妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2011年03月

なんかSF映画の中を生きてるみたい。
もう時間さえ分からない…
それは会社にずっといるから(*´▽`)ノ.+゚*。:゚

でも世紀末は過ぎたから、終末映画(((( ;゚Д゚)))
毎日新聞の一面を飾るとんでもない見出し。
そして「ヒール役」の東電会長は
事故当時、マスコミ幹部を引き連れ
中国に接待旅行なんて…期待通りの役作り(笑)

しかも、国に提出する「供給計画」に
福島県に原発増設を盛り込んだまま…って(@Д@;
そんなニュースを
相変わらずスポンサーである東電に配慮して
民放は、「自主規制」してスル―。
でもそれ以上に、この未曽有の災害に
「なにかできるのでは」「なにかを伝えたい」と
走りまわって取材しているマスコミの人も
多いと思うんだけどね。


あたしはtwitterをはじめネットで
東電も、政府もなにやってんだ?!
(いや、実際なにやってんだ?なんでしょうけど)
非難を繰り返したり、俺たち(だけ)が正義だ!
「今こそひとつになろう!」って言ってる人たち

(本当に、立派だと思うのだけど)
ワールドカップで青いTシャツ着て
(野球のWBCでも、オリンピックでも可)
「SAMURAI!」とか「大和魂」とか掲げて
泣いたり、ハイタッチしてるのと変わらない気が……。

誰かを助けて「ひとつ」になってる自分に酔ってるんじゃ?

いや、あたしはこんなこと書いてる時点で
地獄行き
だけどさ、
もちろんひとりひとりの力が大きくなって
変えられていく、と信じてるよ。
こんな天災なんかで自分の人生も、
みんなの人生も諦めたくない。

でも、やっぱり津波で被害に遭った人たち
原発事故で、今ある生活を捨てなきゃいけない人たちと

(東京だって、どうなるかわからないけど)
「ひとつになろう」とは思えない。
「一緒」に考えちゃいけないと思う。

彼らが受けた絶望も、そして立ち上がる希望も
あたしには、到底わからないし
計り知れない強さだと思う。


そこを「僕らが、みんながついています」
「みんなで頑張れば、絶対乗り越えられる」って
「手を伸ばす側」の体(てい)で…

恥ずかしくて、言えない。
あたしだったら「ちょっと!ちょっと!
こんなセリフ、言えないわよ!あたしは!」

大女優気取りで(三田佳子先生)監督呼び出して
台本書き直し命じちゃう
「売名?それの何がいけないの?
わたし、出すわよ、義援金」エ―シ―♪
と。

ついでにいえば「いまの節電いいかも」なんて
(たぶん23区内の)歌手が言っても説得力ないし
それに同調するエコ信者もなぁ。
(なんかみんなでオシャレなキャンドル灯してそう
たくさんの本数で「PEACE」って文字作ったり)
計画停電で、困ってたりストレス感じてる人多いだろうし
飲食業や、ファッション業界、さまざまな職業の人が
痛手を被ってると思うもの。

(花見規制を唱える都知事も、
花火大会を今から中止にするお役所も、
そういったイベントを糧にしている企業や人々を
守るのも仕事なんじゃ?


あたしはこーーーんなこと書いてて
なーーーーーんもできてないんだけど、
本当の勇気(トゥルー・グリット)は
いま、原発に対処してる作業員や
お医者さん、看護師さん、自衛隊、警察
救命、救援活動してる人たち。

現場で、できることを一生懸命やってる人たち。

すみません、ちょっと今日はあたしが
偉そうに文句ばっかの最低最悪だ。
いちばんのダメダメだ。

だから、本当はこの記事アップするの控えてたんだけど

ほぼ日でも紹介された看護師さんのブログ
読んでたら、「泣いちゃいけない」と。
(糸井重里さん、デ―ブ・スペクターら
いまのテレビなんかより、よっぽどスマートな
ツイート満載なのもあるから
Twitterまだな方はぜひ!

