妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2021年03月

ハッ!Σ(゚д゚;)窓から差し込む朝日
(つд⊂)ゴシゴシ ここはどこ?!
お尻が痛い!
なんでパイプ椅子に座って寝てた?
目の前の白いシーツ
ハッ!!Σ(゚д゚;)そうだ!ここは病室だ!
お父さん危篤だったんだ!

前日から、泣いたり、
感謝の言葉を言ったり
サヨナラの挨拶したり。
だけど、50代の父の心臓は強靭で
なかなか心拍数は0にはならず
感情の高低差に疲れ果てて
いつの間にか寝てしまった!!


周りを見ると、母も、妹も
弟も、その奥さんの義妹も
同時に目が覚めて
ヤバい!(((( ;゚д゚))) 寝てるうちに、
誰も看取らずに、パパ死んじゃった?!

みんなで、恐る恐る父の顔に近づき
「まだ、息してる!死んでない!」て
確認して、ホッとして
ちょっと笑っちゃったあの瞬間

20年経った今一番思い出せる。


いや、亡霊じゃなく「徘徊」から
脳梗塞で倒れてからの

(西田敏行のあの呂律の回らない演技たるや!)
心拍数上げの大喜利大会。
あそこで、不謹慎だ!って怒るような
視聴者はもういないだろうけど

観山家のことが好きで、好きで
そしてシリアスなシーンの時こそ
笑いで、攻めていく
クドカンが

(今の世相的にはかなりの攻め)
好きな僕にとっては
もう、たまらん悪ふざけですよ。


だからこそ、江口のりこマジ涙の
「天国行って母さんに謝ろうと
思っているのかもしれないけど
あんた行くの、地獄だからね!」
めちゃくちゃなセリフで泣かせてくる!
「肝っ玉、しこったま!さんたま!」
一緒に、ご唱和したかったよ!
(主治医や弟子の人たちまで
叫んでるのが好き)

あの輪の中に入りたかったよーーー

てなわけで来週、最終回。
泣いても、笑っても最後だよ。
(本当に、文字通り、泣いて笑って)

「プロレスは、何度引退してもいい

それはクドカンから長瀬くんへのメッセージ?

訳あって、続きはコメント欄を見てください。

同性婚は(僕にはする相手がいない!)
なんとなく拒絶する人いるだろうなぁ、って
予測はつくが
選択制夫婦別姓反対するのが意味不明。
だって「選択制」だよ。
誰かが幸せになるだけで
別に、自分が不幸や不便になる訳じゃないじゃん。
そして、その先頭に立ってる女性議員('д` ;)

こういうの見ると、男とか女とか
関係ねえ!
と思うのだけど

作品の中の
「別に、おいは女(おなご)より
男が偉いと
言うちょる訳じゃなか!
ただ男には男の
女には女の役割があるはずじゃ
女に政はできん!!
そげな女に作られた
恥ずべき歴史を無かった事に
するためには
徳川を徹底的に潰さなならんのです!!」


もう、このセリフだけで
西郷隆盛に殺意ですよ!!!


いや、いや、これは史実ではなく
漫画、しかも江戸幕府の徳川の代々の
将軍や要職者たちは「女」であったという
歴史改変物語


その長い連載の歴史に幕を閉じた
『大奥』の中の話なんですけどね。

2004年から16年か!!!
そりゃ、その間に、映画で共演した
堺雅人と菅野美穂も結婚するわいっ!

紙の単行本で買い続けてた漫画が
一つ終わる。
寂しくもあり、ホッと安心もしたり。

(ガラかめとバガボンドは、終わるのか?)
もうね、堪能させていただきました!!

僕は、本当、歴史に疎く
勉強も読書もしてこなかったので
新撰組と坂本龍馬の違いもわからん!

