いやー、木村拓哉はスゴい!
これは決して嫌味じゃなく
飛行機内で観た『マスカレード・ホテル』
出だしの捜査会議に遅刻
仕事に熱いあまりに
「なんでですか!!」
パイプ椅子を蹴り上げて。
待ってました!
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ ザ!キムタク劇場!!

「なんなんですか!あの人は!」
最初は反感を抱いていたヒロイン
長澤まさみも、周囲の人も
彼の類まれなる才能に惹かれ始め。

いや、本当すごい!!
普通なら20代、30代半ばのような
青くさい正義漢と熱いキャラ
ヒロインより背の低い姿

最後は、キムタクかっこいいねと
納得させちゃうヒーローっぷり!

あの人は、
やっぱり平成のトップスターだや。

あぁ、そうそう機内での映画としては
こんなの観るより
メリッサ・マッカーシーが
有名人の手紙を偽造しながら
ゲイのおじさんと
辛らつな友情を築いていく作家を演じ
アカデミー主演女優賞候補にもなった

『ある女流作家の罪と罰』
めちゃくちゃ面白かった!!!
前回機内で観た『ロスト・マネー』や
Blu-rayで観た『LOVE、サイモン』といい
20世紀フォックスさん
本当に面白い作品を日本でも劇場公開してよー!

そして飛行機の中で一気読みしたのが
東宝の映画プロデューサーさんの
川村元気さんが執筆した恋愛小説
『四月になれば彼女は』

エ、エエ、エモい!!!

僕はこの言葉が出た時
ハテ?どういう意味?
どういう時に使うの?
って
まったくもってわけわからんちんだったけど
初めてこのワードを心の底から
叫べる、
エモいいぃ!!!

いや、世界から猫が消えたり億男とか
あんまり触手が動かなかったし
ちょっと意識高い系の人かと

勝手に色眼鏡。
けど、阿川佐和子さんとの対談番組を観たら
先人をすごいリスペクトしてるし
何よりも仕事への真摯な考えに

この人スゴい!!
(偏見持っちゃダメですね)
初めて、読んでみることにしたのだ。

学生時代の彼女の名前が
カタカナで「ハル」
そして、主人公が結婚を控えたある日
そんな彼女から突然のエアメールが届く
ってのに
「うわっ!自分を主人公に投影した
男(作家)のメルヘン炸裂なのか?!」

最初はゾワってしたんだけど
読んでいくうちに
過去と現在を行き交う話なのに
なぜか、まだ来ていない
失われていく未来の方を思って、
せつない。

どんなに、心を通わしても
いつか離れていくふたり。
あんな風に、一瞬が永遠に刻まれるような
恋はもうできないよね、と
若さが懐かしく、胸が痛むけど

エッ?!まだ、僕はまだ誰かに
「愛されること」を
諦めきれてないのか?!
愛されたいのか?!

こんな汚いゲイのおっさんなのに!
いや、いや、もう傷つくのは勘弁!
恋愛なんて、もうできないってば!!


この12カ月に渡るラブストーリーを
読みながら、
一人、心が行ったり来たり
逡巡している自分が、
エモい!!キモい!!!

そしたら、ええエエーーー
今や日本で一番の映画プロデューサーの
川村元気さん!!!
なんと僕と同じ高校出身じゃないか!!!
(ウィキペディア調べなので、真偽は不明)

今話題のお浜さんの暴露本の「M」こと松浦さん
LDHの社長のHIROさん!
(高校の最寄駅の電車の発着メロディーは
だから、EXILEなのだ)
我が高校は、エンタメでの
プロデューサー能力が養われるのか?!


四月になれば彼女は (文春文庫)
川村 元気
文藝春秋
2019-07-10