周囲の人は泣いてたよ。
って、他人事のように書いてますが
ミュージカルや「これぞ映画!」てのが
好きな人にはたまらんのだろうな。


もうオープニングの港の船を
囚人たちが荒波にもまれながら
ロープで引っ張るシーンから
「大作!!」「ユニバーサル100周年!!」
「アカデミー賞!!!」
って気合い満々。

それに応じるかのように俳優陣の
演技と歌声にも気合い十分


いまアメリカではオスカーを前に、
いろんな映画賞が発表されてて
例年にないほど混戦模様だけど
主演男優のダニエル・デイ・ルイス(『リンカーン』)と
助演女優のアン・ハサウェイだけが独走状態。
で、観た『レ・ミゼラブル』

正直、ファンティーヌ役のアン・ハサウェイより
だってさ、あんな不幸の羅列
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が大の苦手な
あたしには、受け付けられなかった

報われぬ恋に殉じるエポニーヌ役の
サマンサ・パークスのほうが良かった。

あたしも好きな人に抱かれて
好きな人の顔を最期に見たいもの。
アン・ハサウェイ=ハリウッドのベッキー説
流れてるけど、確かにあのソツのなさ
正統派のいい子ちゃんぶりは納得。
みんなに愛され、今年のアカデミー賞の主役になるのか?

ヒュー・ジャックマンは期待通りだったけど
ラッセル・クロウもめちゃ上手い!!

上條恒彦さんかと思った。
そして、エポニーヌとコゼットに愛されまくる
マリウス役のエディ・レッドメインも
モデルみたいな容姿なのに、歌がすごいっ!!

ふと、ね、今日本でミュージカル映画するとして
歌える俳優さんているのだろうか?

(鹿賀さんや市村さんのような劇団四季や
宝塚出身の天海さんや真矢さん以外で。
黒木瞳なんて、宝塚出てるのにヒドいじゃん)
セリフさえ、何言ってるか発声できてないもんなぁ。

ヘレナ・ボナム=カーターと
サシャ・バロン・コーエンは
そのまんまティム・バートンの『スウィーニー・トッド』の
役柄そのまんまだったけど。

とにかくいい意味でぐったり
もうね、2時間半、映画をエンタメとして観るというよりは
帝国劇場で、演劇をがっちり観るような感じだよ。

上映後、拍手起こったからね、映画館で。
(うちの実家の、郊外の映画館でだよ)
あたし、『ホビット』の3時間は無理だ……。

でも、俳優っていくつになっても
新しいことに挑戦していくから、ステキな仕事。

いや、最近、仕事でさ、慣れてきたり
異動してきた人や年下の人が増えてきたりもあって
あたし、タガが外れたように好き勝手やってるんですよ。

年を取ったり、同じ職場に長くいると
怒ったり、注意してくれる人がいなくなってきて
それが怖い。

先日安室奈美恵のライブに、ひと回り以上年の離れた
20代の子たちと一緒に行って、飲みに行って喋ってね
すごい楽しかったし、感化されて

“いま”に甘んじてちゃいけないなぁ、って。

そういう俳優たちのプロ根性
いや、プロフェッショナルな仕事を
堪能できる
映画だったよ。