パーフェクト!(′∀`)

配役も演技も、演出も美術も
完璧でございます!

ポン・ジュノ監督を
リスペクト!!!
(映画の中のこのセリフ、笑った!)

まぁ、「完璧」イコール「自分のベスト」って
訳ではなく、ポン・ジュノ監督なら
『殺人の追憶』がとにかく怖かったし
近年の韓国映画には
『工作』『1987』『タクシー運転手』
『アジョシ』
『新感染』『サニー』
いっぱい好きなのあるよー!
(相方さんは『息もできない』
一番好きとのこと。#metoo)
「韓国映画?交通事故に遭って
記憶喪失になっちゃうんでしょ?!」
って
思っている人たちに、
この映画をキッカケに、韓国映画の
スゴさを知ってもらいたい!

韓国は自国民の人数じゃ「ペイ」できないから
音楽も映画も、国家を挙げて「世界」に
向けたモノづくりをしてきたんだよね。
(今年のグラミー賞授賞式でのBTSへの
歓声にビックリしたよ!)

カンヌを筆頭に世界中の映画賞を席巻!
アカデミー賞もいまや作品賞の対抗馬!!
(国際長編映画賞はLOCK)
『パラサイト 半地下の家族』

殺戮!血まみれかと身構えてたら
(実はホラーは大の苦手。
上映前の予告編もホラー作品ばかりだったし)
どんなダークな状況でも
おかしくて、笑っちゃったよ。

先日の大相撲の徳勝龍さん優勝インタビューも
「笑わせようとして」感極まる姿に
観てるこっちが泣いてしまったけど
相反する感情や姿が、
僕はハッとして、グッとくる

それが人生!(って、偉そうに)

でもね、もうこっからは
ネタバレはしない方が、
楽しめる映画なので、
自分の好感度ダダ下がりなこと書くけど
普段、それこそ韓国とか中国とか
国でヘイトな言葉や蔑む態度をする人を
サイテー!!!
って言ってるけど
誰よりも、僕が差別主義者なんですよ。

正直、この作品とか『ジョーカー』とかの
【格差社会】の、這い上がろうにも
どうしようもできない人
たちのことが
(自分もいつ、そっちに陥るかもしんないけど)
今はわからない。
むしろ、この映画の「ある登場人物」のように
(ハンソンさん!!)
「鼻をつまんでしまう」。
(「におい」で格差を描くとは!)
誰が何と戦っているのか、気づかず
知らぬ間に他者の尊厳を踏みにじってる。


僕ね、「ハングリー精神」ないんですよ。
あと「ゲイ」であることは悩んだりしたけど
「コンプレックス」てのとは、ちょっと違うし。
会社勤めしたり、社会に出て
「この人、なに、がんばってんだろ?」てな
「上」を目指していく人たちの存在を知り
この人たちを突き動かすものなんだろ?て。
役職だったり、お給料の額だったり。
そういう【上昇】は大切だけど
それとはちょっと違った、
東京での【クラス】【自分の価値】?を
上げようとしてる人たちの
本当些細なことなんだけど
それは、この映画で言われてた
「乾いた切り干し大根」の
においのように、かすかなんだけど

たとえば、職場でお菓子をくれるとき
「これ、どこどこのチョコレートだよ」って
必ず、「有名なお店のだよ!」って
アピールしてくる人いるんだよね。
ほかにも自分が住んでる「東京の地名」
自分の子供や知り合いの「学校名」
枕詞のように出してきて
(ひとり、子供の学校名と旦那さんの会社名を
年賀状に記載してくる人がいる…('д` ;)
そこまでいくとアッパレ)
やたら、その「名前」にぶら下がっている人
それこそ僕は、「あら、あなたは、自分は
地方の公立校出身じゃない…」
って
すごい、すごい「上から目線」をしてしまったり
交遊関係は自慢するくせに
誰かが亡くなった時、
「香典をカンパにしない?
みんなで一緒にしない」
って
放った人に対して、
「心が、人間関係がケチくさい!!」
と、サーーって心は引き潮になったり
そういう違和感の「におい」
手ではらってしまうこと
よく、あるんですよ。

あからさまな差別じゃなくても
こういうのが、人を傷つけてるんだろうし
いつのまにか、誰かの言動の基準
品があるかないか」で線引き
してるし
自分のなかで、大人の顔して取り繕っても
ぬぐえない汚れというか。
僕が誰よりも「品のない」ところなのだ!!

そんなざらつきを、映画という
娯楽に変えて、
世界共通の言語に変えちゃう

この作品と、ボン・ジュノ監督リスペクト!!


あと、ハリウッド映画でもそうだし
顔が似てる韓国映画なんて、特にそうなんだけど
僕は、映画を観ながら
ついつい、「これは日本の俳優だったら誰?」て
考えるのが好きで。

この映画も、主役の男の子は
(お父さん優作さんの血のせいか?)
松田翔太くんに見えたし
お母さんは今いくよさん。
お金持ち夫婦は、奥さんは檀れいさんだけど
堺雅人と菅野美穂夫妻って、好感度より
こういう役を演じたいのでは?と
勝手にキャスティング。
そんなとき、やっぱりソン・ガンホさんに
変わる人は他にいない!彼は彼。
唯一無二の俳優さん!!