妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2012年02月

ぎょえ──Σ(∀゚ノ)ノ──ッ!?
人間ドックに行って来たんだけど
去年から体重が4キロちょっと増えてたよ。

まぁ、今までが180cmで
50キロ台っていうのが異常だったし
体脂肪も、ウエスト周りもまだまだ
痩せすぎなんだけど
一気に増えたのが怖い…。
40歳越えてこのまま毎年4キロ増えてったら…。

「学生時代は今より10キロ痩せてたんだよ~」って
男性の常套句だけどさ
そういう人(そんな旦那を持った奥さん)って必ずさ
「痩せてたんだよ~(髪の毛フサフサでも可)」の後に
「その頃はモテてたんだよ~」
「カッコ良かったんだよ~」
ってつけるじゃん。
((ヽ(;`З´)ノ))ォィォィッ!!!
おめぇ、どさくさに紛れて何付け足してんだよっ!
「痩せてたかもしんないけど
(そういう人ってデブの徴候あったし!)」
見た目も今よりは「マシ」だったかもしんないけど
「モテてねえよっ!」「カッコ良くねぇよっ!」
モテる人は、今でもモテるって!
(今も、若いときも“モテキ”のなかった
あたしの僻みです)


それよりさ、バリウムを飲んで検査したので
白い粒2錠 そうエクスタシー!
じゃなく下剤を飲んだのに、全然お便りが来なくてね。
もう帰りの電車で「漏らしたらどうしよう!」と
会社で大声で騒いでたのは、40歳のあたしデス。

体重が増えたことより、そっちの方が問題じゃ?

だって先日も、ぎゅうぎゅうの金曜終電で
いきなし蜘蛛の子を散らしたように
ミステリーサークルができたんだよ!

その輪の中心には、OMG!お尻が汚れたおじさんが!
昔、桜上水(京王線の駅)で立ちションをしてる
酔っ払たフツーの若い女性を見たとき以来の衝撃。
(まぁ、後者は「アイ アム フリーダム!」って
解放感あったでしょうけど)

て、あたしの理想の体型は(自分じゃなく、相手の)
えすとえむさんのマンガに出てくる男!
もうね、よしながふみさん以来BL出身の漫画家さんに
ハマって買いあさってるよ。
話もね、切なくて素敵で。

あたしはロックとかバンドとかにまったく興味示さない
青春を送ってきたんだ。

(むしろ60、70年代のPTAおばさんみたいに
眉を顰める側)
ギターも手にしたことないし
ローリングストーンズとエアロスミスの違いがイマイチ…。
でも、ヤオイ系の人が、ヴォーカルとギタリストの仲を
妄想するのとか分かる気がした。

(B’zの稲葉さんと松本さんとか)
そしてロッカーがSEX、ドラッグ、暴力に疾走していくのが。
『エイジ・コールド・ブルー』
破天荒で、わがままなヴォーカリストに振り回される男のお話。
でもやっぱり、その才能に、美しさにひれ伏しちゃうんだよね。
ミック・ジャガーやレッチリのアンソニー・キーディスとか
体型維持していくの大変だろうな。

デブのロッカーは見たくない。

いま一番好きなテレビ番組が
『世界のみんなに聞いてみた』

TBSの深夜にやってて、いろんな国の人が
ワイワイガヤガヤと自国を語る番組なんだけど
昔ビートたけしが司会をやっていた
『ここがヘンだよ日本人』ほど熱い討論もなく
ゲラゲラと温かい笑いで観てられるんだよね。

それは、ひとえに司会が国分太一くんだから

あたしは、いまのテレビでロンブーの淳
司会者でピカイチだと思うのだけど
「外国人だから」「誰々だから」といった
肩書きを取り払って、

出演者をひとりの人として接する国分くんの姿は、
明石家さんまの公平さに匹敵するほどの
名司会だと思うのだ。
(もういい加減、ダウンタウンの松本やキム兄ぃを
崇拝しまくる吉本ほかの芸人の姿がイヤなのだ。
視聴者からしたら、先輩後輩もなく、ライバルなのに。
お笑い好きな人は、その上下関係込みで楽しんでるのかな?)

国分くんは毒も吐くんだけど、
それはニコニコしつつ目の奥が笑ってない
NHKのイノッチと違って
人を不安にさせるような類じゃないの。
「良薬ならぬ、良毒、口に上手し」
それにつられてか、セミレギュラーの
千原ジュニアや土田への畏れ多い
外国人のツッコミとその返しもほのぼのと見えるし

出川やマスオカの岡田、フジモン、小島よしおの
使い古されたギャグに、大喜びする外国人に
こっちまで、笑えちゃうのだ。

(これが品庄の品川とかいて
「だから、アメリカ人は!」とか声高に叫ばれると
居た堪れない気持ちになるんだろうなぁ)

そして「ほほぉーー」と唸るうんちく博士の
伊集院光、そして荒俣宏大先生!

