さすがに『最高の人生の見つけ方』の
ジャック・ニコルソン主演のオリジナルは
内容を覚えているけど
そもそも「観たっけな?」ってことさえ
忘れている
映画もあり。
香港映画『ドラッグ・ウォー』
観たよね?観たけど、こんなんだったっけか?
ある意味、初見のような新鮮だった
『毒戦 BELIEVER』



それもそのはず、オリジナルにはなかった
麻薬カルテルを取り仕切ってる「イ先生」という
謎の存在を追い求めるサスペンスが
この韓国版では追加されてた。


そして顔つきが似ていることもあって
韓国の作品を観ていると
日本でリメイクされたら、これは誰
、と
妄想しながら観ちゃう。
今回、主役の「顔」はフジモンにしか
見えなかったんだけど
キャラ的には、西島秀俊さんかなぁ、
そして一緒に潜入捜査する
麻薬工場爆破の生き残りの青年は
ゼッタイ綾野剛!!
闇商人の役は戸次重幸さん。
その奥さんは安藤サクラ!

ただ、韓国版では、心ならずも
バディを組むことになった男二人の
分かり合うのか?裏切るのか?
ヒリヒリした「情」
みたいなのが
チラチラ映り、腐女子を刺激するけど
人間ドラマはそこまででキープしてほしい。
(香港版はそういうのも一切なし。
警察と麻薬組織のドラッグ戦争一直線)

きっと日本版は(製作の予定もないだろうけど)
主人公には離婚したあと
(元妻は石田ゆり子、彼女が断ったら吉田羊)
たまにしか会えない娘(清原果耶)がいそう。
そして飲んだくれで、
(上層部と揉めてそう)
雨の中酔いつぶれて、チンピラと喧嘩して
ゴミ集積のところに殴り倒されそう。

そんな彼に、好意を寄せる女がいそう。
まぁ、それは同僚の女刑事でも薄幸の夜の女でも
陰で泣いて、それでも愛し抜きそう。
殉死する若手刑事には
出産間近の新婚の奥さんがいそう。

お腹を抱えて泣き崩れる奥さんの姿を見て
主人公、心を入れ替えそう。
(クソォーーって、折りたたみ椅子蹴りそう)
もう一人の青年のほうは、
女手一つで息子を育てたお母さん
(余貴美子orキムラ緑子さん)がいそう。
真犯人、警察の包囲網を(簡単に)くぐり抜けて
最後に主人公と1対1で対峙しそう。
延々と善と悪を語りそう。

もうそういうウェットな人情噺
いっさい要らないから!!

「感動しました!」「泣きました!」とか要らん。
すぐに、余計なファミリーや心の傷をつけるから
面白くないんだよ。

麻薬組織撲滅のために、
ただただ仕事ができるメンバーが

(そもそも日本のマジな警察ドラマ
大事な部署や役職に、任務に、
「ダメ」人間集めすぎ)
警察の力を挙げて、取り組む。
それでいいじゃん!!

僕は刑事ドラマより「警察24時!」とかの
ドキュメンタリー?バラエティのほうが
見入っちゃう。日本の警察なめんな!

バイオレンス!グロく、熱く、容赦なく!
やっぱり韓国映画の反社ものって
面白い!!