妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2011年01月

新年一発目の読書は
吉田修一さんの『さよなら渓谷』
『悪人』効果か?
妻夫木くんの推薦コメント帯つきで
年末文庫化されてて、買ったまま放置。
メキシコに持って行ったけど、まったく読まず。
帰国後、通勤中の電車でページをめくったら止まらず
一気読み。←あたしは歩きながらも読みますから。

前にも書いたかもしんないけど
あたしは大学で刑事政策って専攻してて
犯罪心理だったり、死刑制度だったり
刑務所訪問とかしてたのだ。

そんな授業で、男と女でまったく意見が分かれたトピックが
レイプ!新年早々「ちょっと…」な単語だけど
なんだかんだ言って
男性陣は、性的暴行罪に寛容っていうか
それこそ「イヤだ、イヤだって言ってても
結局受け容れてるんだから、イヤじゃないんだ。」
とか
全員からブーイング総攻撃受けた輩もいたほど。
やっぱり、AVとかでもレイプもんが多いせいかな?
あと、実際そういう事件の報道でも
「そんな挑発するような格好してるから」
「しっかりと拒絶しないから」

どっか被害者にも非があるようなこと
匂わせるよね。

きっと周囲でもそういう目で見る人いるんだろうな?

そういった“セカンド・レイプ”
あたしはフェミニストでもなんでもないけど
ガッーーーーーーって血中濃度が高くなるっていうか
どの女生徒より、熱く憤ってたかもしんない。

ゼミの終わりの時間が来ても
あたしの反論は終わらず、みんな辟易して
ある意味、ほかのゼミ生の大切な時間を“レイプ”。
まぁ、女だけが「性的暴行の被害者」になるって
思い込みも間違いなんだけど。

そういった男女の違い
そこから派生される気持ち

男性目線でも、男が思い描く理想の女性像でもなく
吉田修一さんは、本当上手に(って表現、変か)
丁寧に描くなぁ、って。


いろんな犯罪があって、いろんな幸せのかたちがあって
小説に「正しい答え」なんてないけど

この物語の登場人物たちの
感情の揺れ動きは「正しく」描かれてる気がしたのだ。


「幸せにならないよう、一緒にいる」って気持ち
分かるなぁ。

面白かったっーーヾ(≧∇≦*)〃

いや、新年一発目の映画が
この『アンストッパブル』で大正解。
映画館出てすぐに
早くみんなに薦めなきゃ!ブログ書かなきゃ!と。
その割に当日に書いてないんだけど。えへへ。
しかも、こんな風に褒めて
ハードル上げちゃったら
期待裏切らせちゃうかな?
そんときはスマン。

でもね、小難しいことはイヤだ!
最近流行のダークな登場人物には辟易
手に汗握る映画が観たい!てな人は
ぜひぜひ観て観て!


普段、ネタばれになるようなことは
書かないようにしてるんだけど
これって実話を基にしてるらしいから
結果は分かってるし、いいよね?

(だって、大惨事になってたら、
世界的大ニュースになってただろうし)

話はシンプル。
危険な荷を積んだ暴走列車を止めろ!!
あ、あたしのこと?

それがこれがね、トニー・スコット監督の手腕か?
いつもはグルグルカメラワークだけが激しくて
兄ちゃんのリドリー較べて、やっぱB級映画?て
イメージが強かったんだけど

今回はそれが幸いして
その何十両連なった無人列車の映像が怖いのだ。
まるで巨大な怪獣のように
とてつもない存在感で、終始緊張を強いらせるの。
ゴーーーーって轟音にハラハラもんよ。


最初はね、その人為的ミスにイライラマックス。
仕事より大切なモノはあるだろうし
そもそも、あたし自身も含めて
大概の仕事なんて「たいしたもんじゃない」と
分かってる。
でも、そこには多くの人が関わってる訳で
そんななか、仕事に対して「なめた態度」を
取るやつのせいで、台無しにされるのは
絶対的に許せないのよ!

もう怒りは沸騰。
あたしはロザリオ・ドーソン演じる女操車場長に
自分を重ね合わせて「なんとかしなきゃ!」って

(列車停止を実行する殿方じゃなく・笑)
次々と襲い掛かる危機に、もう責任感がバクバク。
(いつのまに、映画の世界の住人になってるの)

そんであたしが一瞬、現実に戻って感心したのがね、
主人公を演じるデンゼル・ワシントン
若手のクリス・パインにちゃんと華を持たせるのだよ。

(ファーストシーンはパンツ一枚だし
監督もサービス分かってるねぇ!)
そこがトム・クルーズやハリソン・フォードと違って
アカデミー賞を2度も受賞できる“器”なのだなぁ、と。

んとね、映画らしい映画を観たい人
ハリウッドの底力やヒーローの輝きを見たい人
おおぉーーー!って目頭熱くしたい人

(他人の不幸を見て流す涙じゃなく)
劇場にGO!!!追いかけて!
暴走列車は、もう走り始めてるっ!!