あたしイヤなんだよ。
「お国や文化が違う」ことで、
「こっちのほうが正しい!」
「そっちこそ間違ってるだろ!」って言い争うの。

普段は、「差別はいけない!」とか
言ってる善人が、「中国や韓国」を嫌悪したり
「フィリピン」とかアジア諸国をバカにするのとか
目にしたくないのだ。
愛国心ないのかなぁ?
ワールドカップやオリンピックを
観ないのも、「国の威信にかけて」とか
「ガンバレ!ニッポン!」とかが苦手なのだ。

えぇ、いいじゃん、もうみんな仲良く競おうよ。
国背負わなくていいよ~って。

ハッキリ書きますが、あたしは「区別」します。
不細工で面倒くさい「日本人」と
カッコいい「外国人」なら後者を迷わず選ぶ。

そういう意味ではグローバル・スタンダード?

だからって、金髪碧眼のカッコいい欧米人
何日もシャワー浴びてなきゃいやだし
股間周りをすべて剃り落として
ホワイトアスパラ状態で
「で、あ、あなたの今の硬度は何%なんすか?」てのも
戦意喪失。


まぁ、あたしにそんなに反応してくれんすか?
ちょ、ちょ、もう挿入するんすか?
いてぇーーーんだよっ!!

こちとら心も体も準備があるわいっ!てな
中国や韓国の男性。


そ、そこまでキスするんすか?のブラジル人。
目が獣のオスになってるよーーのトルコや
チュニジアのイスラム教徒。

って話がどんどんズレてるけど
異文化交流って大切。

自分の体を張った、実践エッセイ
渡辺ひろ乃さんの
『世界一のオトコを探す旅』
いろんな国の男性を事細かに描写してるんだ。
「ふーーーむ」と勉強にはなった。


あ、あたしは、やっぱり、下半身事情より
顔が良ければいいや。

インフルエンザとかは大丈夫なんだけど
「小説が読みたい!読みたい!!」熱
突然かかるのだ。

でも今って単行本はもちろんのこと
文庫まで「せ、せ、ヽ(゚Д゚;;千円??」
と高いので、買うのも躊躇しちゃう。
(そのクセ雑誌やマンガは価格も見ずに
買っちゃうんだけど)

でも読書熱は冷めず
前から平積みになっていて気になってた
『ピース』

樋口有介さんは、初めて読みました。

埼玉県秩父平和<ピース>な町で
突然起きた2件のバラバラ殺人事件
無造作に捨てられた肉片<ピース>

年齢が近いだけで、歯科医と女性ピアニストの
被害者を結ぶ接点はなかなか見つからず
刑事たちが追いかける事件の断片<ピース>

ピアニストが働いてたスナックに集う人々の
明かされてゆく過去の欠片<ピース>

そしてカバーイラストにもなっている
「いぇーーーい」のV字<ピース>とは?

もちろん「犯人は誰?誰?」って
ミステリーもあるんだけど、
正直ね、最後は犯人はどうでもよくて
(それをマジメに考察すると、綻ぶ推理小説なので)
その<ピース>の意味に
あぁ、やられた!って。
(途中なんとなく分かっていくんだけど)
それでも納得。
インターネットがね、革新的にも、暴力的にも
普及してなかった時代(昭和)だったからこそ
誰もが、テレビやひとつの事件を
同じように見てた時代だからこそ、起きた事件でもあり

これからの社会、そんな殺意いたるとこで噴出しそうな。
d(-`ε´-;) シィー... 推理小説は
あまり書いちゃいけないね。


回収されない謎もあるんだけど
それはそれでいいんじゃね?
って。
キチッと解明したい人は「なんじゃー(ノ*`Д´)ノ」
と消化不良になるかも
しんないから
おススメできないけど。

「怨恨」ってすごいよね。
漢字も怖い。へドラに似てる。

あたし自身「執念深い」とか思われがちなんですが
実際はね、飽きちゃうんだよ
「怒り」や「嫌悪」を持ち続けてることに。

(唯一持続するのが恋心)
瞬間湯沸しでムキッーーー!って感情丸出しになるけど
そのあとで「ずっと口を聞かない」とか
「その後の人間関係を絶つ」とか
「根には持たない」んだよ、あたしは!!!
嫌なこともしっかりと覚えてる「記憶がいいだけ」!!
そこをいっつも訂正したいんですけどぉ~(笑)
||゚д゚*ノ)ノ ハッ!あたしが恨まれるほうか。
みなさん!あたしがこのブログで何書いても
スルーしてくださいね!