特に乙武くんのは、毎回うなります。
考えちゃいます。その賢さに、強さに。)


あっ!本題の『トゥルー・グリット』
こっちが本題(笑)

これまた、コーエン兄弟の乾いたユーモアっていうの?
マジなんだけど、クスって笑える西部劇。
生と死と、笑いとシリアスって
同じ人間の中に混在してるんだよなぁ、と。


いや、ここまで書いててなんだけど
あたしが「けっ。」って思ってる
リツイートされてきたつぶやきも

ACの広告も、某芸能人のボランティア精神も
みーーんなその人なりの「トゥルー・グリット」なんだよね。
その勇気や気概が、いまの「自粛」大国ニッポン
「放射能」大国ニッポンを打破する力になればいいな。


なにかしなきゃ、と焦ってるみなさん。
あたしみたいにダメ人間いますから、大丈夫ですよ。
みなさんは、みなさんの人生を!!

雨粒が窓を叩いてる。雨を見ている。いや窓そのものを。
あたしはティーカップ(それは4歳の頃からのお気に入りで
ブルーの花びらが散らばっている)を両手で包み込んで
うす暗い夜明けの部屋で、ため息をつく。


カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ

震災直前に読み始めた小説風に
今日は出だしを書いてみました。(自作ね)

こんなときになんで……江國香織さんの本??

しかも、かの雑誌「VERY」に連載されていた
『思いわずらうことなく 愉しく生きよ』
彼女の作品は好きなんだけど
相変わらず、どの登場人物にも共感できない(笑)
女友だちいないのだろうなぁ、と
思わせるヒロインたち(今回は三姉妹)

「トイレ!トイレ!」と駆け込むときでさえ
庭に咲く沈丁花の香りに立ち止まりそう。
(そのまま漏らしてもハミングしてそう)

そしていつものように、精神がズレてんだよね。
旦那に首を絞められ、蹴られて
実家に逃げ出してきた長女
それでも離婚しようともせず、
家に帰ろうとする彼女を(こいつも変)
「引き留めといて」と次女の願い空しく
「でも夫でしょ、追い返すことなんてできないわよ」と
暴力夫を迎え入れ、自分の娘を見送る母親の神経が
いちばん信じられなかったんだけど。

でも文学(フィクション)の力は強く
あたしを現実から遠く遠く運んでくれたのだ。


で、話は突然変わるけど、
今こそ“片思い”や
“好きなんだけど、一歩踏み出せない”

相手がいる人は好機のとき!!

あたしは震災後、元々好意を抱いてた人や
カッコいいと思ってた人とのメールのやり取りが
すごい頻繁になったよ。

「怖い、地震が。」とか言っておけば
(あなたのセーター袖口つかんで
うつむくだけなんてぇーー♪@セカンド・ラブ)

地震きたとき、メールくれるよ!って不謹慎?
いや、ピンチをチャンスに変えようよ。
地震揺れを「つり橋の法則」だっけ?
一緒に体感すれば、思いも伝わるよ。


あたしは、イヤな思い出を少しでも「イイモノ」に
変えたいのだ。


ただ、そんとき絶対しちゃいけないルール。
相手だって、すごい不安なわけで
必要以上に重い話(いや、すでにシリアスが必至だけど)
「東電や政府は嘘ついてて
放射線数は●●シーベルトで危ない!
関東から出ないやつなんてバカだ!」とか
ヒステリックにならない。
(あたしは、お金があったり、実家があったり
どっかに行きたい気持ちがある人は、
精神衛生上行くべきだと思う

「もうダメだ、日本は終わりだ~
あたしはもうダメだ、ダメだ」と
悲観的にならない。
そういうのは友だちにすればいい。

こんなときも
♪この都会は戦場だから 
男はみんな傷を負った戦士~♪

と岩崎宏美の『聖母たちのララバイ』を
心の中で歌いながら、グッと我慢。

明日いつどうなるか分からない世界。
好きな人がいる人は、今こそ進め!!
思いわずらうことなく 愉しく生きよ

あっ、あたし、本当に怖いときや
不安な気持ちは、相方に言うので、
そこんとこは大丈夫(?)

