安室のベストを毎日聴きまくってるけど
もちろん、安室の発売と同日に
中森明菜がディスコカバー『cage』
角川映画をテーマにしたオリジナルアルバム
その名もずばり『明菜』を発売したのも
聴きまくってますよ(寝ろよ)

そして、カータンとカータンの旦那さんと
生森明菜ちゃんが一日ママをやると言うので
遊びに行きました。

開店の6時と同時に会場のスナックは満席
立ち見も出るほどの大盛況

ホンモノと「気を遣う優しい」ところは
そっくりな生森さん
の人脈で
(タバスコを投げたりの暗黒面は似てない)
ゲイはもちろん、バイ、ノンケ、女性と
あらゆる性的嗜好のお客さんが。


そんなみんなで、生森さんの
明菜が憑依したかのようなパフォーマンスを聴き

「歌声喫茶」みたいに、
一緒に歌ったり(振りつけ付き)
ゲイバー?スナック?もう場所や時を越えて
大人が夢中に楽しんでる
空間って幸せ〜。


でも、やっぱり他のゲイの人の話を聞いてると
実家に十何年も帰ってなかったり
何年も親に会ってなかったり
みんな人生それぞれ

どんな覚悟を持って、地方の実家から
東京に出てきたかと思うと、切なくなっちゃった。


うちは、そこまでじゃないけど
(っていうか、実家に週2で帰ってる)
親に結婚とか、孫の顔を見せてあげられない。
いや、そもそも「本当の自分」を
カミングアウトなんてできない。

だから、一番近い人に、
最後の壁を高く作って
秘密には近づかせない。

もちろん全てをさらけ出して、
家族に受け入れられてるゲイの人もいるでしょうよ。

でも、僕はむしろ理解されたくない。
お互い知らないふりでいいじゃん
、って。

でも、親や兄弟姉妹で飲みに行ったり
彼氏彼女や結婚相手を紹介したり
お互いの子供を遊ばせたり
そういう幸せの場所
からは、
遠いところにいるよなぁ。
彼が近くにいれば良かったけど
そんな彼が「結婚」をしたがってて
「別れる」ことより
「お前もそっちに行くんかい!」って
裏切られたようで、悲しい。


中森明菜も、家族に20年も連絡を断ち
そばにいたい人に、背を向けられて
どんな思いなんだろ?


アメフトの花形スターだった長男は膝を壊し
イラク戦争に行った次男は、片腕を失い
何をやっても冴えないどん底兄弟二人が
妹と組んで、
一発逆転を狙って
モーターレースの大金を奪う

『ローガン・ラッキー』

いやーー、やっぱり僕にとっては
『トラフィック』『エリン・ブロコビッチ』
『マジック・マイク』『恋するリベラーチェ』
スティーブン・ソダーバーグ監督って大好き!
一度は引退宣言してたけど
こんな面白い映画を作るなら
ずっと映画監督でいてほしい。

現金強奪作戦を見るのも楽しいけど
この年になると、最後の賭けに出るまでの
彼らの人生を思って泣けてくる。

「うまくやって!逃げ切って!」と
応援したくなるもん。


むしろサイテーサイアクな姿を
兄弟妹で共有するなんて

僕にはできないことだから
ある意味羨ましい。

だからと言って、仲の良い年上を
「お兄ちゃん」とか「アネキ」と呼んだり
他人と疑似家族みたいに振る舞う人は
('д` ;)うへ〜と思うんだけど。

いつか親が死んだら、いや、もうずっと前からか。
帰る家族もいない僕は

このダメな人生を、誰かの役に立つよう働いたり
その人のためなら、犯罪に手を染めてもいいような
友達をたくさん作っておかなきゃ。