Numero9月号は
「なんてったって 小泉今日子!」特集と
安室ちゃんのロングインタビュー掲載。

コドモのころは、自己プロデュースしてるうちに、
その歌の世界に飲み込まれて行く明菜が
大好きで、大好きで(いまも好きだけど)
でも、自分自身が社会に出て、実際働き続けてね
周りのがんばっている人を信じて、受け容れて
「キョンキョン」ってブランドを30年作り上げて来た
(でも、なにより、自分のなかでブレない価値観がある)
小泉今日子ってすんごいなぁ、
と。

そして、20周年を迎えた安室ちゃん
「安室ちゃんはもう終わった」って言う人たちを
原動力に、自分に火をつけてた話とか
「人が引いて行くよりも、ヒットして人が集まってくるのが
怖かった、天狗になっちゃダメだ、もはやなれない」って本音。

キョンキョンと安室ちゃん、芸能人としてのスタイルは
違うけど、ふたりの言葉や意識はなんだか似てるなぁって。
「エクスキューズ(言い訳)がない」っていうか。
自分を大きくも見せず、目の前のことを
プロとして、コツコツやってきて

振り返れば「スターの道」が、できてるような。

あたしは、仕事をいま引き継いでいるんですよ。
正直いろんな思いがある。
会社が、あたしのこと(休み取れないとか毎日遅いとか)
心配してくれてたり
あたししか知らないことがあるのは、業務上ヤバいし
もっともな人事異動なんだけど……
おとなとしては、すんごく分かるんだけど
「感情」がときどき追いつかなかったり
いや、先走って、追い越しちゃったり。

ここまでくるのに10年以上がんばってきたんだよ!って。
働かなきゃ、「なんだ?あの気持ち悪いおかまは!」て
なっちゃうから、そう言われないように
切り開いて来たんだよっ!って。そんなのに
やれ、システマチックに、やれ、デジタル化だ!
若い人に、仕事の中心になっていってもらわなきゃ!って
(また引き継ぐ後輩が、仕事もきちんとしてて信頼できるんだ!)
んじゃ、あたしの立場は?居場所は?って
不安になったり、寂しくもあったり。

んで、『メリダとおそろしの森』ですよ。

Σ・・・エエェェ(●'д゚`ノ)ノェェエエ
全然関係ないやん!!
って怒られそう…

それに、フツーのアニメにしたら面白いし
とにかく、髪の毛やら風になびく緑やら
映像がすんごいんだけど
「ピクサー」ってブランドで観ちゃうとちょっと消化不良。
っていうか、もっと子どもの冒険譚かと思いきや
結婚相手を選ぶような、かなり成長した少女のお話だった。
(『ラピュタ』かと思ったら『コクリコ坂から』だった)

たしかに、この映画が観客に伝えたいメッセージは
伝統を重んじる母との確執、それを乗り越えて行く
“家族の絆”とかなのかもしれない。


でも、あたしは違うこと思った。

自分の理想やしたいことに近づいていくのも必要だけど
「こうありたい!」って頑なになるんじゃなく
人に求められてる役割をまっとうするために
自分も“変えていかなきゃいけない”

運命に抗うのではなく、
それを受け容れていかなきゃ
て。

あたしみたいな自己顕示欲が強い人間には
いい機会なのかも。調子に乗っちゃうからね。
自分を律するっていうか、新しいこと、苦手なことに
また足を踏み出して、コツコツとやっていこう!
っと。
そうすれば、道ができる。
また、その場所で、自分のために、誰かのために
会社のために、働いていこうっと。


メリダやキョンキョン、安室ちゃんに感化されたよ(笑)