21世紀になって、流行歌
もちろんカラオケで歌ってはいましたよ、

でもね、昭和の80年代アイドルソングや
90年代の小室やミリオンヒット曲を
歌うときと本気度は違う。
「やっぱり、健康の話とカラオケは
同世代に限るねー」
なんて
安室だけじゃなく
苦手なブルーハーツも一緒になって
ソファで飛び跳ねてましたよ。

それが、令和になって、
新しいんだけど、懐かしい未来。
胸を締め付けられるメロディー




同じように、Facebookおじさんたちの
「あいみょん、いいよねー」とか
若ぶってるポストが目につきはじめたけど


歌謡曲が、歌詞で区切れるのに対し
令和の曲は、えっ、ここはそのまんま
つなげて歌い続けるの?
「てにをは」関係ないの?!

もう歌い方わかんないよ!!
息継ぎできない、俺を殺す気かっ!

最近の聖子みたいに、情感でためてためて
あかぁいぃっ、すぅういーぃい、とぉぴぃーなんて

素人が独学やっちゃダメ。
こりゃ、誰かに習うしかない!!
お金を払わなきゃ、無理だよ。

ボイトレに行く理由の一つにもなったのだ。

ボイトレでまずチャレンジしたのは
歌を全部「母音」で、歌うこと。
歌詞の意味を関係なく、
純粋に音に言葉をのせて
歌う練習。


どういうこと?

たとえば、米津玄師の『Lemon』
♪夢ならば、どれほどよかったでしょう♪
なら
♪うえあああ、おえおおおああえおう♪

そこで、問題が!!!

この勤続49年の脳、
即座に、母音に変換できないんですけど!

なんでも「紙」の世代
まずは、置き換えるのに必死。

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(お金を払ってるし、どうせなら
どんな人と行っても、ずっと歌える曲にしようと
1曲目は安室の『HERO』にした貧乏性)

あとね、最近のヒット曲って
昭和の懐かしい感じがする、って
言う人もいるけど
(僕か!)
リズムが全然違うから!!!
ダンスビートは夜明けまで!ですよ。
(ついていける中高年は
荻野目ちゃんと早見優だけ!)

レッスンを始めるにあたって
「僕の声に、歌い方に、
合うのはどんな曲ですか?」

って聞いたの。
「合う、合わないより、歌いたい曲の方が
モチベーション上がって、上達しますよ。
普段どんな曲好きで歌うんですか?」
って
先生の言葉に
安室奈美恵です。
小室哲哉時代のとか」

「あー、聴いたことあるかも」
「へっ?」
(先生は30歳なので、知らない!!)

「でも、安室ちゃんは大好きです!
あんなに踊ってても
ブレずに歌える体幹は努力の賜物です。
そして、彼女の曲は裏拍が大事です」


裏拍ってなんぞや?

1・2・3・4ってリズム
「1234の数字」が「表」
「・」の部分が「裏」なのです。

って言葉で書いてもわからないよね。

先生が「タン タン タン タン」」って
手拍子をして、手が左右に開いた時
向かい合った僕が、その空間に、
上下に手拍子を交互に打っていくの。
いわゆる餅つきの合いの手。
それが裏拍をつかむ練習。

なんだそんなの簡単じゃん!って
やってみたら
で、できない!!!!

先生が手拍子を打って
手を重ね合わせてる時に

タイミングが合わない僕の手が
上から挟み込んでしまう!!!


若い女の先生の手を
上下から押さえ込んで、
何度も握ってしまう僕。

これじゃ、ただのエロ中年おやじじゃん!!!

「わざとじゃないんです!!
すみません、リズム感が悪くて!!
僕はゲイなんで、
別に先生の手を握りたいわけじゃ!


と、意味もなく、
カミングアウト
してしまった。('д` ;)

(って言うか、おじさんが
安室を歌い踊ってますって
言ってる時点でバレバレか)

そして、もっともっと
乗り越えなきゃいけない試練が
待ってたのだ!!


つづく。

今回のポジティブレッスン!!

ボイトレに行くようになってから
本当に、新しい曲を聴くようになった!!
YOASOBIやKing Gnuはもちろん
雨のパレード、ヨルシカ
最初はアーティスト名なの?曲目なの?
それさえもわからなかった彼ら。

今の若い子の才能はすごいねー。
そんな新しい音楽に
出会うだけで、脳が活性化!
知らない扉が開いていくのだ。