(武田鉄矢に怒られる!)
大河ドラマも幕末ものは
『篤姫』しか観た事ないから
篤姫は宮崎あおいだし、高橋英樹は
桃太郎侍じゃなく島津斉彬
そして平岳大さん演じる
徳川慶喜が大嫌いで
今のって、草なぎ剛なんでしょ?
それこそ脳内の歴史が改変されちゃう。
絶対、観られないよー。


しかもこの『大奥』での慶喜も、
『篤姫』のまんまの嫌なやつだし!


でも、本当すごい!!
男女逆転の発想もすごいけど
実際の史実と、この漫画の世界を
リンクさせていく力!!!

いや、教科書じゃなく
よしながふみさんの描くこっちが正しくて
だから江戸時代(徳川)は
あんなに長く続いたんじゃないか?って錯覚。


いや、いや、それこそ
そっちのパラレル・ワールドの方が
ドイツや台湾、ニュージランドのように
女性が先頭に立っていた方が
日本はもっと前に進めていたんじゃ?!

(またもや呪われた TOKYO オリンピックの
醜聞が!!!)

おじさんたちと「名誉男性」の女性らの
凝り固まった単一な意見じゃなく
忖度とか既得権とか、権力、名声
と関係ない
自由な社会を築けてたんじゃないか?って


「もしも」の幸せな世界を思い描いてしまう。

もちろん、この大奥でもサイコパスのように
後継問題で、平気で毒を盛ったり
醜い争いをしたり、
足の引っ張り合いも、駆け引きもあるし
歴史に翻弄されて、悲しい運命も送るけど

覚悟を決める女将軍たちは、強い!!

1年に1、2回の刊行で
正直、家光って?吉宗って?
松平定信って?田沼意次って、誰だっけ?
何した人だっけ?って全然思い出せないんだけど

読んでる間は、ほほっーーーって。
重厚な歴史小説を読んでるような

(司馬遼太郎さんさえ読んだことないけど)
日本史の講習を受けてるような
めちゃくちゃ充実した歴史の勉強でしたよ。

(だから、これはパラレルワールド)

でも、男の人で、歴史小説を読んだり
歴史上の戦国武将や偉人に憧れる人は
多いだろうに、なぜ、それを見習って
気概があったり、時代を切り開いていく人は
少ないのだろうか?!

僕なんて、この『大奥』読んで
毎晩、日本中から集めた美丈夫な若者を
寝所に呼びたいよ!
(ただの色狂い)

僕の漫画人生で
確実に歴史に刻まれた作品。


よしながふみ先生、お疲れ様でした。
ありがとうございました!!





エッ?!
常田大希って、あんなあどけない顔するの?!
ユーミンとの対談で、
子供みたいに笑って、
美大生みたいに目をキラキラさせて。

僕は歌ってたり、オサレな雑誌のグラビア
そういう彼の姿しか知らなかったんで
すごい新鮮だったし、ますます好きになった!

ブログ書こうとして
思わず、テレビに釘付け。

ミレパの『FAMILIA』が
『翳りゆく部屋』オマージュなのは
なんとなくわかるけど
米津の『Lemon』が
ユーミンに影響受けてたのは、本当なのか?!

この映画もまた、邦画あるある
余白は観客の想像や自由な解釈に
委ねます
なのか…

いや、僕は原作を読んでたから
脳内補完できたけど、

(むしろ、こんな素敵な映画にしてくれて
ありがとう

未読の人はわかったのかなぁ。
あのセリフもないの?
あのシーンはカット?
そこ飛ばしちゃっていいの?って
要らぬ心配してしまったよ。

いや、感情言葉を羅列して
わかりやすくしろ!ってことじゃなく


鬱積や諦め、価値観の押し付け
そんな積み重ねが当然の毎日に
何かのキッカケでスイッチが入り
人って、堪忍袋の尾が切れたり、
感情爆発したり、違う道を選んだり、
行動を後押ししたり
恋したり、すると思うんだけど

