安室ちゃんの主題歌に誘われて
なぜか映画館に
抱きしめたい‐真実の物語‐』
観に行ってしまったよ。

劇場内は、変態おじさんに
連れ去られてしまいそうな
小学生や中高生の女の子ばかり!
おじさんは、変態だけど、
女の子はもちろん
男の子にも興味がないから安心してね~。

映画にしてもドラマにしても
そのときの年齢、状況、その日の天気
その人それぞれの見方があるんだろうな。

事故に遭って半身と記憶に障害を持った女性と
彼女と障害を乗り越えて真実の愛を育む男性との
ラブストーリーとして、涙するのが
正しい見方なのかもしんない。

(実話を基にしてるし、TBS製作だし
いい意味で真摯な、ぶっちゃけ地味な話だけど)

今日のあたしはその後に
友だちの親御さんのお通夜に
お別れしに行く予定だったので

親の娘への愛に(風吹ジュンさんに)泣けたり
風吹さんと向かい合う時の
北川景子ちゃんが、いつもの“棒”どころか
演技がすごいうまくて、それにも泣けた。

あと正直「結婚したいなぁ」と思いました。

病めるときや、そして看取られるとき
そのとき流れる負の感情も弱音も

受け止めてくれる(聞き流してくれる)人が
いてほしい。


もちろん結婚してるとか、
子どもがいるのが
家族を持ってるのが幸せとか
そういう価値観の問題じゃないし
看取ってくれるかわからんけどね。

「ふたりは結婚しました、
めでたし、めでたし」の
おとぎ話でもなく

その後の物語、
年を取ったり
付随してくる親や面倒くさい人間関係。
障害だけでなく
死や病が身近になる。


でも、そんなマイナス面もその人の全部を
背負ってくれる
「選択」を
誰かと一度はした「結婚」
って羨ましいなぁ。

してみたいなぁ、と。
いや、違うな。
あたしはたとえ女に生まれてても
同性婚が法的に可能でも
いまのあたしは、もう結婚できないもん。

「矛盾」してるけど、
「結婚」はしたいけど、
自分(親)以外の誰かが、自分を全部
受け止めてくれるのだろうか。
男の人(相手)に、そんな覚悟も責任も
求めてない、いや、期待してるけど
自分が傷つかないよう、先に自己防衛。


この映画の主人公たちや
この映画を観てときめく人たちのように

「若さ」って、やっぱり素晴らしい!
(「若くいたい!」の「若さ」じゃなく、
年齢的、経験的な「若さ」ね)
会いたくて会いたくて、真夜中の電話や
明日を待ったり
時には、我慢できなくて夜を駆けたり

そんな恋愛まっただ中で
ひたむきさと情熱で選ぶ
この映画みたいな「結婚」


もう手に入れられないから
眩しくて、泣けてきたのかも。


そして、安室の主題歌はやっぱり良かった!