そんなに賛否両論?
っていうか、「高校生に悪影響だ!」
「胸くそ悪い!」

って怒ってる道徳的な人たち、なんなんだ?
山田洋次監督やジブリの映画観に行って
内容がコレだったら怒るけど
宣伝の時点で分かってたじゃーーん。
だったら観に行かなきゃいいのに。
あたしは絶対好きだろうと
確信持ってたから行きましたよ。

血まみれバイオレンス!

『渇き。』

もうねクソみたいな大人たちが
クソみたいな女子高生の失踪の謎を
たどるミステリー。


役所さんもクズの役を好演してたけど
彼女にだったら、人生翻弄されてもいいかな?て
ヒロイン、小松菜奈ちゃん適役。
「アハハハハハ!」って
悪魔のように笑う姿は
岡崎京子さんや安野モヨコさんの
昔のマンガから抜け出てきたみたい。

黒沢あすかさんの母親こそ
紡木たくのマンガ顔だよね。
目がちょんちょんのおちょぼ口。
そして、オダギリジョーと妻夫木くんは
コミックの住人みたいなカッコ良さだし

そう、この映画、マンガみたい。
頭も、心も空っぽなモンスターの女子高生や
ドラッグを売りさばく不良の若者たち。
撃たれても刺されても、なかなか死なないし
バイオレンスシーンの血しぶきは
実際マンガみたいな処理されてるし。

マンガで散々やってきた18禁シーンが
やっと日本映画も追いついてきたのかなぁ。


いま、10代の子を持つ親って大変だなぁ。
ケータイが普及してから
子どもの交友関係なんて見えないもんね。
(学校や習い事以外の、今までだったら
出会う事のなかった、年上や遠い場所に住む人との
人生が交差しちゃうんだもん)
あたしの親も、あたしが事件に巻き込まれて
初めてこのブログの存在を知ったり

(息子の名前が「マリリン??」)
ケータイのなかの画像を目にするんだもんね。

やっぱり親より先に死ぬ時は
パソコンとケータイ、叩き壊さなきゃ!
あっ、30年分の日記やアルバムも燃やさねば!!