週末は中学時代の友だちグループの
集まりがあって。
中学3年の時のクラスメイトの
男女混合10人ほどで
その中の何人かは産まれた病院も一緒だし
幼稚園、小学校低学年の頃から遊んでて
40年間ずっと会い続けている。
「地元の友だちサイコー!」てなノリではなく
やっぱり横浜って
進学や就職とかで街を離れるってことが
あまりなく、親たちがいまだ住んでて
頑張ることなく、会える距離
ってのが
一番大きいんだと思う。

でも、「住んでみたい街」に
吉祥寺から、横浜が今年1位
になったという
ニュースを見ると、
住みたい横浜ってどこだよっ!!
うちは祖父母の前から
親戚一同横浜で、本名も知らないで
「戸塚のおばさん」「瀬谷のおじさん」と
住んでいる区で呼んでる。

でも、横浜というと
横浜駅にいた傷痍軍人
黄金町の赤線や立ちんぼ、
日の出町の風俗街
賭け事と怖いイメージしかない('д` ;)


妻夫木聡が、自らドラマ化を企画したという
『イノセント・デイズ』
田中幸乃、30歳、元恋人の家に放火して
妻と1歳の双子を殺した罪で死刑を宣告された。
彼女の人生に関わった人たちの追想から
浮かび上がる哀しい真実。




もう、一気読み!!!!
土曜の夜から朝にかけて、
読み始めて止まらない!!!


妻夫木お前が演じたのはそっちかいっ!
ミステリーなので、
ストーリーはこれ以上は書きませんが。

さすが妻夫木くん!!
神奈川県立○岡高校(Wikipedia参照)の
元スーパー高校生

そして、この著者、早見和真さん
初めて読んだんですが、
(スゴい文章が面白い!!)
この方も、横浜出身なんですね。
そのせいか、横浜の格差社会?
街ごとの空気感がスゴいわかる!!わかる!!!

もちろん話にも、引き込まれたけど

この小説では「宝町」って名前だったけど
僕も小さい頃、
洋服を寄付しに行く母に連れられてった
日本三大ドヤ街の一つ寿町の
お酒とすえた匂いと絶望感


山を切り開いてできた新興住宅地
坂を下って、国道に近づくほど
「こんな木造の家が、隣の家との隙間もないほど
密集していて、火事になったら火の海じゃん!」

坂の上から、見下ろしている
自分の差別意識。

自分もこの小説のように
こうやって、誰かを傷つけてたり
傍観者として逃げてたんじゃ
ないか?!

せめて罪滅ぼしのために
幸乃助かって!そっち(の運命)に行っちゃダメ!と
ずっと念じながら読んでましたよ。

「映像化」ってことで、今まで
知らなかった作家さんや物語を
知ることできて良かった!

この本を読んで、また一つ
妻夫木くんのことを
「信用できる人だ!」て思えたよ。