ゴジラが鎌倉を襲撃したとき、
あらあら、オサレでステキな暮らしをしている
みなさんも形無しね~((´∀`))
クスクス なんて
意地悪な気分が沸き起こったのですよ。

小学生のころ、鎌倉彫をつくる
課題学習があるほど近所なのに、
「ていねいな暮らし」な人が
憧れる街になってしまった鎌倉。

いつのまにか、遠い存在。

そこが舞台の『海街diary』
大好きな漫画を穢される!原作レイプ!!
と危惧してた映画だったんだけど、
飛行機の機内上映で観たら、
あらら、是枝さん特有の市井の人々の貧乏臭さが、
鎌倉のおハイソさと中和されてる!

むしろ横溝正史的な、
教育者であった故人の祖母に、ゆるい娘(大竹しのぶ)、
そして、そんな母親に反発して、
祖母に似ていると言われる長女(綾瀬はるか)、
縦の血縁(祖母)の因習に
囚われた女たちの話として面白かった!

(アレ?原作って母親って出てきたっけ?
←好きな漫画のくせに覚えてない!)
そして移ろいゆく四季が美しかった!

無理矢理こじつけますが、
旅行前に観た映画『DOPE/ドープ!!』
こちらはロサンゼルス郊外にあるイングルウッド、
ドラッグと、銃を持ったギャング、
“どん底”と言われる街で育った主人公は、黒人。

彼は、ハーバード大進学を夢見る秀才!
そう、人は生まれや育ち、人種、肌の色とか
イメージとは関係ない!

てな割に、地元のパーティーに紛れ込んだら
(アメリカの学生って、いっつも、
バカパーティーを繰り広げて
鼻からズズーーーって白いクスリ吸ったり、
プールに飛び込んでるの?!
←これもハリウッド映画のイメージ洗脳)
警察が現れ、パニックの中、命からがら逃げ出すと、
自分のリュックに大量のクスリがっ!てお話。

DOPEって英語が「麻薬」の意味以外に、
「かっけーーじゃん!」「サイコーじゃん!」て時に
使われるのを初めて知った。
こういうの観ると、アメリカの高校生やりたい!
「アメリカの高校生をヤリたい!」じゃなく。
まぁ、ロッカーがズラっと並んだ廊下で
アメフト部のマッチョに
「Fag!(おかま野郎!)」って、
ド突かれるキャラなんだろうけどね。

鎌倉とロサンゼルス郊外のヤバい街
真逆の世界だけど
どちらの街も、リアルに切り出すように
映し出してたよなぁ。
 
まぁ、僕は「鎌倉」をケッと思いつつ
自分自身も「川崎出身なんですか…へぇ」なんて
ゴジラに踏みつぶされるべき
差別と偏見に満ちた人間なんですけど。