で、でね、この本はページをめくるのが止められず
終電で帰った後も読んで
2日で一気読みしたよ。

いまの時間も、明日の予定も、忘れて
本の世界に没頭できる。
それができれば、あたしにとって「至福の読書」なのだ。

ロサンゼルス・タイムズが
アカデミー賞の投票権のあるアカデミー会員
5765人の構成比を調べたところ
(その記事)

平均年齢は62歳!!
白人が94%(黒人は2%!)で、
男性が77%
なんと50歳以下は、ジャスト14%!!!!
50%がもう映画業界で働いていないという事実!

「若さ」=良しとは思わないし
全員が老害じゃないだろうけど
そ、そりゃ、『ソーシャル・ネットワーク』は
受賞できないし、
『ダークナイト』に至っては
ノミネートさえされてない!
女性監督の受賞も1回(黒人はゼロ)、
俳優部門だって、若いオネエちゃんと
功労賞みたいなおっさんばかりが候補になるよなぁ。

(男の嫉妬ほど、根深いものはないもん)

じつは、このブログにこの映画を観たこと
書くのどうしようか迷ったんですよ。

自分自身もいまだコンフューズしてるし
なによりもね、日本人
(ってヒトくくりにしちゃいけないんだけど)
多くの日本人がだーーい好きな映画だと思うのだ。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

実際映画館はすすり泣きでいっぱいでしたよ。
「好きな映画」に挙げる人も多いんじゃないかな。

障害を持っている男の子
911で命を落とした父親(トム・ハンクス)
父が残した謎のカギ。
その鍵穴を探しているなかで出会うNYの人々
口の聞けない老人
連鎖していく優しさ、乗り越えていく喪失と悲しみ。
そしてそんな息子を見守り包み込む母の愛
演じるはみんな大好きサンドラ・ブロック

もうね、24時間テレビ観てるのかと思った。
「泣きなーーさいーー」夏川りみの歌声や
『千の風になって』混声合唱団って感じ。
あたし自身、自分が気に入った映画を
誰かが否定している文章を読むのは好きじゃない。
公開されたばっかりで、これから観る人もいるしね。

でも書いちゃう。すんません。

映画は何百本、千本以上観てきて
じつは心底苦手な作品はないんだけど
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
『アイ・アム・サム』に続いて
人生で嫌いな映画、3本目登場だや。


障害がある子だから、親を突然亡くした
可哀想な子だから、なにをしてもいいのかっ!!

自分ばっかり可哀想で、周囲のおとなに暴言吐いて
「撮らないでくれ!」って懇願する人に
容赦なくカメラを向ける無神経さ
慇懃無礼なあの態度
「ものすごくうるさくて、ありえないほど図々しい」
ひっぱたきたくなったよ。
そして、そんなガキを甘やかし
受け容れる人=「善人」の図式のおとなたち。

えぇ、あたしは子どもいないし、キライだし
冷酷非道、そして映画に対する感性もない。
でも、ひっさびさに、心から
拒否反応出た映画だったよ。


きっと観た人の8、9割が「好き」と
言いそうなのも、泣くのも分かるんですよ。

(このブログを訪れる人のなかでも
いたら、ごめんなさい)
別に、「あたしって人と違うもん!」っていうのを
アピールしてる訳じゃない。

むしろ、どうしてダメだったんだろう、って困惑気味。
誰にも同調されない気がして
彼にメールしちゃったもん。
「世間からはぐれた!」って。

返ってきたメールは「了解~ナジャ」とか
訳わかんないのだったけど…(゚ー゚;

ただアメリカではこの映画、否定派も多く、
「なんでアカデミー作品賞候補に挙がったんだ?」と
疑問が出てるらしいの。

それが、冒頭のロサンゼルス・タイムズの
アンタッチャブルな調査でも言及されてて。

ちょっと、ホッ。

まぁ、あたしのワースト3に共通してるのは
ビョーク、ショーン・ペンと同じように
主役を演じた少年がめっちゃくちゃ演技上手くて

その世界に、引きずり込まれて
身近に感じてしまったからなんだけど。


本当に「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

邦画人気がすごいけど
それでも、日本はいろんな国の映画が観られる幸せ。
アジアのみならず、ヨーロッパ各国でヒットした
有名作品なら、観るチャンスもあるもんね。

作品そのものはすごく面白くて好きだけど
マーティン・スコセッジが念願のオスカーを受賞した
『ディパーテッド』
オリジナルの『インファナル・アフェア』
観ちゃってると、やっぱり香港の湿り気や
トニー・レオンの憂いを帯びた
あの無間地獄には敵わない。


