ただでさえ、こんなご時世
映画館になんて行きませんよ!


それに、邦画はすぐにどっかで
テレビや配信で観られるし
大画面で観なくてもいいし、と
優先順位を下げる傾向があるのですが
この映画だけは、予告を観たときに
ふたりの出会いが1986年の3月で学生服姿
3月生まれの、3月だけを切り取った
30年に渡る物語?!

『弥生、三月 君を愛した30年』




なぬ?これって、「僕の物語」?!
コロナなんて吹っ飛ばせ!と
観に行きましたよ。

でも、映画館って誰も喋らないし
唾や汗は飛沫しないし
人も少ないし、安全な気がするのです。


惜しい!!
僕は3月生まれだけど
1986年の3月に
中学を卒業したので

3月のイベント=卒業式と思ったのだが
この映画の主人公たちは
高1の3月に出会ったみたい。

(確かに71年生まれなんて中途半端にしないか?
でも『半分、青い。』は71年7月7日生まれだ!)
ひとつ年上でした。
そんなの変わらない?!
いやいや、あの頃の一コ上の先輩って
世界が違ったじゃん。

工藤静香(70年4月生まれ)でも
同学年の親近感をわくけど

中山美穂(70年3月生まれ)は線を引いちゃう。

ていうか、そもそも
この二人の50年を彩るテーマソングが
なぜに『上を向いて歩こう』なのか?!

昔、モノマネ番組で、ビジーフォーのモノマネが
知らない人ばかりで
似てるのかどうかちっとも分からなかったのと
同じくらい、昔の歌だよ!

1986年っていったら、マリリン!でしょうが!
君は1000%でしょうが!!
普遍的なラブストーリーにするため
あえてなのか、あんまり「時代性」を
打ち出してなくて
「僕の物語」ではありませんでした
(当たり前)

でも、さすが『十年愛』の
遊川和彦さん!!
(最近の『女王の教室』や『家政婦のミタ』とか
日テレものより
『ADブギ』や『真昼の月』『魔女の条件』
TBSの時の方が好きなんだよなぁ)
ベタに(笑)ふたりの30年を描いてくれてます。
やはり、東日本大震災って
多くの人の運命を変えるものだよね。
今回のコロナも海外に旅立つ人や
留学する人の足止めをして
「もしも、あのとき…」の人生になる人
いるだろうなぁ。

観ながら、僕、この30年
見た目や脳内体内は老けまくったが

人として、全然変わってない……ことに
身近な人の「死」以外に
ドラマテックなことが
“ないこと”に、愕然!!

もちろん、学生から社会人になったけど
結婚ももちろん、転勤も失踪もなく、子供もいない
それどころか僕自身が
いまだ生まれた家の子供部屋の勉強机で
このパソコンのキーボードを打ってる!

(あっ、SNSが変えたか?!)

正直、登場人物も、
波瑠と成田陵くんのふたりだけ。
高校生の学生服姿の波瑠はキビしいが
2020年の50歳の成田くんも見えない!
だから、これ「舞台劇」にしたほうが
いいんじゃないかなぁ。

毎回、いろんな俳優さんのコンビで。
セットも大きな桜の木とふたりの親友のお墓
それぞれの部屋さえあればいいんだもん。

こうやって人生の線路が並行したり
また離れたり、そしてどこかで交わったり
こういうのができるのって
実家や連絡先を知ってたり
共通の知り合いがいる、学生時代の出会いの
特権だよなぁ。

そして、実際、自分も50歳を前にして
髪は黒くてギリギリセーフ!!
太っていないけど
今の価値観じゃ、昔好きだった人を
もう好きになることも
“ない
だろうなぁ、って思う。
ただ、一度も寝なかった相手の方が
引きずるよなぁ、ってのも実感で、ある。

どこかに30年間
僕を想い続けてくれる人いないだろうか?

人はそれを「ストーカー」と呼ぶ。