シエナ・ミラー いい仕事してるねぇ。
僕は、海外の俳優やセレブをすぐに
「日本人だったら誰?」と妄想するんだけど

(トム・クルーズ=織田裕二←消えぬゲイ疑惑
ジェフ・ブリッジス=原田芳雄
ナオミ・ワッツ=木村多江とか。
あっ、なんか今思いついたのが地味なたとえ。
余計分からんか)
僕にとって昔のシエナ・ミラーは
梨花だったんですよ。(異論受け付けず)

おしゃれ番長なんだけど
話題になるのは恋愛のことばかり。

それが日本の梨花のほうは、いつのまにか
ファッション・アイコンだけでなく、
実業家としても大成功。

イギリスのシエナのほうはジュード・ローと
別れた後、ハテ?なにしてるんだろう?
思いきや、先日の『フォックスキャッチャー』に
続いて、この映画でもめちゃくちゃいい演技してた!!
あぁ、こういうの見ると
名匠と呼ばれる監督に指導される
女優になりたい!そのレンズの中で華開きたい!


最初の狙撃シーンから
はりつめた緊張感

(でも、実際の戦場はこれが日常なんだもんね。
そりゃ、頭おかしくなるよなぁ)

アメリカン・スナイパー

久々に満席の洋画だったよ~っ!
品川プリンスシネマで観たんだけど
はじっこの2人席は
境のないカップルシート仕様で
僕は彼と観たからいいけど

(それもどうかと)
後ろの席は、見知らぬおじさん同士で
微妙だったろうなぁ(笑)

まぁ、血気盛んに意気揚々と
劇場に入ったマッチョイズムな男も
映画を観た後はド―――ンってなって
振り上げてた心の拳をおろして
悲しくなるハズ……

Σ(゚д゚;)エッ?!
アメリカではサラ・ペイリンはじめ
「彼は真のヒーローだ!!」って
称賛している人
が多いって言うじゃないよ!!
「スナイパーを英雄視してる!」って
映画否定派
もいるって!
どこをどう観たら
この映画を「強いアメリカ!バンザイ!」に
思えるのか??!!


「俺が家族を、国民、世界の秩序を守る
番犬になってやるぜ!!」のアメリカを

(もちろん狂信的なイスラムのテロリストをも)
最初から最後まで
それは「間違ってる、傲慢だ。
愚かな考えだ。戦場なんてクソだ!」

それしか伝わってこなかったんですけど…
それは「いいじゃん、戦後70年
戦争もない国だったなんだから。
憲法変えなくても。
ヤジ飛ばしてる安倍首相の顔
ヤバくね?www」と能天気に平和主義を願う
僕が観たから、そう見えたのかなぁ?

(でも“兵役”って言葉には憧れが…
血気盛んな、欲望溜まりっぱなしの
若い男子のなかに紅一点で入りたい!)

そしてスゴくない?
クリント・イーストウッド!
84歳だって!自分が支持する政党
共和党の思想に凝り固まって
主張してもいい年齢じゃん。
石原慎太郎みたいに
「頑固なじじぃだなぁ」って
煙たがられてもいい存在じゃん。


それなのに「おかしくないか?」て
調べに調べて、こんな問題意識のある映画を
撮り上げて。
本当に心が自由な人なんだろうな
あぁ、いくつになっても
そういう好奇心は持ってたい。


これ、アメリカだけでなく
いまこの時期、日本の人にも観てもらいたい!!
憲法変えて、この場に
自分が行ける?愛する人を行かせられる?


いや、彼との関係でモヤモヤしてたときに
この映画の存在を知り
日本で上映したときには
一緒に観に行った帰り道
背後から「別れよう!」と一撃
その心を射抜いてやろう!
そして終わりにしてやろう…と
狙撃手ライクに思ってたんですよ。

でも異なる人間、分かり合うためには
“支配する”とか
“やられたらやり返す”じゃなく

やっぱり相手を尊重して
認め合わなきゃいけないのかなぁ、って。

あぁ、またズルズルと。