妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

2021年03月

小さな頃から、習い事だけは
いっぱいしてきたのに
何一つもモノになってない!
楽器はまったく弾けない。

テニスもスキーも、大学時代は役に立ったけど
それ以来、したことない。
それこそ19歳で取得した車の免許だって
かれこれ20年以上ハンドルを
握ったこともないので
名ばかりゴールド免許(暴走老人)

日能研だって、お受験失敗
英語だって、喋れない。
親の教育費全て無駄にしてきたわが人生。


大人になって、自分のお金で始めたヨガだって
体も心も、全然柔軟でも、平穏じゃない!
エッ?!何年してるんですか?レベル。
見ただけで、体が動いたり
コツをつかめる、「センス」のある人が
うらやましかった。


そんな僕が、コロナ禍で、習い事を始めました。
それは、ボイトレ!
誤嚥性肺炎予防にいいんだって!なんて
誤魔化してるけど
(むしろ、こんな飛沫を出して
コロナにヤバいんじゃ?)
もう、単純に
歌がうまくなりたい!!
うまくなりたいんです!!」
「歌いたいんです!安西先生!!」


ゲイだけに芸達者に見られがちなんだけど
歌が下手で、下手で。

絶対音感なんて1音もないから
新しい曲を歌いたくても、わからないの。

吉田美和はもちろん
キムタクや竹内涼真が「俺ってうまいだろ」て
(キムタクはうまいと思わんが)
フェイクとかかけるのに、チッって舌打ちしながら
羨ましくて、羨ましくて。
でも、歌って、遺伝って言うしなぁ。
(うちの親はクリスチャンだから
聖歌とか歌ってたが、由紀さおり唱法で
うまいのか下手なのか判別不能)

ただ、この1年、ステイホームで
ネットでYouTubeを観る機会が凄まじく増えて
特に、ミラクルひかるはじめ
モノマネの人たちのを。
ビューティーこくぶさん観て



「本物どうしてるのか?!」て
杉山清貴さんのライブに行ったんですよ。

そしたら、現役なのをアピールするためか
新曲ばかりで、昔のを歌ってくれない!!
こっちは、サマー・サスピションが
聴きたいんだよ!!

でもね、うまいの!聴き惚れちゃうの!!
涙が出てくるの。

僕は、歌って思い出と繋がるから
泣けるんだ、と思ってたけど
知らないメロディでも、
歌がうまいと、人の心を動かせるんだよ!!!

って、速攻で、ボイトレを検索したのです。

そしたら、人の「心を動かす」前に
自分の「心が折れる」ことがいっぱいだった。

うまくなってから、みんなに報告しようかと
ブログにも書かなかったんだけど
(いつかまたカータンとのイベントがあって
歌うことがあったら、「うまい!」って
観客を一泡吹かせてやりたかった)
そんな兆しはないし

心は折れるても、へこたれない!
それ以上に、どんどん喉と一緒に
扉が開いていく感じ。

大人になっても、新しい世界知るのって
楽しい!!
月2回、半年間通って
(もちろんこれからも続ける)
そのことも書いていきますねー。

あっ!この漫画も面白かった!!!
ヤクザと男子学生のブロマンス。
全然違う世界の人が結びつくのっていい。

つづく。

ダダダダダーーッ!!痛い!!!
人間ドックで、いつもコンタクトを
外さなきゃいけないので
今日は、家からメガネで行ったら
案の定、段差が見えなくて
駅の階段で、スッテンコロリン。
そして、漫画みたいに
ダダダダダーーッ!!とお尻で滑り落ちた。

痛い、少年隊のヒガシでさえ
骨折したのに、僕は大丈夫なのか。

あぁ、こんな時、黙って
山賊抱っこをして、助けてくれる人が
いてくれたなら…


あぁ、惚れてまうやろ。長瀬
いや、寿一。

でも、戸田恵梨香も、新婚早々
長瀬に惹かれてしまわないのだろうか?
撮影後、家に帰って
イマドキのツルッとした人畜無害そうな夫見て
チッ、つまんねえなぁ、と思わないだろうか

(余計なお世話)


あんな「うまいッ!うまい!!」って
ラーメンを食べながら
言ってくれる人、嬉しいよ!
それに対して「近くで殺気感じたけど
怖くなかった。私だけの特権」
なんて
うまい返し!!!

まぁ、「私のこと、いっぺんも好きなこと
なかったやろ!」
って
ユカの気持ちもわかるが。
それがファンとして惚れて結ばれた側に
ずっとつきまとう弱み。わかる!
でも、好きな気持ちが強い方が
苦しみも含めて、楽しいんだよ!

それに、プロレスシーン
全部長瀬本人がやってるんですって!!

どう見ても吹き替えレベルじゃん!
あのコーナーポストからバック転しながら
床に横たわる相手にボディプレスする
ムーンライトプレスまで!!!
危険を顧みず、そこまでやる本気!!
橋田寿賀子先生とピン子コンビみたいに
ずっと、 ずっと 50代の長瀬も
60代の長瀬の姿もクドカン作品で観たいよ。

(まぁ、寿賀子のピン子はいつが何歳か
全然わからんが)

「薄いお父さん」と「濃いお父さん」
「デイケアサービス」と「自宅介護」
「能」と「プロレス」
どっちかを選ばなきゃいけない
どっちが正しい、じゃなく

両方共で、いいじゃん!って
描くクドカンは、やっぱり信頼できるー。


泣きながらやっても、
笑いながらやっても
「介護」は「介護」


この「介護」って言葉を
「人生」に置き換えることできるよー。
(「勉強」でも「仕事」でも)
この年になってくると
そう考えられる人と一緒にいたい。
なるべく、自分も「被害者意識」を持たずに
全てを「笑い」ながらやりたい!