その「スイッチ」となる瞬間やセリフが
映画だと曖昧で、
靄がかかったようなにモヤモヤ。


ただでさえ、門脇麦さん演じるヒロインの
存在が重いのに

(それは、シリアスの「重い」じゃなく、
腰を上げない「重心」っていうか鈍重な感じ
ただ不平不満で、動いてるだけの人に見えて
映画自体、なかなか前に進まないのにイライラ。
(あと、逸子役の石橋静河さんは
めちゃくちゃ好演
だったが
他の脇の女子校時代のご学友たちが
イイトコのご息女に見えない!!
ただのママ友だよ、あれじゃー)

そこに、軽やかな美紀が登場して、
やっと動き出すよー。
水原希子さんってスクリーン映えする!
人物設定では、美紀の方がくすんでるはずなのに!
地方出身の同級生同士の
あの自転車の二人乗りのシーンが
キラキラまばゆい!

やはり、外から来た人の思い描く「東京」の方が
輝いているのかなぁ。

あと、最近の傾向か
攻撃じゃないフェミニズム
そもそも男女も関係ないか。
「階層」や「立場」で分断するんじゃなく
違う価値観や意見が
誰かの幸せのスイッチになるのがいい!


まぁ、僕は、チラッて映った
高良健吾の手の大きさ

ときめきスイッチ発動しましたが!


素晴らしい!素晴らしい!!
素晴らしい!!!

いやー、コロナだけじゃなく
配信のディズニー+に誘導させるために
最近の『ソウルフル・ワールド』とかは
劇場公開されなかったし
アニメのモアナとアナ雪2は
そんなピンと来なかったんだよ。

それが今回の
『ラーヤと龍の王国』




大切なことなので、もう一度書きますよ。

素晴らしい!素晴らしい!!素晴らしい!!!
同日配信に異を唱える大手シネコンが
上映を見送ったため、日本でもディズニーなのに
小規模公開だけど、ぜひぜひ観て!
いや、ディズニー+に入っている人はマスト。

アナ雪やズートピアでも描かれてた
「ジェンダー問題」
さらに一歩推し進めると
もうさ、この地球には
「男性」は不要なんじゃ?!て究極論。
今回のヒロインは恋愛なんて
必要としてないし、
友情も、敵役もほぼ女性。

男性キャラは、少年とおじさん。
それも女の子を守ってあげるのではなく
「意見」を戦わせ
一緒に「行動していく」。

そして、日本では「無垢の象徴」
「天使」と言われる赤ちゃんが、実は…

もう、そこで、ディズニー!!!って
膝叩いたもん。映画館の暗闇の中パンっ!て。

エンディングロールで
脚本にたくさんの名前が載っていたけど
いろんな価値観、アイデアや思いが
ぶつかって、研磨されて輝いたり
尖ったままでも、
人の心の深くまで突き刺さったり

こんな素敵な作品ができたんだろうな。
なんて、実りある意見交換なんだ!


まさに、この映画の中で探し求めた
バラバラになった龍の石のように!


意見の相違、それこそ反対意見は
「攻撃」「話が長い」って
認識されるような会議や

立場の強い人の意見を尊重し
「わきまえる女性」が
善しとされる社会じゃ
絶対理解されないだろうし
辿り着けない最終稿。

(SNSでも、イケメンの王子が守ってくれる
デイズニーに戻って欲しい!って
女性たちが書いてる国だしなぁ)

まぁ、そんなアメリカの分断も、
どこよりも凄まじそうだけど。

負けないこと、投げ出さないこと
逃げ出さないこと、信じ抜くこと
ダメになりそうなとき、
それが一番大事


20歳の僕には、全くわからなかった歌だったけど
今なら、わかる!
いや、50歳のおじさん
そこらの小学生の娘さんたちと
一緒になって、この映画に涙そうそうですよ。

アジアを想定した舞台、キャスト陣
もうね、映像も美しく
海外旅行ができない今、
ここではないどこかへの欲が満たされた!!

そして、翼を持たない龍が
どうして空を飛べるのか、やっとわかったよ。
日本は「龍の形をしてる」って
漫画『スケバン刑事』でも言ってたけど

こんなコロナ禍、分断ではなく、
心や意見を通わして、
世界に羽ばたける国になって欲しいよー


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