うううぅ、いつのまに3連休が
もうすぐ終わるのだ、うぅぅ(ノ◇≦。)


憧れのマンダリン・オリエンタル東京の
アフタヌーン・ティー
に行けて
大満足だったんだけどね。

$妄想特急
$妄想特急

38階からは東京が一望

$妄想特急
$妄想特急

見える?見える?しつこくもう一枚
$妄想特急

夕闇に浮かびがる富士山のシルエット。

トイレからは建設中のスカイツリーが。

$妄想特急

茶も何種類もあり、飲み放題。
(ホテルによっては1杯だけのとこもあるからね)

今回一緒に行った女友だちの
人生に立ち止まり、迷って進んでの話を
聞いててね、
あたしは、そういう悩みのステージからは
移行してるんなぁ、
そもそも上がってもないなぁ、

ちょっと反省しました。
自分の人生に真摯に向き合う
女友だちが羨ましかったのだ。


それはやっぱり「おかま」で生きてきたことが
大きいのかも。

周囲の女友だちの頭をよぎるような
“結婚”や“出産”“育児”
そういったことは最初から諦めなきゃいけなかったし
「おかま」がひとりで後ろ指さされないような
仕事に就かなきゃ、って
思春期(おかま目覚め)の頃に
考えなきゃならんかった。
仕事は“やり甲斐”とか“存在意義”とかの前に
働いて、働いて、結果を出さなきゃ
「あいつ、おかまのくせに」と陰口叩かれちゃう。

自分をもったいぶってなんていられない。
人見知りしたって、言動で、すぐにバレる。


その前に動かなきゃいけない。
熟考なんてしていられない。
目の前に出されたカードを
瞬時で引くしかない、選ぶしかない。

そのために勘を養わなきゃいけない。
どんな状況になっても間違った選択をしないよう
たとえ誤っても軌道修正できるよう
予想して、妄想して、先読みしなきゃいけない。


そのスピードでしか、生きていけない。






しつこくメキシコ旅行記です。

ご安心を。ラストです。

外資系航空会社の飛行機に乗るたんびに
不思議なのが、機内エンタメの邦楽のラインナップ

最近のミュージックシーンに疎いあたしでも
なんで?この曲?この歌手?

そんななかコンチネンタル航空は
各シートについた映画は何十本も選べんだけど
日本の音楽に関しては
安全地帯、井上陽水、宇多田ヒカルの3人のみ。
それもベストでなく、
中途半端なころ(゚ー゚;のオリジナルアルバム。
そんなフラストレーションの反動か
帰国後、2011年はずっと宇多田ヒカルの
シングル・コレクション(しかも前作)を
聴いているのだ。

んで、『Automatic』からの
ミリオンセラーの歌詞を聴いていると
「宇多田ヒカルって、どんだけ孤独なんだ?!」
明菜やユーミン、中島みゆきらが歌っていた
「恋の孤独」より、もっと根源的な
人間的な「孤独」がズシリ、ズシリと。
“人間活動”もしたくなるよな。
(ちなみに一番好きなのは『Wait&See ~リスク~』

あたしが大嫌いな『世界に一つだけの花』で
「ナンバーワン」じゃなくて「オンリーワン」を
謳っているけど、「オンリーワン」になれるのは
やっぱり「ナンバーワン」を取れた人たちだけで

「オンリーワン」になるには
とてつもない“孤独”を背負う覚悟なきゃ。

幼稚園のお遊戯で流すような歌じゃない!
それにしても、宇多田、アムロ、浜崎あゆみと
現代の【歌姫】に、にじむ“孤独”
(浜崎あゆみは好きじゃなかったけど、今度の結婚で
「この人は、誰かと分かり合えることは
諦めてるんだろな」とシンパシー)

ちょうど『光』を聴いていると
元旦那さんとの結婚(出会い)に心底希望を抱いているのが
感じ取れるのに、『COLORS』
♪いまの私は あなたの知らない色♪

海外に行くと、日本で見ることのできない
自分の知らない“色”が
視界に、心に、飛び込んでくるの。


$妄想特急

今回グアナファトって街に行くことまでは
出発前に決めてたんだけど、そっからは風まかせ。

グアナファトからバスに揺られて
サン・ミゲル・デ・アジェンデとケレタロって
小さいんだけど共に世界遺産の街に行ったの。

グアナファトのパステルとはまた違った
アースカラーが美しい街なのだ。

もう最後に一挙に写真を!!

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ショップやカフェもおしゃれ。

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ホテルも現地で急きょ取ったんだけど
ホテル・ミラソル 10000円

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階段を昇った先のドアを開けると
そこは“光”と“色”に包まれた部屋

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街は夜のカラ―に。

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今回、そんなに期待しないで行った
メキシコ中央部の旅だったけど
思ってた以上に、
あたしの真っ白な(嘘)心のキャンバスを
彩ってくれるカラフルな国だった。

物理的にも精神的にもちょっと“遠い”国だけど
機会があれば、みなさんにも行って欲しいのだ!!


