映画関係の女性とお仕事をしたら
とーーーにかく映画を観てないんだ!
しかもアノ名作や大ヒット作も
Σ(゚Д゚;;)ノェェェェエエエエ
自分の会社の作品ってことを知らんかったの。


ほかの人たちが海外出張してて
その子が留守番待機組だったみたいで
「あなた、なにやってるの!
A社さんからも、B社さんからも
問い合わせが来てるわよ!」って
上司からの怒りの文面をそのまんま残して
こっちに送ってきちゃうような子で
仕事自体難ありだったんだろうけど
やっぱり、今の若い子は洋画を観ないなんだなぁ、と
実感したんだ。
(そもそも採用面接でそこんとこ
聞かないのかなぁ?って問題が)

まぁ、あたし自身、洋画をいっぱい観だしたのって
大学生になってからで
中高時代は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『ロジャー・ラビット』
とか
そして当時ロブ・ロウが大好きだったので
『きのうの夜は…』『栄光のエンブレム』ら
彼の裸が拝める作品くらいしか観てなかったなぁ。

(そしたらロブ・ロウのSEXビデオ流出で
まぢで凹んだもん)
あとはもちろん『Wの悲劇』ら角川映画や宮崎アニメ。
そういえば、邦画のほうが多かったかも。

で、リアルタイムで観ていなかった映画を
ヒマさえあれば借りるようになって
(大学なんてヒマだらけ)
やっぱりね、そのなかでベスト5に入るのは
『風と共に去りぬ』
『ローマの休日』『太陽がいっぱい』
『追憶』
に、そしてそして
「ニューヨークに行こう!」って決めるキッカケにも
なった『タクシードライバー』!!
あたしのセンスが平凡なのか
ミーハーすぎるのか、
5本とも
誰もが知ってる「王道」の「名作」ばかり。

いや、40歳になってもそれは変わらず
金曜ロードショーで『プリティ・ウーマン』
やってれば最後まで観ちゃうし(ときめくし)

予告で何よりも観たいのは、新作ではなく
『タイタニック』3Dのトレイラー(*′∀`)ノ

いや、いつものように長い前書きだけど

それがこの映画の話なのだよ。

『ヒューゴの不思議な発明』

いや、最初に映画会社の人のこと書いちゃったけど
ごめんなさい。映画の宣伝ってすごく難しいね。
男、女、いろんな世代、いろんな嗜好の人を
映画館に呼ばなきゃいけない
(時には騙さなきゃ)

だって、だってさ、これアカデミー賞にたくさん
ノミネートされたときも????って思ったけど

“おとな”、それも、すんごく“大人の映画”だよ。

珍しく母親から「『ヒューゴ』を映画館で観て!
とにかく映画愛のつまった作品です!泣きました!」

って実際は絵文字がたくさん入った興奮メールが
届いたのだ
(こんなの初めて)

(○゚Д゚)ェッ… これって“泣く”映画なの??
さらに?????


あたしね、家族を失った男の子が、
クロエ・モレッツちゃん演じる少女と出会って
冒険に出る作品だと勘違いしてたのだよ。

そもそも、あの『タクシードライバー』の
マーティン・スコセッシの監督映画を
うちの親が観に行く日が来るなんて……
スコセッシも年取ってヒヨったのか?
『不思議な発明』なんてついた邦題から、
あの予告からじゃ、子ども向けかと思うじゃん。


お子さん連れて行った人、大丈夫でした??
確かに出だしのパリの街並みからリヨン駅へ
ズームインしていく映像は
+。:.オオオォォォヽ(○゚∀゚○)ノォォォォッッ.:。+だし

途中、彼の隣に座っていた女の人は
「きゃっ!」なんて3D映像に反応してたけど
(あたしは、そんな純粋な心消え失せた)
おとな、しかもうちらの親世代の“おとな”の
琴線に触れる映画じゃないかな?

高齢化と言われてるアカデミー賞の候補も納得。

スコセッシの映画と想像(創造)力への
“愛”と“敬意”のつまった作品だったなぁ。


新しい技術やシステムを受け容れていかなきゃ
時代に取り残されちゃうけど
(まさに、あたし!)
マスターピースと呼ばれる映画も、ドラマも
小説も、大切に保管していかなきゃな。

もちろん、あたしの心にも残さなきゃ!!