大学は法学部で、専攻は
犯罪のバックグラウンドや
刑執行に至るまでとかを
勉強してた
…ハズ。
その中で、同じゼミの女性たちと
一緒になって怒り沸騰してたのが
「油断してたり、隙のある格好をしていた
被害者女性もいけないんじゃないか?」

 と、性犯罪に関しては
途端にトンチンカンな事件白書。
「訴えると、あなたは事件を思い出して
苦しむことになりますよ…」

示談を勧める弁護士。

もう十分、苦しんでるわいっ!
被害者は自分を責め
妊娠しているかどうかの恐怖と
好奇の目と戦うんじゃいっ!
セカンドレイプの始まり始まり~。

そっから25年経って
24時間TVや製作現場に謝罪して
(同情を買ってる)加害者の親にしても
問題を親子の絆や異常性欲ばかり
取り上げるマスコミにしても
性犯罪って、いまだ軽んじられてるんだなぁ。
被害者にしたら人生を奪われ、
殺人や強盗と同じなのに。
クスリと違って、被害者もいる事件で
「本人も反省してる」とか、母親の愛を
打ち出して情状酌量を狙ってる会見
裁判前にしていいのかなぁ?


なんか心がザワザワしてる。

もし、僕がナチスドイツの時代に
「ゲイ」であることで殺されそうになっても
変えられないように
性癖って一生変わらない気がするし。

「性力が失っても、性欲はなくならない」

そんな男たちの孤独と欲望につけこんで
次々と遺産を手にする

『後妻業の女』

なめてた。実家の近くの映画館なら
空いてるだろうと、駆け込んだら完売。
ほかのところに行ったら、ギリギリ1列目
しかも、観客の年齢層高っ!!!

大竹しのぶが役にピッタリピッタリ!
甘ったるく媚びる口調や視線
非情に斬り捨てる姿が
期待通りだったけど
(表情のひとつひとつを
清水ミチコにマネしてもらいたいっ!)
トヨエツの胡散臭さが
めちゃくちゃ色っぽくて
むしろ彼のほうが「竿師」として
淋しい女性を騙せるんじゃないの?!


っていうか、この年になると
お金目当てでも(逆に払ったほうがスッキリ!)
宗教の勧誘でも、
近寄ってきてくれるならウェルカムですよ。

そう思う反面、小さいころから
結婚もできないし、子どもも持てない
ひとりの老後のシミュレーションと覚悟を
何度もしてきたおかま人生だもん。

連れ合いに先立たれたり、離婚したりで
独りでいることを恐れ
いくつになっても、結婚や恋愛相手を求める

この映画に出てくる(世の)男性女性って
大変だなぁ
、って他人事のように思ったり。

誰よりも色ボケジジィになるかもしれないけど。

「恋愛したい!」「触りたい!」
「お金がほしいっ!」「死んじまえっ!」
出演者全員が欲望のパワーをぶつかり合わせる
お話だから、面白くて、笑えたけど

大竹しのぶと尾野真千子の対峙をはじめ
五社英雄先生のシリアス演出でも観たかったなぁ。


こんなご時世だから、男たちの性欲を
ゴジラのように、無情につぶしまくる
ヒロインがイヤなやつなんだけど
嫌いになれない。

大竹しのぶ、恐ろしい子…。
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