全然関係ない話から。

アメリカへの入国手続きの際
なにを聞かれるのかドギマギしてたのね。
されたとしても「観光orビジネス」てな
簡単な質問なんだろうけど
もし、立ち往生してしまって
列のすぐ後ろの同胞に
「おぃ、おぃ、なんだよ、
そんな英語も聴き取れないのか?」って
心の中で毒づかれるんじゃないか
って
ほかの日本人がいるところでの英会話って
必要以上に意識してしまう小市民なあたし。

そんないたいけなあたしに
ヒューストン空港の出入国審査の職員は
隣のラインに並ぶ相方を指し、一言


「あいつは、君のボーイフレンドか?」って
ニヤリと目配せ。

あたくし、「ゲイ」であることも
アメリカ合衆国に申告して入国しました…(@Д@;…

もうね、佇まいで、万国共通に
バレるあたしって…世界デザイン!


そんな彼の方は、メキシコで
ずーーっと“現地の人”メキシコ人に
間違えられてたけど、ねん。

メキシコの男子は、
平均身長は170くらいで小柄なんだけど
かっこ良かったよ。


で、「男」と同じように
生きていくのに必要な“食”と“住”
まずはメキシコ料理!!

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まぁ、トルティージャで具材を巻いた
タコス
が有名なんだけどね
あたしの印象だと、メキシコの人は
タコスをファストフードや
サクッとスナック感覚で食べてる感じ。
すんごい安いしね。100円とか200円とか。

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巻いたり、上にのっけたりいろんなタイプがあったよ。

具材を入れたトルティージャを温めた
エンチラ―ダス
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ぶった煮スープの様相のポソーレ
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この2品がね、レストランの人も
現地で会った日本の方も「メキシコ料理の定番」と
薦めてくれた。


ナチョスもね、日本みたいにチョロって出てきて
ぼったくるような(失礼!)んじゃなくて
もうチーズもドーーンと、存在もドーン!
これだけでお腹いっぱいに。
$妄想特急

あとね、彼が街角で買ってたのがね、
ドリトス(?)既製のスナックに
チリソースや玉ねぎを入れてシェイクしてるもの。

メキシコの人は買いまくってたけど
あたしはひとくち食べただけで、口内大火事状態。
辛くて辛くて、舌も火を噴いた。


$妄想特急

で、レストラン
スペイン語がまったく分からなくて
メニューが「肉」なのか「魚」なのかも???

うまい具合に注文出来なかったのだ。
周囲の人が食べてるの見て、「アレを」ってオーダー。

コンソメのスープ。ソパ・デ・リマ
なかにはチキンとライスが入っていてね
韓国料理の参鶏湯みたいで
胃に優しく、あたしが一番頼んでたもの。
$妄想特急
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下の写真がランチで800円くらいかな?
メインのアラチェラ
牛肉(すんごい硬い!)を焼いたのが
多くの人も食べてたし、日本人向き。
(チリやライムで味も調整できるし)

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ガイドブックを見ながら挑戦したのが
ポージョ・エン・モ―レ
唐辛子、木の実、チョコレートなどを使った
モ―レ・ソースで鶏肉を味わうんだけど…
$妄想特急
甘いものもチキンも好きなあたしだけど
この組み合わせは……チャレンジ失敗。


名前は忘れてしまったけど
このポークのソースも甘かった!!
$妄想特急

やっぱりグアナファトのホテルの朝食で出た
サボテンのクリーム煮と
牛肉の炒め物が、今回いちばん美味しかったな。

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ホテルと言えば、大晦日に泊った
メキシコ・シティのエンバシ―・スイ―ツでは
日本人宿泊者に特別サービスで年越しソバが!!

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ここはチェックインの時から
日本人スタッフが出てきて対応してくれて
(ソバも彼女が厨房に入って手作りしたみたい…そんな味・笑)
ネットで1泊平均12000円くらいだったんだけど
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リビングとベッドルームが別々にあるし
(まぁ、あたしらは使いこなせてなかったけど)
夕方6~8時はレストランで軽食とアルコール飲み放題!
至れり尽くせりだったよ。


あと着いたときに泊ったのが
メキシコ・シティのホテル ジュネーブ シウダッド デ メヒコ

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機能的と言うより
古き佳きメキシコを偲ばせるステキなホテル。

年を取ってくると(時差が激しいと)
移動後や、観光から戻ってきてゆっくり滞在でき
穏やかに眠りにつけるホテル(楽園)が必要なのだ。

特にメキシコは高地のせいか、水の出も良くないし
なにより一般のトイレでは紙を流しちゃいけないし
お金でなんとかできるものは、
あたしはお金で解決します(笑)

お金で買える幸せ、世の中にいっぱいあるもん。

メキシコ・シティのカウントダウンは
思った以上に花火も炸裂、派手だったのだ。

音楽に合わせて老いも若きも踊りだす国民性に
年明けからハッピーになれたよ


$妄想特急

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