私の命さえ差し出して あなたを守りたいのですぅ♪

今年のアカデミー賞作品賞受賞作の
名に恥じないすごーーい良質の映画です!
『英国王のスピーチ』
主役のコリン・ファースも
ジェフリー・ラッシュも上手い!
ヘレナ・ボナム・カーターも
ただのキチ●イじゃなかった!

けどけど、何かがひっかかるのだ。
それはやっぱり震災が大きく影を落としてて
3月11日前に観てたら
優しい心で、温かい涙を流せたかもしれない。


作品自体は吃音症の英国王が
スピーチセラピストとの友情を育みながら
国民に敬愛される王に成長していく話なんだけど
最後は第二次世界大戦へ向けて
国民の士気を昂揚する演説するのだ。


いまってさ、リーダーシップを執れる人が
求められてるじゃない?

いろんなところで小泉純一郎復帰待望論とか出たり
(林真理子なんて思いっきし
週刊誌エッセイで書いてた。この人のそういうとこが……)
「津波は天罰」とまで言ったアノお方も
都知事選では再選しそうだし…((((;゚Д゚))))
しかも彼はこの期におよんでも原発推進派なんだよ。

この映画みたいに何十年後かに
「良かったね」と言える様な
そんな風に導かれればいいけど
でも、いまの東日本の不安で混沌のなかでは
極端な話、ヒットラーさえ望まれる可能性もある訳で。

ただ「強く言い切ること」だけが、
リーダーではないと
個人的には懸念してるのだが。


強くなくたっていいし
すごいプレッシャーだもん、心折れてもいい。
原発が推進でも反対でもいい
なにが起こってて、どんな可能性があるのか
きちんと説明してくれればいいのに。

(政府も責められてるけど、
選挙のとき「みなさんのため!」って叫んでた
谷亮子はじめ国会議員って
今どこで、なにしているのだ?!)

「プルトニウムってなに?」って
子どもニュースみたいなあたしの質問に
「チェルノブイリのときは1メートルのキノコが
生えたんだって。だからチ●コがでかくなるよ」

ってそんなセクハラの答えしかくれない
周辺の人々…(ノ∀`)

でも、いまはそんな人や言葉たちに救われてるのだ。

くれーなずむぅ、町の~光と影の中~♪
お風呂の中で、ずっと鼻歌歌ってたよ。
(合いの手で元ジョーダンズの三又の
「このバカチンがっ!」を入れながらね)

ヤバい、4時間観てしまった…
というか、このドラマ観ながらの
フォローしてる人たちのツィ―トも
おかしくて(笑)

でもね、テレビドラマが大好きで大好きで
思春期や、社会人になって
みんなが洋楽やら、映画、
おとなの趣味に走っても
ひとりドラマに熱中してた
あの頃の無邪気な自分に戻れた

『3年B組金八先生ファイナル』

もうさ、岡本健一の息子・圭人くん演じる
不良生徒・景浦を更生させようと
善意で集まってくる元3Bの面々
「金八になにかあったら、悲しませたら
ただじゃおかねえぞ!」
って
集団リンチの様相。
金八に背いたら、
「この町(荒川土手)にはいられねえぞ」と
新興宗教による恫喝みたい…。

そして景浦くんは、無事入信……。
しかも、みんなレギュラーの時に較べ
演技が格段に下手(棒読み)
やっぱり半年生徒でやってるときは
もう私生活と3Bがごっちゃになって
3B生徒にどっぷり信心しちゃってるのだろうな。

まぁ、あたしも第1シリーズから
どっぷりハマって観てましたからね。
(一応、小学生でした…)
当時はこのドラマや『熱中時代』とか
同じ学校の教師がひとつ屋根の下に
下宿してるドラマがたくさんあって
「楽しそうだなぁ」と羨ましかった。
浅井雪乃(杉田かおる)と宮沢保(鶴見辰吾)の
妊娠騒動より、あたしは大学受験に失敗した
雪乃の兄の自殺のエピソードがショックだった。

そして「くさったミカン」の加藤
(あの中島みゆきの『世情』は
パブロフの犬みたいに聴くだけで涙が…)


