妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2014年07月

前回の記事に書いた通り
あたしの人生、妄想なのか現実なのか?
「マトリックス」の世界に心酔した
中2病を患ってるんですけど…
そういえば、夏風邪だと思って
ずっと続いてた咳が
ストレスからくる喘息の復活だった!
と、ここで繊細+虚弱アピールしてみても
どこの殿方も釣られない…
(女性読者ばかり…)

あたしの中でも「そこは譲らないなぁ」て
確固たるものを見つけたよ。

っていうか、ある意味、その病気
治らないなぁってこと。

それは旅行2日目
士林夜市で、屋台を物色する
カータンとのぞこを置いて
あたしはタクシーに飛び乗ったの。
台湾は本当にタクシー代が安くて
初乗り70元(250円くらい?)
台北市から、30分ほどの乗車でも1000円足らず
対向車もすれ違わない山道をぐるりと上り
人里離れた温泉街へ。


そう、そこはゲイのみなさんが集うと噂の…。

友だち振り切ってでも、行くわなぁ。
ドキドキワクワク


真っ暗の階段を降りると
いきなし日本の演歌が流れてる♪
ハリウッド映画のなんちゃってジャパン!の
セット
のような情緒ある温泉宿

ぎゃっ!失敗した!!!
時間は23時、近隣の電車の終電に乗るためか
若い男の子たちが、急いで帰り支度してるじゃない。
ぎゃっ!アノ子もこの子もイケるっ!
もっと早く来れば良かったぁ

いや、あたし、40、50代の同世代の女性が
ジャニーズや東方神起のような芸能人に
恋焦がれるんじゃなくてね、
職場や身近な年下、それもひと回りも20歳も下の
リアル男子とのラブアフェア夢見てるのに

「相手が、自分を好きになる可能性があるなんて
よく思えるなぁ、図々しい!」て
自戒をこめて、イラついてたんですよ。

あたしは、あんな欲望垂れ流しを
人様に見せたくない!
って。
(いや、もう全国中継並みに見せてますが)
そんなあたしも、外国人と体育会学生との
情事妄想は、自分の倫理観でОK!

自分で自分を許してるの。
ほら、だって、高校球児やお相撲さんって
自分より年下でも
(もはや子どもと言っても
おかしくない年齢か)
いまだに年上に思えるじゃん(それこそ図々しい)
暇なときのあたしの妄想特急は
「寮母さん」


「オ、オレは!あなたのこと寮母だなんて
見たことない!!いつもひとりの女(?)として
見てきました!!もう我慢できない!!」と
壁にドンっ!!!と押し付けられて
まだ若い男の子のぎこちなくも激しいキス
それでも体は体育会だけあって、力強く
思わずその背中に手を回しちゃうあたし…


あっ、ヤバいヤバい、そんな妄想は下車して
温泉ですよ。


扉の向こうはキャーーーーー!!!
一面の露天風呂!!
こりゃ気持ちいいっ!!!


そして一斉に注がれる(値踏みされる)視線!!
熱視線」ですよ!
全然「安全地帯」じゃない!

これさ、間違えて家族連れとかで来ちゃった
お父さん、どうするんだろ?!

さすが兵役がある台湾のみなさん
体ががっしりしてる。

そんでもって、あたしもお風呂に浸かって
みんなの動向チェック!!

カッコいい若者がサウナに入っていくと
その後を追うようにゾロゾロと
ほかの客も入っていく!


あそこね!!このハッテン場のポイントは!!
あの中で、湯気で真っ白に煙った
あの密室で何が起こっているの?!

日本の美人スパイ潜入します!!

そこは、あぢぃーーー!!
日本のサウナよりもめちゃく熱い!!
熱くて壁際にあるシートに座ることもできない
そう、みんな立ってるの!!
(勃ってるの!)立ちっぱなし!!
サウナの入口に顔を向けてキレイに
3×3人くらいで縦列駐車?状態
で、新しい人が入ってくると
その人の立つ位置を開けてあげるために
そのままオーライオーライ、奥に

(車がバックするように)
下がっていくのそうするとアレ?
後ろも詰まってますから、
後ろの人にぶつかっちゃう。
アレレレ?あたしのお尻に後ろの人の
何かが当たってる?!

