『椿の花咲く頃』観終わった!!!



ナニコレ珍百景!!!

7歳で親に捨てられて以来
「病原菌」と罵られ
運がないと、いつもビクビク
ネガティブに生きてきた
シングルマザーのヒロイン


そんな彼女に一目惚れして
「あなたが地雷源なら
なおさら一人にできません!」

まっすぐな愛を注ぐ警察官との
ラブストーリー

街の人々のドタバタコメディ

そして、「ジョーカー」という犯人による
連続殺人事件のサイコ・サスペンス!!

えっ?!
これがどうして一つのドラマになっちゃうの?!
しかも韓国では高視聴率って!!!
もうナニコレ珍百景
めちゃくちゃのごった煮じゃん!!!
それがそれが美味でした。

それを名作にしちゃう力技
巧みな脚本、演技力ある俳優陣
今の韓国のドラマ(エンタメ)の底力なんだよねー。
いやー、すごい!!

何がすごいって、今すぐ韓国に
行きたくなるところ!

韓国料理が食べたくなるところ。
それこそ、最高のインバウンド事業じゃない?!

最初は、主人公カップルにイライラしちゃって。
愛を叫ぶ男は、冷めるのも早いって偏見もあるし

もうさ、ヒロインあるあるだけど
「好きだ、好きだ」って言い寄ってくる人
パスしたら、もうその人には権利を無くしてよ!
男の方も、諦めて他の人のとこ行きなさいよ!
じゃなきゃ、僕みたいな人間には
「愛される」機会が一生回ってこない!

「心に花畑がある」トンべク(ヒロインの名前)
「頭に花畑がある」と言われるマリリン(僕)じゃ
ダメかしら?


「嫌なことがあった日には
一人で落ち込まず
僕の元に走ってきてください」


僕は、嫌なことがあったら、すぐにその場で
叫び出すからいけないのか?
だって、「言わなきゃ、伝わらない」じゃん!
心で泣いて、顔で笑って、その不幸臭を
男に気づかせなきゃいけないのか?!

もったいぶりやがって、貧乏くせぇ!!!

僕だって、人生で一度は言いたいよ!
「もう私を困らせないでください!
私のことをきれいだとか、可愛いとか
言わないでください!!迷惑なんです
「もう好きにならないで!」
「これ以上優しくしないで!!
優しさに慣れてしまう!」と。
愛や優しさ、無制限で受け取るわいっ!

そもそも、誰からも愛されるキャラ
カン・ハヌル演じるヨンシクよりも
野球選手の元恋人ジョンリョルの方が
全然いい!!と思う時点で
僕は男を見る目がないんですけどね。

20話(しかも一話が一時間以上!)で長いけど
いつの間にか、登場人物たちを
愛さずにいられないくらい

(演じる俳優たちもネットで検索しまくり)
自分の生活に侵食して、廃人化していくのが
韓国ドラマのすごいところ!


TBSの貴島、植田両プロデューサーが対談で
「フジテレビのドラマは家族が出ない。
僕らはホームドラマを軸に、いろんな要素を
組み立てていく」って話をされてて
「なるほど!そして今のTBSドラマの
復権があるのか!」と思ったのだけど
韓国ドラマは、いつも「家族」それこそ
街ぐるみの「疑似家族」が描かれてるから

(民衆が団結したら、政権が覆すほどの一体感!)
20話あっても、お腹いっぱい、
韓国料理のように、大量に、具材いっぱいで
堪能できるのだなぁ
、と。

トンべクのことを「運がない」と言う人たちを
(僕が愛して、守って)
「彼女の幸せそうな顔を見せて
バカどもを黙らせてやる!」
とヨンシク。

韓国はエンタメへの批判、
それこそ誹謗中傷もすごいけど

そんなのを「黙らせるほど、
面白いもの作ってやる!」て
気概を感じるよなぁ。


「人は人の奇跡になれるのか」
このドラマのテーマだったけど
こういう熱や努力があるからこそ
このドラマも「人の奇跡」になるのだなぁ。