IMG_4602
IMG_4600

まずは、キエフの写真を載せたのは
すごい昔の気がするから。
観光名所を写真パシパシ撮る旅のはずだったのに!

やってまった!!!

最初に出た声が、鈴愛の流行ってるんだか
流行ってないんだかわからない口癖だったのは
僕の中では、確実に『半分、青い。』
心の血肉になっとる。


ウクライナの旅は
キエフから寝台列車に乗り
黒海の真珠と言われるリゾート地
オデッサ
という街に来ました。

IMG_4609

ここもヌーディストビーチが有名で
それこそ奔放的なマッチョのゲイが
羽目を外しているというより
ウクライナの妖精と言われてる美女たちが
惜しげもなくその肢体を見せてるらしく。

ネットで検索して、その地球の歩き方には
決して載らないスポットを
暑い中、探して歩いてたのです!


そして、それはあったのです!
長い道をくねくねと、そして獣道のような
崖の下に歩いていき。

あぁ、ヨーロッパ最高!門戸開放!!

で、帰り道、フト思ったのだ。
また崖を登って、
照りつけるアスファルト道を戻るより
海岸線を砂浜を突っ切った方が、
早くない?!
て。

で、テクテクと。
砂浜を、時には、岩を登って、直線路!
そして、防波堤を歩いてる時に
それは突然やって来たのだ!

やって来たというより、
あるはずの道がなかったの。

防波堤の一部が破損して、
大きな穴が開いてたのだ。

それに足がすくわれて、ガンッ!!!
その下の砂利?に落っこちてしまったのだ。

(1メートル弱かな?)

やってまった!!!

いや、リゾート地にサンダルで行く僕は
よく滑り、いつかこんな日が来るんじゃないかって。

そしたら、
アレ?足の形が違う!!
右足がどんどん腫れていき
どんどん象の足みたいに。

ヤバイ、ヤバイ、たんこぶ?
冷やさなきゃ、と足を海につけて
血が滲む手のひらに、食い込んだ砂利を
取り払いながら、ヤバイ、ヤバイ
全然腫れが引かない!


どんどん大きくなっていく右足の甲
バスの中でウェットティッシュで抑えてたら
ほかの乗客が、ドラッグストアに
連れて行ってくれて、包帯で固定してくれた。

なんて優しいの!!!

IMG_4601
ヤバい、ヤバい痛い。
でも、病院に行くにも、もう夕方で
時間が時間だし、ネットで検索して
改めて、明日行こう!

そうだ! だったら、
有名なバレエを観に行こう!て。
(その欲深さが痛い目に遭う!)
でも、アレ?なかなか前に進まない。
通りがかりの男性が、
腕を曲げて差し出して来るの?

エッ?!なに?新婦入場?

あぁ、俺のここにつかまれってことか!
(だったら、抱きかかえて!)
そんなに苦しそうに足を引きずって歩いてたのか?!
なんて優しいの!!それが何人も!
でも、その人たちと別れるたびに
盗まれてないか(汚れた心)
バックの中のお金を確認してたけど。

だって、日本だったら、
こんなおじさんに優しいのは
宗教かお金が目的でしょ!


で、6時半スタートの
オペラバレエ劇場についたのは7時!
後半の演目だけでも見よう!と
チケット売り場に、買えるか聞いたら
一番安い席だけがあった。
20UAH!日本円で100円だよ!

IMG_4608

ただナメてた、歴史ある古い劇場。
エレベーターやエスカレーターがない!

必死で上って、扉の向こうで始まった演目は
「カルメン」
その激しい踊りに、アレ?クラクラする!
カルメンを踊る美しいプリマドンナが
いつのまにか金スマのキンタロー。になって
最後はカルメン’77を踊るミーちゃん、ケイちゃん!

