テレビやニュースを観なくても
コロナウィルスの危険は
友だちや周囲の人が教えてくれるけど
テレワークや自宅待機できる仕事ではないので
どうせいつか罹ってしまうのだろうなぁ
、と
諦めているのが、ホンネっていうか。
そのときは、なるべく人に感染させてたり
仕事で迷惑をかけたくない。
そっちの方が怖いよ。

あっ、別に仕事に使命やプライドを
持ってるわけでもないし
ないのなら、いくらでも家で
マンガや本を読んだり、動画観てるけど
(家にこもってフラストレーションも
欲望も溜まっているせいか
おひとりでなさってる姿や
誰かとしている濃厚接触を
SNSにあげている男が多い!!!)


「仕事より、命のほうが大事でしょ!」て
言われるとピンとこなくて

命<<<仕事なんじゃなく、
僕の人生、大したことないもん。
だったら、僕が働くよって感じ。
その辺の価値観、
すごいぶっ壊れてる
気がする。


でも、少しでも感染を防ぐため
休日は家に籠って
フィクションの世界に逃げているのですが
(また平日に働きだす矛盾!)
一日部屋に閉じこもって読んだのが
柚木麻子さんの小説
『BUTTER』

どんなウィルスにかかるよりも
高熱で悪夢にうなされるような。
人間の悪意や憎悪が感染するような。

だって、モデルがあの木嶋佳苗だもん!
本人はあの達筆で
「私の逆鱗に触れた!」って
お怒りになってましたが
(支持者の方が本人ブログにも転載)
確かに、キジカナフリークとしては
本人が強烈過ぎて、なかなかページが
進まないんですよ。

僕の周囲の女友だちでも関心ない人は
世の犯罪者の中のひとりとしてしか
認識してない。それこそ忘れてる。
でも、興味ある人は、ずーーーっと
引っかかってるんですよね。
僕もそのうちの一人。

ジョンベネ殺害事件の真相と
キジカナの謎を解き明かさないと
死んでも死に切れん!

なぜだ?!あんなデブがあんなにモテて
しかも獄中結婚2回もしてる?!
なぜだ、あんな虚飾の世界に生きてるのに
堂々としていられるんだ?!
なぜだ?!あんなに同性の女を
眼中に入れなくても人生謳歌できるのだ?!


結局、この小説は、キジカナの魔力
いや、そんなもの本当はなくて
キジカナ(小説の中ではカジマナ)に
対峙しようとして
「女らしさ」や
「男社会をがんばって生きていくこと」とか
社会の幻想と戦っていく
女の人たち
のお話であり。

(だから彼女にはフェミニストたちが
過剰反応するのか?!)

それは、(誰もそこまで求めてないのも
自分じゃなくても全然構わないのは
わかってる!!)

「がんばって、生きていかなきゃ!」
仕事も恋愛も「適量」が分からず
止めることができない自分

目の前に突き出された感じで

心が闇のほうに引きずり込まれたのだ!

あーー、今日はゆっくり寝て免疫力つけなきゃ!

ちなみに、僕はバターが苦手。

柚木麻子さんの作品はいつもぐったり
『ナイルパーチの女子会』

BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)
柚木 麻子
新潮社
2020-01-29




毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
北原 みのり
朝日新聞出版
2012-10-01