うわっ!やばっ!

不覚にもティッシュを何枚も使って
(って、変なことじゃないよ)
留まることない涙を拭ってたよ。
あと、鼻からだぁーーだぁーーと。


『母。わが子へ』

先週までの『とんび』は「いいお話だなぁ」
思ってはいたんだけど、
泣くほどじゃなかったんだ。
それはこのドラマだけじゃなく
「父もの」は、そこまで理性をなくさない。
正直、自分の父親が死んだ時も
悲しかったけど、泣いたけど……
感情をコントロールできた。

でも、ヤバいよなぁ。母親のときは。
それが母と息子だからなのか
最後の親だからなのか、ちょっと分からんけど。

リリー・フランキーの『東京タワー』なんて
電車内で、ダーダー泣いてたもん。

じつは、今日は「家族もの」のある小説を読んで
その感想を書こうと、偉そうに批評しようと思ったけど
全部、吹き飛ばされましたよ。
きれいごとなんて、書いてられない。


お母さん死んじゃヤダ!
いや、死ぬのは致し方ないけど
その別れの日が来るのが、
そしてそれが年齢的にそう遠くないのが、怖いよ。


このブログに、もしかして初登場かもしんないけど
やっぱりね、弟の方がうまいんですよ。
母にも、そして死んだ父にも
屈託なく“末っ子”の役をまっとう出来るの。
親もね、そんな社会生活うまくない弟のほうが
心配らしく、かわいがり方ハンパなかったの。
(あっ、でもうちの弟は結婚してんだよ。
父の葬儀のときも、親戚は「お父さんに結婚式を
見てもらって良かったね」って、弟はそれだけでポイントUP!
おめぇ、実家にそんな帰ってこなかったくせにっ!て。
まぁ、今考えてみると、父が亡くなったとき
弟は、かなり若かったしなぁ)
弟(玉山鉄二)がトマトを食べられないとこも
あたしの弟とかぶったし(あたしのときは、好き嫌いを
すごく叱ったくせにっ!!て)

そんなこんなで、母(八千草薫)の長男(仲村トオル)への
「最後は、あなたにだけえこひいきです」ってメールには
もう涙、涙。

あたしは、しっかりしてないし、いろんな意味で
“長男”失格だからね。


それにしても、仲村トオルは、いい役者になったねぇ。
いや、『新宿純愛物語』のときは
どうなるかと思ってたから。
仲村さんや、大沢たかお、西島秀俊、
竹野内豊、福山雅治、阿部寛
40過ぎたこの辺が、体格も脱いだらすごいことになってるし
めちゃくちゃいい味出す役者さんになってるじゃない?

ふとね、途中でトヨタのCMに出ていたキムタク!
いつまでも真っ直ぐで正義感だけの若者やってんじゃねえよ!
40歳の年相応の役柄演じなさいよ!
って
ちょっと心配になっちゃったよ。
って、そんな余計なこと考えて、最後はこの号泣を止めてみた。

まぁ、そんな彼の『ビューティフルライフ』を
観てた時に、父のガンが発覚して、亡くなったんだけど
もう13回忌も過ぎ……。
そのドラマや、『JIN』の最終回以来の大泣き。
他局も面白いドラマはいっぱいあるけど
あたしの涙腺はTBSに合ってるのかも。