*今回は、空気感を伝えたくて、
失礼なことも書いてます。

いつも越後湯沢の駅から
夕刻にバスで向かうんだけど
真っ暗闇のなか、
突然、浮き上がる苗場プリンスホテルと
白いゲレンデ
は、
海の中の竜宮城?
砂漠のなかのラスベガス?
この世とあの世
現実と夢の境界のようで。

昨年は仕事で行けなくて
おととし以来の参戦。

ユーミンの『SURF & SNOW』
39回目の今回のテーマは
「大人の妄想」
「大人」というか
観客は、もうジジィババァばっかじゃん!!
(自分含めて)
ちょっと、若いかと思ってみても
コンサート会場が暗いからじゃん!!
よくよく見るとゲイの若作りばっか!!
(自分含めて)
ユーミンも年を重ねてるんだもん。
ファンの、この会場にいる人の
平均年齢いくつだ?!


そんな「現実」を突き付けられて
教祖さま(ユーミン)に会いに来たのに
信心度が、ちょっと冷静だったんですよ、出だしは。
それが『雨音はショパンの調べ』
『「いちご白書」をもう一度』
という
他人に提供した2作という
意表をつかれた選曲に、うぐぐぐと
涙腺と心が緩まされたまま


苗場恒例のリクエストコーナーに突入。
これは、いつもより小さい会場の利点を生かし
挙手した人の中から、ユーミンに指名された人が
ステージに上がって、
歌ってほしい曲と、その曲への想いを話すの。
ユーミンの膨大な曲には
「松竹梅」とあって
いわゆる紅白で歌ったような、王道曲や
コンサートでよく聞くような曲
だと
会場からいっせいに「ブーイング」が起きて
「チェンジ」にもなっちゃうのだ。

逆に、今回1人目に当たったおじさん
選んだ曲を、ユーミンは覚えてなくて
途中までしか歌えなくて
土下座して、謝ったり。

(いつも「仕込みじゃ?」ってくらい
盛り上がるんだけど、ガチなんだよね)
その人は若い頃は聴いてたけど
子育てや「牛乳の販売店」という仕事で
音楽から遠ざかってしまい
2000年の食品偽装で、
牛乳がまったく売れなくなり
どん底まで落ちたときに
メグミルクのCMソングで
ユーミンの歌声を久々に聴いて
(リクエストはその曲)
「ユーミンって現役だったんだ!
自分もがんばろう!と思った。
それ以来、元気をもらってます」
と。
すかさずユーミンは
「ユーミンは現役だったんだ?!という
今の言葉で、私は元気を奪われました」
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でも、その人の本当のリクエストは
「観客全員」
にで、
ここにいるみなさんもユーミンに救われたと思う
みんなで「ユーミン、大好き!」と
一緒に「せーの!」で叫んでください!!
と。

もうその「ユーミン大好き!」叫んでる
ジジィババァの何十年分かに
ユーミンの曲が流れてたかと思うと、
泣けてきて。
(照れ隠しか、ユーミンは
イヤミのシェーのポーズしてたけど)

そして、2人目の恋愛エピソードが終わり
ユーミンが「すごい味のある人見つけた!!!」と。
その人のリクエストは『宇宙図書館』
それって、3年前に出たアルバムの表題曲でもあり
翌年のコンサートで歌ってたから
観客からブーイングも起り
なによりもユーミンが「味のある」
そして「男?」「女?」と聞くくらい
長髪を後ろでまとめた不思議な空気を
まとった人
で、
見た目は作家の高村薫さんや宅八郎さんのよう。
ええええーーー(((( ;゚д゚)))
ユーミン、そんな人、ステージにあげて大丈夫?
テレビだったら放送事故になるんじゃ?

心がざわざわするような人だったの
(失礼でごめんなさい)
普通だったら、ユーミンに対峙して
舞い上がったり興奮するのに、
その人は淡々として。
ユーミンに「誰と来たんですか?」
「ひとりです」
「だと思いました!」って突っ込まれちゃうような。
朴訥と、ひとことひとことを
ゆっくりと思いを吐き出すような
話し方も面白くて
会場は大盛り上がり。


「普通のコンサートと違って
敷居が高くて、3年前に初めて来ました
」と。
そして、なんでこの曲を選んだかに

苗場に行って、本当良くて
そしたら、
その年に母にガンが発覚しまして…


(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

介護して、亡くなって
もう一度会えるなら…
あれもしたい、これもしたい

泣きわめいたり、取り乱すと思う。


でも、そのとき、『宇宙図書館』を聴いて
「いつの日にか、また逢えたら
微笑むように」
って歌詞
なんで?「微笑むだけ?
ユーミンはどうして、こう書いたのだろうか?と
ずっと考えてて、
そうか、きっと生と死って、
そんなもんで
微笑む程度のものなんだ。

次元が変わっただけで、また会えるんだ。
また歩き出そう
、って。
(うまく書けないけど、その方の
ひとことひとことを大切に発するのが
余計胸に響いて、会場が独特な空気に)

「あなたの解釈、正解です」と
ユーミンも泣いちゃって

そっからの歌唱。
(ユーミンの歌詞は深い!!)

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若い人は、「( ゚Д゚)ハァ?」かもしれない。
でもね、会場はジジィババァばっかですよ。
この長い人生で、親、家族、友だちや
大切な人を何人も看取ってきてますよ。
自分を一番愛してくれてた人との
別れと孤独も背負って生きてますよ。

もうね、声が漏れるほど、みんな号泣。
僕も鼻水、涙ダダ漏れ、垂れ流し。

もうね、心のスイッチ入ってしまって
『リフレインが叫んでる』では
周囲の男同士が、
♪どうして、どうして
僕たちは出会ってしまったんだろ
壊れるほど抱きしめた♪
と泣き叫び

50肩の女性も、髪の薄くなったおじさんも
みんな立ち上がって、手を振り上げて

♪私を許さないで、憎んでも覚えてて
今では痛みだけが真心のシルエット

笑って話せるね、それはなんて哀しい
だってせいいいぱい愛した あなたを愛した♪


苗場の熱気あるコンサート会場にいるのに、
観客はひとりひとり
自分が誰かを愛した記憶の中で
そのときに流れてたユーミン

あぁ、人生劇場!!ぐーるぐる。

始まる前は、ジジィババァとゲイばっか!
思ってたけど(自分含め)
ジジィババァ、ゲイばっかだから
いいんじゃん!
それなりの人生も、痛み、
喜びも、悲しみも
経験したうえで、みんなで歌える
心をひとつになれる、この空間!!!


どんな過去だって、
やってこれたじゃん!

だからユーミンと一緒に
明日も歩いて行ける!!