時のスタート、
そして場所は、あたしの自宅駅。
そんな優しさ(営業の接待力?)に
心の寿命がまたひとつ延びていきます。

あたしは「生き抜く」

ナカジに恋焦がれることを気づかれ
自分を傷つけてしまったリンダ(玉鉄渾身の演技!)
やり方は間違ってるけど
「生きて、生きて生き抜け!」と
反面教師にさせてもらいました。

(ただ親の前で「リンダ!リンダ!」と呼ぶのは…
みなさん、もしあたしが入院して、お見舞いに
来てくださるようなことあっても、
「マリリン!マリリン!」と叫ばぬように。)

リンダを庇う訳じゃないけど
あたしとかは、思春期と同時に
同性愛というアイデンティティに気づき

「世界中に(もちろん親にも)拒絶されるのでは?」
「一生隠していかねば…」

恐れ、迷い、ガラスの十代を過ごしてきた訳ですよ。
それこそ自意識の塊ティーンエイジャー
「誰からも愛されない」のでは?と孤独にさいなみ
好きな人に「愛の言葉」を発することもできず
「消えて泡となりたい」と叶わぬ恋に身を焦がす
人魚姫に自分を重ねてた訳ですよ(図々しい)。


まぁ そんな時期を過ごして、
30歳も越え、ふてぶてしくなり(嘘)
その寂しさや戸惑いを隠すために
“暗闇”を“光”で飛ばすように
毒や笑いで、身をまとい
サバイブしてきたんだ。

生きてく術として。
でもこれは、ゲイとか男とか女関係ないこと。

だけど、リンダは30前にして、はじめて
その壁にぶつかってしまい、なす術がなかったんだよ。
経験や耐性を持ち合わせてなかったんじゃないかな。

それでも、好きな人に泣かれて、看取られて
ゲイとして、すんごく幸せな天命だったのでは?

まぁ、桐子と別れた後、ハルにすぐに乗り換える
ナカジにまったく魅力を感じないんだけどね(笑)

今までの北川悦吏子さんの作品に出てくる
ヒロインや登場人物たちは、
そしてブログからあふれてくる
北川さん本人のパーソナリティーは

(あたしの思い込みかもしんないが)
「大切なもののためには、傷つきながらも
(でも周囲の人は傷つけない)
まっすぐに走って、ぶつかっていく」イメージ
なんですよ。

その正直さに、潔さに、胸を打たれてきた。

だから 今回のハル、ナカジ、ピーちの
自分にとってなにが大切か分かってない姿には違和感。

傷ついても、誰かを愛したり、夢に向かうおうとする人は
彼らみたいに自分を傷つけたり、
自分に嘘なんてつけないと思う。

来週は最終回だけど、まだ終わってないけど
そんでも北川さんのきらめくセリフが、
好きな人の元へまっすぐ飛んでいくような
そんなドラマが、今度は観たい!!


あっ!常盤貴子さん主演で
テレ朝でスペシャルドラマやんだよね~。楽しみ!!

「う、うま年よね?」
「昭和29年生まれよね、そうよね?」


で、もう一気に涙腺ダム 放流。

いや、去年亡くなった友だちのこと
思い出しちゃったり
家族がいないあたしの場合
看取ってくれるのは
友だちの可能性大
なので
「長いような短いような
いろいろあった」
「いろいろありました」

高畑さんと田中裕子さんのやり取りに
うううぅぅっ。と。
「ダメよ、絶対ダメよ
娘に知らせずに逝くなんて」
「一日あればいいの、大事な一日があれば
それで十分」

……あたしも片思いのときはそう思ってたのに
いつのまにか、欲張りになってた…。


その後見舞いに来た奈緒(松雪)に
「帰りに 食堂に寄って行きなさい」
入院してた父の元を訪れてたときのこと
頭によぎってね、

神奈川のガンセンターは立地が離れていて
土日にあたしが病院に行くと
「忙しいんだろ?もう行って大丈夫だから
そんなに来なくても平気だから」と
自分が病気になっても
子どもの心配ばっかしてた。


そして、そして懲役1年
執行猶予3年がついた奈緒の携帯電話には
非通知の着信履歴がズラリ、と。

「母性を持ったのが罪」って言葉に
「男に、愛情を持ったのが罪」って
またまた無理やり自分にリンクさせたり

施設で楽しそうに遊ぶ怜南に
「忘れなきゃいけないんだね
つぐみ忘れたから、楽しそうだった
あんなに笑ってた」

自分がいなくても、続いていく怜南ちゃんの人生に
うれしくも寂しさを感じたり

これも、自分の恋愛に結びつけたり…

どんだけ、<自分>に無理やり重ね合わせるんだ!って
勢いで、ただただ泣きはらしてました。

はぁーーー今日も泣き疲れた!と思った矢先に
流れる主題歌。

奈緒の部屋の窓に子どもの顔が映ったときは
(lll゚Д゚)ヒイィィィ!! 心霊映像!!とか
愕然としたけど

「おかあさん いつ迎えに来るの?
いつ迎えに来る?早く迎えに来て」


「おかあさん もういっかい ゆうかいして」

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。うわーン!!
ダム再決壊!!

黒部の太陽もビックリ!!
来週どうなんのよーーー。
あんな悪魔の囁き、聞かされちゃ
「母性は、女性を狂わせる」よ。
@ドラマのキャッチコピー

あたしの女友だちは思わずドラマ公式HPに行って
コメント書いちゃったそうです。



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