……放心状態
日曜日が要らない!と思うなんて…。
本当、この先どうなっちゃうんだろ…
放送終了後のあたしを含めて(笑)

「おじいちゃん入れ歯くさーーーい!」の
顔になってしまうほど、チャラい前髪クネ男も、
「いいから、ちょっとメガネ外してみてくれる?
『でも…』じゃねんだよっ!ねぇ、水口!
「じっちゃんの名にかけて…」
「じっちゃって誰だよ!ねぇ、水口!!」
元スケバンの春子さんの警察官の書き割りの前での
さすがの追い込み!!

もう、ツッコミどころ満載の今週だったけど
「ただいまのカットをもちまして
天野アキさん、全編オールアップでーーす!!」

かけ声で、あぁ、もうこのドラマ自体撮影終了してんだ…と
虚無感に。
「いまニッポンで天野アキを演らせたら
あなたの右に出る女優はいません。
続けなさい、向いてないけど。
続けるっていうのも才能よ」
って
鈴鹿さんの言葉が、アキに向けられたセリフなのか?
薬師丸ひろ子が能年玲奈に言っている言葉なのか?

もうね、虚実が混じり合って、これが本当の3D?
朝ドラの恐ろしさ?毎日接している愛しさからか
あたしの日常『あまちゃん』ドップリ。

(今回で1800回目のブログ更新なんだけど
『あまちゃん』について書ける幸せ!)

たった15分の放送なのに、
いや、4月からの131回分でもあり、

観続けてきたすべての流れが
一気に合流したのか、

金曜日の春子、鈴鹿ひろ美、太巻3人の対峙には
あたしの涙も洪水よ
(いま、この言葉、不謹慎?)
ほぼ5人(+アキ、水口)、
しかもレコーディングスタジオのみの
ワンシーンなのに、なに?この濃密さ??

騙す事を墓場まで持って行こうとした太巻の、
それをずっと横で見続けて
(じぇじぇ!!夫婦だったの?!)
騙され続ける事を覚悟した鈴鹿さんの、
過去の呪縛に囚われていた春子の、

三者三様の思いが、浄化?昇華されていくのが
若春子が消えていくのが、テレビの中で見えたよ!!

そんな映像ないのに。
スーーーーっと憑き物が落ちるように
険しい顔から「感謝しなきゃな。
アキのお陰で、鈴鹿さんに会えました」
って
おだやかな春子の表情。

これはアキの話でもあり
春子の、鈴鹿さんの、太巻の物語でもあるんだよね。

映画『潮騒のメモリー』のエンドクレジットに
太巻のように、胸が張り裂けるように
涙を流すあたしよ
(今日、最終回じゃないよね??て)
しかも、仕事で早く出社せねばならず
夜観ようと思ってたのに、みんなからのメールや
LINEがすごくて
(前の晩、カータンと「自分が好きなシーン」について
語り明かしてたの。そんときカータンは
「ピンクのカーディガンを巻いて
若春子のレコーディングしている歌に
リズムを取っている太巻」って言っていて
それで、翌朝、この放送でしょ!!もう涙も倍返しよ!)
急遽、職場で観てて、こみあげましたからね、あたしは!

「こわれたものを元に戻せる」のは
アキちゃんだけの特殊能力。

そして、時計の針は、あの日の2時46分に。