会社の若い男の子
僕が学生時代好きだった人が勤める企業
仕事をする
と言うので
「〇〇さんって知ってる?」と聞いたら
「エッ?!
まさに、いまその人と会ってきました」

名刺を出してきたのだ。
「同じ年なんですか?
でも、すごい、おじさんでしたよ!

マジ?マジ?マジ?!
僕の方が若く見えるってこと?!

(無理やり20代の子に、
うなずかせる50前のおじさん)
よっしゃっー━( p゚∀゚)q━!!!
ああーー、ならば今会いたい!!

「お前は、変わらないなぁ」
あのときの、きらめきの瞬間を
相手によみがえらせたい!!


終わりのないコロナウィルス
毎日眠る前に、
「明日目が覚めたら、高熱が出て
発症してたらどうしよ…」
僕がなったら、「濃厚接触したよ!」と
不安になる人多いだろうなぁ、と
それが一番イヤ、というか、怖い。

でも、もうどこにいてもどうなるかわからん。
とにかく免疫力つけるために
笑っていなきゃ!動いてなきゃ!!
(言い訳)

『BOYS ボーイズ』
さすがに、映画館は空いてたけど。



ごめんなさい、伝染る恐怖より
観たい気持ちのほうが勝ってしまった!

(でも、会社近辺の渋谷原宿なんて
学校が休みの若い子でいっぱいだよ
自粛なんてムリ!ムリ!)

『ゴッズ・オウン・カントリー』の成功でか?
2014年製作の作品を今さらながらの上映。
しかも、オランダの映画だから
役者さんも、その人気や知名度も知らないし
純粋なラブストーリーなのか?
もしかしてバッド・エンドのサスペンス?!
先が読めないから、面白かった。

(どんだけ日本の映画やドラマって
配役とかですべてがわかっちゃうのか?!)

陸上の選抜メンバーになった15歳の男の子
そのチームで出会った男の子に惹かれてしまい。
「でも、僕はゲイじゃない!」って。

僕は、自分中心だし
悲劇のヒロイン、少女漫画の主人公で
生きてるんですよ
(50歳前のおじさん!!)
でも、今までの人生で
キャンプやスキー合宿で、夜中抜けだしたり
修学旅行で、布団の中に引きずりこんできたり
誰もいない教室で突然抱きついてきたり
グループで行った花火大会
すごい人混みのなかで、
みんなに気づかれないように手を握ってきたり
会社の飲み会のあと、ビルの影でキスして来たり

ブサイクなりに、
僕にも、それなりに相手から
アクション起こされたことあったんですよ。

(ネットをいいことに、記憶の捏造かもしれん)
しかも、彼女がいたり、フツーに結婚したりしてる
ストレートの人たちから。

冗談だったのか?!一時の気の迷いなのか?!
まぁ、僕は「まっ、いっか」ってなっちゃうけど
彼らは、彼らなりに、悩んだり、苦しんだり
自分のアイデンティティを疑ったりしてたのかな?
ゲイを好きになってしまう
ストレート側を描いたこの映画見てたら
なんか、自分の歴史も違った景色に見える。

よくあるじゃん、青春ミステリーで。
このまま僕が若い時に死んじゃえば
その周囲の人たちのなかにも
「忘れられない傷」となって…みたいな。
でも、僕は「美人薄命」というわけにいかず
図太く生きて、もうすぐ49歳!!半世紀前!


久々に再会したら、
「うわっ!俺はこんな汚いおじさんに
抱きついてたのか?!キスしてたのか?!」

後悔?
いや、もう笑うしかない汚点になるのがオチ。

もうまぼろしでいい。
まぼろしーーー!!!


映画は美男美女ばかりで

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6年経って、主役の男の子は
カッコ良く成長してた!!

汗まみれのロッカールーム
UFOキャッチャー
自転車ごと飛び込む川も
ふたりで飛んで倒れ込むトランポリンさえも
美しく
あぁ、やっぱり
人は失ったときに気づくのだ!
その美しさに。


あぁ、今まで出会った男の人たちが
その手から、僕を失ったことを、
死ぬほど悔んでくれたらいいのに!

(汚い大人の強欲の極み)