親の影響なんて、そんなに受けてないと思ってた。
思春期になり、誰よりも親に、バレちゃヤバい
傷つけたくない、ガッカリさせたくないと
距離感保っていたし。

でもね、大人になって、社会人になって知ったの。
芸能界の噂話、整形、そして特に皇室。
話す人は話す。知らない人は知らない。
そして、前者の場合、母親が、
女きょうだい(特に姉)が
家でもその手の話を
すごくする
人が多いような。

そうです、もう僕の場合
「親の責任です」
「親の育て方が悪かった」
んです!

もうね、「あそこの角の●●ちゃん
今度結婚するそうよ」の素人会話以上に

「○○の宮の本当のお○さんは、加○さ✿らじゃん」
「サーヤの花嫁衣装は
カリオストロの城のクラリス!」

と、ロイヤルファミリーについて
当たり前のように、語ってきました。


妹なんて、「じっとしてらんない!」と
1泊3日くらいの強行軍で
ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚を見に
イギリスに行くほど、世界の王室大好き!
(いまだに、実家に「ダイアナ来日・独眼竜政宗」と
書かれたビデオテープが置いてある。
当時から、妹は渡辺謙とダイアナの大ファン
テープは、絶対腐ってると思うけど)

家族だけじゃない、親戚が集まると
「なんで、小坂一也ごときに
十朱幸代と松坂慶子が争うんだ!」
とか
お正月、「昨日の紅白の
中森明菜の『十戒』って歌は
旧約聖書のモーセと関係ないじゃないか!」
なんて
芸能ネタだけで、結びついてる一族でした。

この家族にして、この子あり!
なるべくしてなったのだと思う。

だから、友だち何人かとここ何週間は
小○家のことで、もちきり

本当、今日も朝から一日何回も
LINEのやりとりしてたので

ニュースが飛び込んできたとき

こっちまで、職場で飛び上がっちゃった!!!
叫び声あげちゃった!!


映画『アバウト・レイ
16歳の決断』
を観てね
家族って、やっぱり反目しても
影響与え合うなぁ、って思ったのだ。

エル・ファニング演じるレイは性同一性障害。
(エルたんが可愛すぎ!!あれで男になったら
狙われるって!!)
ホルモン治療を受けたいんだけど
シングル・マザーの母親(ナオミ・ワッツ)は
「娘が、いきなし息子に?」と現実に戸惑い気味。
そして、レズビアンのおばあちゃん(スーザン・サランドン)は
「ええーー、だったら、女(今)のまま
レズビアンになって、女の人と恋すればいいじゃない?」

トランジェンダーの意味を理解してないの。

女だらけの家族は、
感情も言葉もぶつかり放題。
それぞれの性癖とは関係なく
女同士って容赦ない。


うちの弟の奥さんは、
そして少し歳の離れたお兄ちゃん2人に
「可愛い、可愛い」と育てられてきた末っ娘。

なので、うちに嫁いできたとき
整形、皇室、芸能の話を、
家族みんなで、毒まみれ
止めどなくしゃべっていることに
ビックリしたみたい。

そして、そんな母、兄、
僕の妹(弟になっては姉)に
感情的に、ときには攻撃的に
言葉を浴びさせられている弟を見て

どうして普段、泰然自若としてるのかが
分かったそうです。

そして、うちの弟がなぜこんなに
皇室に詳しいのかも
(右翼と思われてたのか?!)

きっと、弟も、ここ数週間
小○家とM子さまの行く末を気にしてただろうな。

(こんなところで、家族の見えない絆を感じた!)
まさか、職場では話せないだろうに。
ノンケってそういうとき、可哀想。

そして、僕のスマホには
「美智子さま、大丈夫かしら」
母からのLINE
(でも、お金持ち貧乏、お家柄関係なく
お金に汚い人は、一生汚いと思う…)

僕ね、この映画のように
「性転換したい」って思ったことないの。
(「女優になりたい」はあっても)
それは、きっと、今の男性のままでも
好きなこと喋れてきたからかなぁ。