もうね、思ったこと何書いても
ネタバレになるから、いっそ書くの止めようかと…
ふと、サイドを見たらこのブログのカテゴリー
【映画】が次で５００本目！
そりゃ、もう記念して書くしかないよね！
未見の人は読まないで！（笑）

もう世界が、いや、あたしが、待ち望んでた
クリストファー・ノーラン版バットマン最新作にして
最終作『ダークナイト　ライジング』！！！！

あたしのこのブログで「ダークナイト」って検索すると
それについて書いた記事がたくさん出てくるんだよ。
あたし、どんだけ「ダークナイト」好きなんだよっ！て。
日本の興収ではやっぱり１位は取れなかったけど
逆にね大ヒットしてる『海猿』、
あたしも全部観てるし楽しみにしてたんだ。
原作マンガでは大惨事になって
それでも残った人を救おうって海上保安官の苦悩と活躍が描かれた
このジェット機海上着水エピソード
あたしも泣きながら読んだんだけど
今回のこの映画、誰も死なないんですって！ぷぷぷぷ。
飛行機落ちて、すべての命を助けよう！！って…あ、り、えん。
きっとこの映画を観て感動する人と『ダークナイト』に
胸打たれる人は対局なのか。【光と闇】

どんな絶望的な状況でも、「希望を持つことが大切」と
『ダークナイト　ライジング』
コロラド州で起きた映画館銃撃事件での裁判で
被害者たちが（包帯姿とかで）バットマンのＴシャツを着て
裁判所に入っていったけど、それこそこの映画のテーマで
「悪には立ち上がる」「ライジング」
前作のジョーカーがいうように、人間から、社会からは
悲しいことに“悪”や“混沌”は消えないけど
映画みたいに、ヒーローはいないけど
原題『Ｔｈｅ　ＤＡＲＫ　ＫＮＩＧＨＴ　ＲＩＳＥＳ』の
「Ｓ」複数形が示すように、誰もが、何度でも
「立ち上がらなきゃ」いけないんだと思う。

正直ね、今回の観て『ダークナイト』じゃなくて
『ビギンズ』の続きじゃん！！て
忍法帖『ビギンズ』はそんな好きじゃないんだよね…ブツブツ。
ヒース・レジャーの夭逝、ジョーカーの不在を改めて感じた。
あの「アメコミ映画」が「名作」に変わったのは
ヒース演じるジョーカーの狂気に塗りつぶされてたからなんだ。
話自体は日本のマンガによくあるような
お姫様に無償の愛を注ぐ野獣…d(-`ε´-；) ｼｨｰ...
ここんとこ、じつはスゴい書きたい！

ある人物が出て来てから、悪者をやっつける
しかも、銃で一撃、ハイ解決
そして核爆発までのカウントダウン！
ありきたりヒーローものになっちゃったＹＯ！
っていうか、『インディ・ジョーンズ４』のスピルバーグでも
クリストファー・ノーランでも理解は無理なのか？
誰かハリウッド関係者全員に被爆の恐ろしさ、教えてやれぃ！
広島原爆ドームツアー敢行せいっ！
『はだしのゲン』読ませろいっ！

いや、それでも、すごいのはすごくて
うちの相方は連日のオリンピック観戦の寝不足で
「じつは２時間超の上映時間なんだ」と直前に言ったの。
「ええっーー！寝ちゃうよ、オレ」って。
本当は２時間超えは超えでも、２時間４５分！！
そのことは鑑賞前は内緒にしてたのだ。
でも、そんな彼も「面白かったーーー！」と一瞬たりとも
画面から目が離せなかったみたい。
映像の吸引力がすごいのだ。
アメコミで、バットマンなんてコスプレ男が騒動を繰り広げ
ゴッサムシティという架空の街が舞台。
フツーだったら笑っちゃうとこ。それでも、
ＣＧと分かっていても、スタジアムの陥没や街の崩壊に
「うひゃぁーーーヾ('A`；)ノ」
絵画、写真、音楽、演劇、すべての芸術を網羅した
こ！れ！ぞ！映画！！

「なぜ、顔に、心に、マスクを被るのか」
そもそものバットマン、キャットウーマンの立場から
描かれてて、アノ結末！！！
うぎゃーーーー、言いたい、書きたい！！

『ダークナイト』と較べちゃうと
突っ込みどころ満載なんだけど
これでクリストファー・ノーラン版トリロジーが
終わるのか、と思ったら
マイケル・ケイン演じる執事アルフレッドの一筋の涙に
ゲイリー・オールドマンのゴードン本部長の
一瞬よみがえる記憶に、あたしは泣けて泣けて。

ありがとうバットマン、さよならバットマン
解散コンサートに立ち会ったみたいな感慨。