アレレレ?後ろから手が伸びてくる?
いやいやいやいややや
右隣から左隣から、前から手が伸びてくる?!

それが週末の宵時になると
サウナは満員電車状態みたい。

♪押しくら饅頭!入れられて泣くな!

あたしが行ったのは
さすがに日曜日の夜中ってこともあって
入湯者は30人ほどだったけど

(それでもこんな郊外の温泉に30人は
多いのか。でも半分はおっさん)
若くてイケメンも多く
異国の夜を堪能しましたよ。


伊豆や箱根で「これからおめえら
浴衣プレイすんだろ!」なリア充カップルや
お風呂場を走り回る子どもに
囲まれるくらいなら
あたしは、これから飛行機で3時間
台湾の温泉に行くわいっ!!


この感情と欲望だけはリアル
あたしのパスポート(世界男湯)
スタンプラリーは続くのです!

えっ?!(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
突然流れた航空機墜落の速報…


「トランスアジアって、
カータンが乗る航空会社じゃ…」


しかもその日、早朝に飛び立つ予定だった
カータンから「台風で、延発だって」と
聞いてたから……
すわっ!向田邦子?!って焦ったよ。

そんなとき、彼女はこんな記事を
ブログでアップしていて…
ここをclick

守りに入ってないカータン
すごいなぁ、と感心しちゃったよ。


全然話は飛ぶけど、よく聞かれることに
「マリリンは、AKBをどう思うの?」
質問があるんだ。
80年代アイドルが好きだからかなぁ。

そのいつもモヤモヤとしてた答えを
さすが文章のプロの人が
ハッキリスッキリ書いてくださってました。
高山真さん
ここをclick

「年端もいかないオンナの子が、
お金も力もある大人に翻弄される」
姿に
あたしも興味ない。

そういう大人の決められたコースに
乗りながらも、もがき苦しみ、
自らの道を切り拓いていた
聖子、明菜、キョンキョンらが好きだったのだ。

(浜崎あゆみはいつからか、自分が
お金も力もある大人の策略を
練りだしたのが、好きになれないんだ)

いや、それは芸能人だけでなく
いくつでも、学生さんでも、主婦でも
働いている人でも、独身でも子持ちでも
わが道を突進していく人に憧れるのだ。
って、今回の台湾旅行を通じて
カータン、のぞこを見てて思った。
あたし自身が、男やおとなのルールに
揺さぶられるザコキャラなんで。


結婚もせず、子どももいず
思い出さえ、妄想なのか、現実なのか

どんだけ一緒にいても
確かな関係や未来も持てず
泡のような恋だった。

そんなあたしが、唯一生きてきた証しっていうか
そこまで大げさに書くことじゃないけど(笑)
あっ!確実にリアルに残せてきたのって
このパスポートに押された
いろんな国のスタンプだけかもしんないっ!

これは妄想でも夢でも
勘違いでもない!!

ちゃんと行った証拠だ!って思ったり。
アレ?これって悲しいことか?(笑)

そして、もうひとつ自分で
ブレてないこと見っけた!これは続く。

一日って、こんなに笑って過ごせるんだ……。

カータンのぞこが、台湾エッセイ本を
出すことが決まりまして
(来年1月刊行予定)
取材で行っている台北に
この3連休を利用して合流してきました!

滞在時間48時間の弾丸ツアー!!

時間にしたら3日足らずだったのに
アメリカのドラマ『24』のように
密度が濃い時間で
「そうだよ!旅って、人生って
こんなに楽しいんだよっ!!」
って
当たり前のことに気づいた。

ホテルは一緒にしてたんだけど
部屋もなんと目の前で!(これは偶然!)
スリッパで行き来したり
(そしたら、ルームキーを挿したまま
カータン&のぞこの部屋に行ってしまう
初歩的なミスをするほど、寛いでた)
あたしの夜の単独行動を
エレベーターの上がる音に聞き耳を立てて
待っててくれたり。

どこに行ったかとか、何したかは
ふたりの本に掲載されるかもしれないので
そちらを読んでくださいっ!