やっぱ、ユーミン、ドライブ最高ッ!!!

夢中になって、電車内はもちろん、
駅に降りても、
ページをめくるのが止まらなくて
寒空の下、ホームに立って、
黙々と読み続けた。

『あのこは貴族』

「東横線とか田園都市線って、
ミーハーな人が住んでそう」ーーー


東京に代々住んでいて、
今は松濤で病院を経営している実家で暮らす
主人公(最初は、「不幸になれ!」って
念じながら読んでた
)が、

同じように、小学校から
私立の女子校に通った同級生と、
話す会話なんだけど、

もう、その辺からわかる!わかる!!
僕はこのヒロインのように、
お金持ちでも、育ちがいいわけでないけど、
大人になって、地方から出てきた女性たちの
キラキラした「上を目指す姿勢」

感心したり、驚いたり。

何かお菓子や物をくれるときに、
必ず「お店の名前を言って」くれる人がいて、
「それって必要なのかなぁ?」て。
有名店ならともかく、
「紀ノ国屋のパン」って渡された時は
「スーパーじゃん!」
(前に、「大学で上京してきたときにさ」って
彼女に話を振ったら、
「上京じゃない!私は埼玉出身」と言うから
「いくつまでいたの?」って返したら
「幼稚園」
それ以降は西日本なんだよ。
やっぱり上京じゃん!)

また別の一人は、毎年年賀状に、
自分の子供の名前の下にカッコつけて、
「◯◯中学校」と某有名付属校を記す人がいて、

えええー、田舎もん丸出しじゃん!!
(その人は、入学、卒業と節目の時期に、
子供を会社に連れてきて、「後輩です」と
社内でその大学出身の人に挨拶回りをするの)。

何やっとんじゃ?!恥ずかしくないのか?!
イジワル目線でも見てしまうけど、

若いときに、自分の力で、地元を出て、
東京を選んだ道を「間違ってない」と
自他共に認める為にも、
そりゃ頑張るよなぁ、上昇していくよなぁー。

今だ実家で「子供部屋おじさん」の僕は
そんな彼女たちを尊敬するのです。

逆に、社会人になりたての頃、
慶応出身の同期の子に、
「クリスマスパーティーを家でやるの」って
誘われて行ったら、
エッ?!こんな東京の真ん中に一軒家があるの?!
なに?道に並んでる外車は?!
玄関を入ると、そこは、ケータリングが入った、
ホンモノのパーティーだった!ヒィー(((( ;゚д゚)))
普段着で、安いプレゼントを手にした僕は、
ハリウッド映画でいつか見たような惨めさで、
二度と来るか!って苦い思い出も

(今なら、もっと楽しめたはず!
慶應ボーイに近づけたチャンス!)


東京生まれの箱入り娘、華子は
婚活に励み、ついに出会った
名家出身のハンサムな弁護士幸一郎と出会う。
猛勉強の末に、慶應に入るも
親からの仕送りを止められて中退、
現在はIT企業に勤める美紀は
腐れ縁の幸一郎との逢瀬を重ねてて。

身分も境遇も対照的な二人の
同じ男をきっかけに出会い、
キャットファイト、ゴングがカーン!

そんな女同士仲良くさせない話ではなく
今流行りの階級や階層の
「分断」を描いた本でもない。


むしろ「女同士の義理が
ちゃんとわかる」女かどうか。

僕も、むしろそこで女性を見るかも。
「女をむやみに敵視しない女」
この美紀が映画で水原希子ちゃんが
演じると聞いてたので、イメージしながら
読んだら、もうピッタリ!
僕は監督か!ってくらい
彼女の立ち居振る舞いが想像できて
カメラを抱えたくなっちゃったよ。

結局、僕は、自分(実家)のテリトリーから
出たことがない、

それは東京から出ないお嬢さま
地方に根を下ろすヤンキーと一緒で
ぬくぬくと、親が言われるがままに
小学校から塾に行って、
お受験して(失敗したけど)
苦労も、根性もなく
一人で何かを成し遂げたこともない。

だから、思春期に、
自分がゲイだ!って確信して
初めて将来が不安になって、苦しかったけど
そのネガティブな要因ができたことに
ホッともして。

こんなに何もなくて、薄っぺらい人間でも
乗り越えなきゃいけないことができた!って。

でも、いまだに、人としては、
なんもないなぁ、って。50歳になるのに!!
だから、男とか女とか呪いを解いて、
自分の理想や描く未来に向かって

切り拓いていく女性は、
怖くもあり、羨ましくもあり。
やっぱり、スゴい!!!

いい意味で裏切られた本だった!
息継ぎがうまくできずに、溺れかけたけど
自由に泳いだ後の疲労感と爽快感。


あのこは貴族 (集英社文庫)
山内マリコ
集英社
2020-07-03



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