ハリウッドをはじめ自国の映画を観ることで
いっぱいいっぱいのアメリカでなら
他国の傑作をリメイクするも手だけど

(『ぼくのエリ 200歳の少女』とかも)
あのデヴィッド・フィンチャーをもってしても
「あーー焼き直しだなぁ」と。

『ドラゴン・タトゥーの女』
あーぁぁーーーあぁ♪の音楽から始まる出だしから
映像はスゴイし
(やっぱり去年のアカデミー監督賞は
『ソーシャル・ネットワーク』で彼に獲らせたかった!)
2時間半、あの原作小説を
一気にサスペンスフルに見せるんだけど

「あぁ、オリジナルを観ないで
このデヴィッド・フィンチャーバージョン観たかった!」

もうジッダバッタ!するなよ♪世紀末が来るぜ♪
地団駄踏んだわよ。

同じセットを使ったんじゃね?っていうくらい
あの寒々とした島の景色も北欧のおしゃれな内装も
なぞってる感じなんだもん。
話は、由緒ある一族の愛憎と因習で
相変わらず「横溝正史!」なんだけど。
日本の中国地方や信濃が、スウェーデンになっただけ。

犯人や、事件のあらましも分かっちゃってるから
サスペンスの二度見は困っちゃうね。

(そういう意味では、日本の2時間サスペンスは
同じもの何度観ても、あっ?コレ観たっけ?
アレ?同じ人ばっか出てるしなぁ、と分からないのが偉い!)

でね、金田一くんこと、主役のダニエル・クレイグを
はじめて格好よく思ったよ!

彼って、『動物のお医者さん』のチョビじゃん!
(シベリアン・ハスキー犬)
いくら評判のいい007でも、
あたしにはジェームズ・ボンドというより
悪役のロシアのスパイにしか見えなかったもん。
けど今回、あたしが年を取ったせいか
スベスベ肌の、スジ筋(薄い体)の若者より
ああいうつかみ(頼り)がいのある体格に守られたい。
そして、過酷な過去を背負った孤独な少女になった
リスベットになっちゃったルーニー・マーラちゃん。
本家のノオミ・パラスが
『カーネーション』のコシノジュンコならぬ直子なら
マーラは健気に頑張る聡子なんだよね~。

触れたら感電しそうな磁力というより
触れたら壊れちゃいそうな美しいガラス細工のよう、
儚げでアメリカや日本の男性が好きそうだけどね。

ただただ、今回の最大のマイナス点は
アメリカの制作サイドじゃなく日本の映倫!!

マーラの体当たりの演技を、
*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ
これ、何十年前のポルノ映画だよっ!
AVだって、ゲイのDVDだって、
ここまでしーねよっ!てなくらいの
モザイク処理。
もう思わず相方さんの顔観ちゃった。
そして、想像通りポカ―(o゚Д゚o)―ンを通り越して
なんじゃこりゃ(怒'Д')

あたしはカレコレ20年前、、
「タイの映画館では、上映前にタイの王様の写真と
国歌が流れる」って噂を確かめたく
ヌードNGのカノ地でシャロン・ストーンの
セクシーサスペンス『硝子の塔』を観たんですよ。
画面の9割がモザイク
シャロン・ストーンの顔だけが浮いてるって状態で
ぶったまけたけど、それ以来の衝撃!!
宮沢りえちゃんの「サンタフェ」以降
なんでもアリの日本だと思ったけど

(だって藤田朋子や安達祐実のお母さんだって脱ぐし、
AKBのお母さんだってほにゃららの国だよ!)
もうビックリ!!!
あのモザイクの下のダニエル・クレイグのアレを
見せろ!って言うんだよっ!
(←結局そっち)

でも、もしオリジナルの『ミレニアム』を観てない人は
このD・フィンチャーのハリウッド版
絶対観て!観て!!面白いよ!!

ここ何年かのハリウッドのサスペンス映画のなかでは
(同僚だったり、身近な意外な人が、とってつけたように
サイコパスだったっていうオチの映画より)
すごくピカイチの一本だよ。
(とか言って、あたしはこのミステリーの最大の謎を
忘れてたよ!あっ、そうだったけ?と)

デヴィッド・フィンチャーの映像はやっぱカッコよくて
『ファイト・クラブ』を観返そうかな。

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