ジェミニと言ったら
だろが!
いやいや、サイファシヴァだろ!
すみません、もう頭が80年代。

いやー『マレフィセント2』に続いて
こりゃ、ハリウッドも、有名スターに
高い金を払って、映画を作りたくないよなぁ、と。
せっかく『アラジン』で舞台あらし?!
場を全てかっさらっていったウィル・スミスなのに。

『ジェミニマン』

ほら、最近だと、女性誌で
60代、70代の女優さんやら女性作家さんらが
「年を取ることってステキ!」
「シワも、私の歴史の年輪」
とか
抜かしてるじゃないですか。
いや、いや、あんたらはどんだけのお金を使って
「自然に年を重ねても美しい私」
演出してるんだよっ!て。
まぁ、僕も配偶者も子供もいないゲイですよ。
稼いだお金は(この先、男に騙されなきゃ)
孤独と引き換えに総取りだもん。
いくらでもいじっていきますからね!

くちびるや頬骨がパンパンになったら
誰か注意して!
でも、女性はそうやって、日々
自分を鏡を見たり、同世代の人の
背中や髪の生え際やツヤに
ハッとして、思い惑うじゃないですか。

でも、男性は、いつ気づくんだろ?
勃たなくなった時に、中年クライシスが
訪れるのかなぁ。

(養毛剤や糖質ダイエットすると
一気にクルっていうからね〜)
その時、男性は、何を支えにするんだろ?!
誰をモデルロールにしていくんだろ?
アンチエイジングと
どうやって戦っていくのだろう?


どんなに、若い女の人と恋したり
胸筋を鍛え上げようが
男の人は「乳首」に年齢が表れるというのが
僕の持論
(どんだけ、見てるんだよ!)
トム・クルーズとともに
映画のたびに、必ず脱いでた
ウィル・スミスだけど
今回は、抑えてましたもんね。
ギリギリショットまで。

その代わりに、もっと恐ろしい手を!
自分のクローンからできた若者と戦うという
もう設定から、堂々と「いじってOK」
CG(っていうの?今の技術も?)使いまくり。
そこまでして、自分の
若い雄姿を見せたいのか?!

主演俳優のエゴが、製作陣に追いつかなくて
これって、『ゲーム・オブ・スローンズ』の
クリエイターが脚本書いて
アカデミー賞を2回受賞したアン・リー監督?とは
思えないほど
話も展開もめちゃくちゃで
今まで72人も殺した凄腕の殺し屋が
「子供思い」で、自分の仕事に疑問を持ち
昔の仲間が命をかけるほど「信頼も強く」
女性にも若者にも、冗談が通じ
誰からも受け入れられる「気さくなイイ人」

地球で一番、強く、若くて、才能にあふれる男!!
あぁ、福山や木村拓哉だけじゃないんだなぁ。
男の人の、更年期は、こういった
異様なまでの、自己愛の死守から
始まっていくのだろうなぁ。


「俺は50歳だ!」「いや、お前は51歳だ!」って
たった1歳でもサバを読むやりとりを
(笑)で、映画の中で何度もやるんだけど

1歳でも気にしてるのか、ウィル・スミス
と、逆に全然笑えなかったよーー。