この楽しさが、伝わって
みんなも台北に行ってステキな旅行を
追体験してくれたらなぁ。


のぞこはあたしの人生史上一番の美人なんだけど
顔の小ささもハンパなく
彼女と並んで写真を撮るときは
「ハイ、チーズ!」の合図と共に
顔を後ろに下げる
(遠近法でどうにか誤魔化そうと)
クセがついてしまったよ。

暑い中、構図を考えたり
お店の人に頼んで商品を撮影したりの
ふたり。



人工知能と人間に恋は成立するのか。

her/世界でひとつの彼女』

こじゃれた、鼻につく映画だと思ってたんですよ。

「オレは、終身雇用制度とか、バブルのやつらとか
旧世代とは違うんで
スマホやSNSを駆使して
ノマドで仕事したいんすよね。

紙?イマドキ、新聞や本読んでるんすか?
デジタルのほうが、自分のプライオリティ
高いものから、サクサク選んでいけるじゃないすか。
人生、いかにムダな時間をなくすかですよ。
おれ、ソーシャルメディア・リテラシー高いんで

(もう、途中から、何言ってるか分からない)
ジョブズが死んだときは(人が死んだのにドヤ顔で)
スタバでMacから「R.I.P.」と打ち込んだり
「やっぱ、スパイク・ジョーンズ監督
MV出身だけあって、センスはんぱねぇや~
オレ、コーヒーと映画はちょっと好み、うるさいんで…
そういう男が喜ぶ作品だと、勘違いしてた。

真夜中にマミー飲んで、すあま食べながら
「うちは極道に、惚れたんやない。
惚れた男が、たまたま極道だったんや!

五社英雄監督、やっぱいいわぁ~
昭和の女優、腹くくってるわぁ、と
極道妻DVD観て、感心してるようなおかまには
到底分からない映画だと、勝手に判断してたの。


それがこれが
「僕はパソコンに、惚れたんじゃない。
惚れたのが、たまたま人工知能だったんや!


かたせ梨乃や西川改め仁支川峰子姐さんらの
タマの取り合いならぬ

直球のラブストーリーやった!!
これは、頭のかたいアカデミー賞のおっさんらも
票を入れちゃうや(オリジナル脚本賞受賞)
うん、人工知能との声だけのSEXに
興奮した訳じゃないよね?!
あたしは「テレフォン・セックス」だけは
マジ、その良さが分からず生きてきたんよ。

たまーーに、ゲイでもいるんですよ。
「マリリンのはもうギンギン?こすってみてよ
先っぽからどんくらい出ちゃってるの?」って
言われても「そんなこと言われたら、
おかしな気分になっちゃうよ」

ケータイ片手に、嘘の声色作りながら、
もう一方の手は
……股間じゃなく
クイックルワイパー持って、床とか掃除してたもん。

確かに、この映画での人工知能は、
その所持者の好む、理想の女になっていってるの。

つまんない話にも、相づちを打って
よく笑って、まるで合コンの「さ・し・す・せ・そ」

「さすが~」「知らなかった~」
「すごーーい」「センスある~」「そうなんだ~」

男の気分は上昇っすよ。
男のスマホのレンズ部分から世界を見て知ったり
気持ちを作曲して、ステキなメロディに変えたり。

でも、この主人公が偉いのは
相手が「パソコン」だからとか、躊躇しないの

見た目も気にしない(だってパソコン)
年齢も気にしない(だって人工知能)
サマンサ(人工知能の名前。
そしてスカーレット・ヨハンソンの声がいい!!)
誰でもない、それが「彼女」だから、
「彼」は恋に落ちて
、時間を共有するんだよ。


もう、そのまっすぐな思いに
心がつかまれましたよ。

あたしも、「好きだけど(ヤッたけど)
おまえは男だから」と男に去られるたびに

なんで?「マリリン」だから、「おまえ」だからで
ひとりの人間として、
好きになってくれたらいいじゃん!!

