『ユタとゆかいな仲間たち』を
はじめて観に行ったのは、いつの頃か。
今でいう、情操教育ってやつ?

とにかくうちの親は僕たち兄妹を
ミュージカルに連れて行ってた。
家でザ・ベストテンやヒットスタジオごっこを
一日中やってる娘(妹)の
才能を伸ばそうとしたのか?
いや、息子の行く末を案じたのか?!

当時の僕が好きだったのは
中村晃子さんの
『恋の綱渡り』



身をよじらせてこんな歌を歌ってる
小学生男子、親も不安になるよね。

でも、当時、同棲していた男を
大竹しのぶに略奪婚された中村さんが
彼女に泥棒猫!!」と罵倒したことが衝撃で。

いつか「泥棒猫!!」と言われるほど
誰かと恋に落ちたいと願っていたの。

それなのに、どうしてだろう。

劇団四季のそれこそ『キャッツ』を観たとき
いや、正確には観ていない。だって、だって
2度チャレンジしたのに、2度とも爆睡。
僕の中の『キャッツ』の記憶はこの方

いや、猫だけじゃない。ライオンも怪人も
なぜかなぜか寝てしまうの。

さすがに、ライオンの時は、
病気なんじゃ?と。

唯一大丈夫だったのが、ロンドンで観た
『マンマ・ミーア!』
だって、あれは歌謡ショーみたいだったから。
最後は、一緒に行った友だちと踊り狂ったもん。
それが映画で観た途端
「ただのヤリマン、アバズレの話じゃん!」
しかもメリル・ストリープ!うげっ!と
後半意識を失った。


映画になるともっとひどい。
「あなた本当に映画好きなの?」と
疑われるよ。あの名作も、古典も、
♪トゥモロートゥモロー♪も
1本のパンを盗んで、最後はフランス革命なのに
英語で、歌いまくるあの作品も
(*゚ロ゚)ハッ!! もう上映終わった?まだ?
睡魔に襲われて、意識は遠く、夢の中へ


大丈夫だったのが
『ムーラン・ルージュ』と
『ラ・ラ・ランド』

でも、これもある意味、ヒットスタジオだからなぁ。

きっと僕の中のリズムが
歌い上げる楽曲に合わない
んだろうな。

僕がお腹の中にいる時の胎教は
松尾和子やロス・インディオスだったからね。


そういえば絢香とMISIAの歌って
まったく心に響かなくて、いっつも眠くなる!!

あーーやっぱり!!もう血のせい!
この体に流れるビートのせいだ!!

(って、かっこよく書いてみた)

てな訳で、巷で大好評の
『グレイテスト・ショーマン』

(*゚ロ゚)ハッ!! まだヒュー・ジャックマン脱いでないの?
(*゚ロ゚)ハッ!! まだザック・エフロン服着てるの?
(*゚ロ゚)ハッ!! いつの間に歌手のドサ回り?
(*゚ロ゚)ハッ!! なんで、異形のみんなをドアから追い出すの?
(*゚ロ゚)ハッ!!「THIS IS ME!」と声を張り上げてたのに
(*゚ロ゚)ハッ!! それなのに、そんな差別をした主人公を
(*゚ロ゚)ハッ!!「あなたが家族をつくってくれた」って許してるの?
(*゚ロ゚)ハッ!! 最後までヒュー・ジャックマン脱がないの?
(*゚ロ゚)ハッ!!エエーー本当に、ザック・エフロン服着たまま?

てか、ユーミンってグレイテスト・ショーマンじゃん!!

ミシェル・ウィリアムスの歌がうまくてビックリ!!
でも、彼女って、どうしても大竹しのぶに見えて。

僕の中に、流れてる中村晃子の歌声が
「気をつけな!」って、彼女を拒絶するんだよね〜。