映画化って・・・(・∀・i)タラー・・・
いや、どんなに視聴者が続きが観たい!って
希望があったからって…
まぁ真偽は分からないけど
スペシャル版はありそうですね。
ほとんど回想シーンの総集編の続編詐欺で。


ただ、そっか、いまの女性視聴者(F1層)は
「不倫が観たいのか!」ってこの手のドラマが
増えるのはげんなり~。

これは、井上由美子さんの脚本の力あってこそで。
「ドラマ」として面白かったからで。

話題先行のバッタもんは要らないよ~。

観ている年齢や、環境の違いがあるのかな?
「紗和と北野先生のハッピーエンドが観たかった!」
「乃里子との生活に戻るなんて北野先生、地獄!」

って、意見がネットの感想観ると多いけどさ
いやや、ドラマと現実を比較するのはナンセンスだけど
40年以上生きてると、友だちや知人にも、職場にも
不倫してる人いっぱい見てきたけど

このドラマの最初のほうのセリフでもあったように
大概、男は、「家庭に戻ってる」じゃん。
んで、結構元の生活に順応して暮らしてるじゃん。
むしろ「許せない、死ね!死ね!!」と
浮気された奥さんのほうから、何年後に
裏切られたことが許せなくて離婚するような…

それに、たとえ、不倫の末に略奪婚しても
一度不倫した男の人って、

職場に新しく入って来た若い契約社員の女の子に
手を出したりして
、「あぁ、新しい奥さんも
略奪して結婚したはいいけど、
同じ事されて因果応報だよね~」とか
噂話のタネにされてるだけじゃん!

まぁ、不倫してる女性は周囲にどう言われても
「運命の恋」「悲劇のヒロイン!」に
酔えるだろうけどね。

このドラマの素晴しいところは
そういう愚かさ
(若い人や不倫してたり
憧れてる人には、紗和と北野先生の
純愛ステキ…って思えるかもしれないけど)
浅はかさも、ちゃんと描いているところ。

「今後会ったら、一生月30万円の慰謝料」って
言われてる傍から、北野先生に会いに行く紗和。
「あ、アホか…」

放送室を占拠して(お前は、金八先生の加藤かっ!)
「たとえ離ればなれになっても
相手の幸せを願い続ける
それこそがホモサピエンスの人間という生物の愛なんだ」


いや、不倫してる人の常套句に
「人生は一度きりだから、すべてを破壊しても
自分に正直でいたい」


いやーー、周囲の人(奥さん、旦那さん、子ども)の
人生も一度きりなんですけど!

そういう人の一生を傷つけるって、想像力ないんだよね。

もうさ、自分に心酔して紗和が
マンションの部屋に火をつけたとき

「おまえっ!関係ない近隣の部屋の住人の
人生巻き込むんじゃねぇ!!」

って、テレビ画面に向かって
紗和の頭の弱さに毒づいたのは、
あたしだけじゃないハズ。


まぁ、靴のひもを結べるようになっただけで
「神様をまた怒らせてしまうかも」なんて
自分の生き方肯定してしまう人だもの。
(自分らの恋愛に決着つけるために
自分を暴行させるよう仕向ける加藤も
迷惑な奴だけど)

「ドラマ」としては、
登場人物、不幸になれ!不幸になれ!って
続きが気になって、楽しいドラマだった。


ただこのドラマで「斎藤工はブレイクする!
上戸彩は女優としてひと皮むけた!」って
雑誌やネットでは(事務所に?)書かされてたけど
斎藤さんはいついつものカッコイイままの
脇役の斎藤さんだったし
上戸彩は、いつもの幼いままのイメージだったけどな。
(もう少し年齢が上の女優さんだったら
不倫の切なさや焦燥感感じられた気がする~)

本当、不倫を否定したり、嫌悪してる訳じゃなく
ただ、逆に一度きりの人生なら
不倫して、周囲に迷惑かけたり
時間や神経をムダにすり減らすのもったいない!
って
思ってしまうだけ~。