大概の男は、そこを飛び越えてくれなかった。
(飛ばすほど、あたしに魅力がなかった)
なんで???意気地なしぃーーーっ!
と何度も涙を飲みました。

この映画は、人工知能と人間との恋って
とてつもなく「変化球」の設定だけど

ふたりが出会って、心が寄り添って別れてく
本当に、本当に、「直球ど真ん中」の
ラブストーリー
だったよ。


そして、あたしはこの映画を観て
人工知能……じゃなく「オレンジ」に恋しました。
そう「色」!!
近未来の街を歩くオレンジのシャツやセーター
部屋の中のオレンジのクッションや電気スタンド
とにかく、アクセントで出てくる「オレンジ」色が
美しく、この恋の話をさらにあたしの心を
ホッと幸せな温かさで包んでくれたよ。

(年取って、ただ単に派手な色が好きになっただけか)

恋は、社会が許容した唯一の狂気

この作品にも出て来たセリフ。
あたしも狂いたい、狂わせたい。

フジは続編とリメイクばっかやないか!
しかもあんたまでその過去の栄光に
すがるんかいっ!と観てしまった
『HERO』だったけど
そんな外野の声もはねのける
木村拓哉って、やっぱりスゴいなぁ……

彼を素直に「好き!」って言えたら
もっと気楽な人生だったのかなぁ。

爽やかで、かっこ良くて、人を信じ
誰からも好かれそうで、
清く正しい男女交際の最高峰にいそうな人。
「彼」としても、「仲間」としても
「息子」としても、理想形。


王道はすごい!
逆にそれを嫌がって、もがいたり
いろんな役に挑戦する俳優もいるけど
そのパブリック・イメージを背負い続ける
覚悟をして、あえて真ん中の道を歩いて
人々の憧憬も賞賛も、誹謗中傷も浴びる人が
スターなんだろうね。


ただ、国民みんな大好きSMAP!キムタク!には
最大公約数の「男」と「女」の視線しか
感じないんだよ。

そこは、あたしら異形のものは住めない世界
彼の人気を感じれば感じるほど
ここには自分の居場所がないって
感じちゃうんだよね。


そしてキムタク以上に
いつまでもカッコいいオレ!!
世界中のHERO!!

トム・クルーズ

タイムループものが好きなあたしは
日本発のそのストーリーに
ワクワクしながら観に行ったんだけど

オール・ニード・ユー・イズ・キル

やっぱり、トムのトムによる、トムのための
そしてもちろん翻訳は戸田なっち!!の
トムと彼を愛する仲間たちの映画だったよ…。

しがない軍の広報官だった主人公が
「ギタイ」という謎の生命体と人間との
戦争の最前線に送られ、死んでしまうんだけど
出撃前日に生き戻り……

タイムループが起きるたびに
敵の動きを記憶してるから、強くなる主人公!
いや、「カウント123で右からの爆撃をよけて」て
どんだけ記憶力(とリズム感)いいんだよ!!
そして同胞だけじゃなく、
美しいヒロインの心までつかんでいく
世界を救うのはオレだぜ!
って
いつものトム白い歯キラりん☆

トムってさ、キムタクってさ
っていうかそこらの
汗かきまくってるフツーのおっさんもだけど
自分より、ひと回り、ふた回り下の
女性が、自分に惚れる!
って
迷いなく、恥ずかしげもなく、
よく信じられるよなぁ

(自身が、実年齢よりだいぶ若い
設定を演じてる訳だけど…)
まぁ、そういう強さが
男が男であるゆえん
なんだけどね。


あたしに10歳以上下のカッコいい男が
近づいてきたら、まずは宗教の勧誘か
お金目当てかなぁ、って思うけど。

まぁ、今じゃ、それ目的でも
誰かに優しくされたい(笑)

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