で、じつは自分が世代にいちばん近い
第3シリーズ
V6の坂本くんやSMAPの森くん
浅野忠信が出てたシリーズはいちばん印象が薄く

風間俊介くんが演じた兼末健次郎が
暗躍した第5シリーズが
めちゃくちゃ好きだったのだ。

当時20代後半だったのに
金八が涙を流しながら、生徒を激昂するシーンは
自分も教室の席に座っている一生徒になってる気がして
「せんせぇーー」って泣いていたもの…。


そして今回生徒たちを見てて
「この若者たちが希望あふれる未来になってほしい」って
初めて“親(近所のおっさん)目線”になっていた。


最後の生徒たちの名前を読み上げる金八。
(全員分付き合うのか?と最初は驚愕)
すっかり変わり果てた姿の生徒たち…
みんな、地方の成人式みたいに
ケバく、そして太ってる…
(第5シリーズで好きだった日野敬太くん…
すっかりおっさん(ノДT))

金八の最後のお願い。
「ひとすみを照らしてください!」

ACのCMには「けっ。」って地獄行きのあたしですが
金八の言葉には、「ハイっ!」って言えるよ。

そして今日は、沖田浩之さんの奇しくも命日…
そして、あたしの誕生日。

さよならだけでは さびしすぎるから♪
愛するあなたへぇ、贈る言葉~♪




安住アナとたけしの
「ニュースキャスター」での自衛隊の方たちの
活躍を見て、何もできない自分に不甲斐なさを感じ
この寒い空の下、被災した人たちの境遇を考えると
涙が流すことしかできない
(偽善デス、はい)
それなのに、SMAPの
「あなたはどんなときでもひとりじゃない。
僕らが、みんながついています。
互いに譲り合い、助け合いながら、
強く強く未来を信じて、今ひとつになるとき」って
CM見ると「けっ。」って、心が狭い(笑)

沖縄やほかの米軍基地もだけど
日本全国の原発周辺の人たちに、
危険や過酷な生活を背負わせて
散々電気を使っておいて

「水が危険だ!福島県(東北の)産物は食べられない!」
「日本人は楽観しすぎだ、原発失くせ!」
「政府も東電も頼りにならない!不安だ!」
って
僕(今回は“僕”)は、地震や放射能よりも
そういうことを声高に叫べちゃう人のほうが怖い。
(もちろんお子さんがいらっしゃる方たちの
不安は相当なものだと思うけど…
そこは「おかまには分からねえよっ!」と一瞥してください)
いや、自分は、本当に無知で無力で
社会に対してなんのアクションも起こさずに生きてた。

今だって、不自由なく過ごしてて
仕事の忙しさにかまけてて現実逃避してる…
この期におよんでもダメ人間なので、
言うこともできないんだけど。


『わたしを離さないで』

「911同時多発テロ」後の
アメリカ映画は、なにが正義で、なにが正しいのか?
そんな自問自答の、自省の作品が多かったけど
あたしはあの「311東日本震災」後から
映画を見ても、どうしてもそこにたどり着いてしまう。

ある目的のためだけに(清水玲子さんの『輝夜姫』!!)
生まれ、育てられた若者たち。
寄宿学校「ヘールシャム」で過ごす日々は
恋をして、嫉妬して、友情を抱いて、思春期を経て…。
主人公のキャリー・マリガン(僕の中では英国版蒼井優)は
男子には受ける素朴感を出しつつ
じつは女性がいちばん危険アラ―トを察知するタイプ!

いつものように(戦略か?)演じて
次のスパイダーマンにも選ばれブレイク必至の
アンドリュー・ガーフィールドは
やっぱり「関根勤」にしか見えなくて…


でも、彼らが対峙する運命は特別なことじゃなく
誰もが、そして僕が受け容れなきゃいけないことで
誰にだって「死」はやってくる。

どこにだって、どこに逃げたってやってくる。
生き延びたり、ここではないどこかに行けるなんて
自分を高く見積もることはできない。
他人や天災のせいになんかできない。


自分が一瞬一瞬選びとってきた道の
行く先にその“ラスト”は待ってる訳で。

僕は、そこへの過程で出会った大切な人たちを
手放さないようにするだけ。

そして、NEVER LET ME GO
わたしを離さないで。





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