ヤバい、幻覚が見える!
でもご飯は食べておこう!
(その欲深さが…以下同)
その時、Wi-Fiが繋がって、
日本は夜中の3時!こんな時間に起きてるのは
あの人だけだ!カータンだ!と。
「骨折の時は、熱があるよ」って教えてくれて。
幻覚は見たけど、熱はないよなぁ。
カータンとラインして安心して
気が緩んだのか?

レストランを出ようとすると
もう一歩も歩けない!!!

タクシーを呼んでもらって、
ホテルに戻ったら、
その時、僕はどんな顔をしてたんだろ?
男性のフロントマンが飛んで来て
僕はその胸の中に、しがみついたの。
その時も、こんなに頼りにされて
「この人、僕を好きになっちゃったら
どうするんだろ」
って、
冷めた(バカな)こと考えてたから
熱なんてないと思ってた。


けどフロントの女性が
「今から緊急外来に行くわよ!」て。
時計の針は22時を回ってたのに!
(よっぽど具合悪そうだったのかなぁ)
それよりも、やった!!!
ウクライナ語を英語に
通訳してくれる人がいる!!!
(その前に、僕の英語力が及ばないけど)

ホテルの車を飛ばして行った病院は
すごい大きなレントゲン
扉で隔離されてる訳でもなく
ただドーーンと置かれてて。

IMG_4607

僕は、そこに寝かされて、
女性の看護師は「このまま動かないで」って。
エッ?!僕、チェルノブイリ博物館に
行ってきたばかりなのに
本場物の放射線浴びるの?!

結果は骨折してました。
(お医者さんは、日本への旅行もあるらしく
すごいわかりやすい英語で説明してくれた)

人生初の骨折!!
ギブスを装着され
4週間、右足は地面につけちゃダメ!
て。

IMG_4576

車椅子で、車まで運ばれ
頭の中は『ビューティフルライフ』の杏子。
常盤貴子に、B’zの主題歌が!


もしかして、帰りのあの大混雑の
乗り継ぎのトルコの空港も
車椅子で優先して通れるのかな?!

いや、いや、明日何もできずにホテルに
ずっといなくちゃいけないなんて!
飛行機、一日前倒ししてくれないかなぁ。
(満席で無理だった)

足が不自由だと、シャワーもツライし…
アレ?ホテルの中って、部屋って
トイレも浴室も
手すりがついてるし、スロープもあるし
すごく便利!
いや、逆に日本に戻ったら
僕は、毎日会社にいけるのか?
ラッシュの電車は?
駅から会社までの道のりは?
フロアや階段を走り回ってる仕事できるのか?!

シミュレーションしたら、絶望。
むしろ、帰りたくない。

そっからは、友達や職場の人にラインしまくり。
(日本は朝方で返事がない)
落ち込んでも仕方ない!
とりあえず寝よう!!
って。
目覚めたら、みんな心配して返事してくれて。
「どこが痛いの?」右手
「なんじゃそりゃ」
そのやり取りで、午前中は時間を潰した。
なんだ!時間なんて、結構あっという間に経つ!
(旅行に来ている本来の目的忘れとる)

持って来た小説もあったんだ!って今気づいた。
時々凹みそうな心を、ネットで
ザ・テレビジョンのドラマアカデミー賞で
6冠取った田中圭さんのインタビュー読んで
涙したり
(そうだ!公式本も
田中圭のファンサイトから予約したから、
着払いで会社に届くんだ!
総務のおじさんにお願いしてて、
お金も返さなきゃ!)

あぁ、帰らなきゃ!帰れるのか?!
さっき散歩をしようとホテルの周りを
歩いただけで、もう何百歩も
右足、地面につけちゃったんだけど!


そして、やはり、道ゆく若い男性が
「僕につかまってください!」って
手を差し伸べてくれた!

なに?このサービス?
必要以上に、あっ!なんてよろめいて
抱きついてたんだけど、気づかれたかなぁ?!


日本でも、この手は通用するのかな?!
いや、全然バリアフリーじゃないよ!
きっと!!


女優のように、誰かドアtoドアで
送り迎えしてくんないかなぁ。