よく聞かれるんだけど
女装も興味ないし、性転換もしたくない。
いまのまんまでいい。

あっ、嘘。顔はもっと良く生まれたかった。

でもね、好きな人の子どもは欲しい。

すんごく強く思ったよ。『JIN-仁-第7回』

ガンがリンパに転移している野風。
そんな彼女が「たったひとつの夢でありんす」
お腹の子どもを産みたいと仁にお願いし
そして「2年【も】生きられるんですか
この子を抱ける、この子の笑い顔を見られるかも」
って
その“夢”見るシーン
あたし、中谷美紀さんに負けないくらい
粒で涙をポロポロ流してたよ。

涙ってさ、“かたち”が伝染するみたい。
武田鉄也の金八のときは鼻水ダ―ダ―流しながらになるし
この前の『八日目の蝉』のときは
永作博美みたいにダダ(キチガイ)泣きになるし
中森明菜のDVD見てるときは右前方の空を見ながら
涙一粒こらえてこらえて頬を伝うしさ~。
あたしって女優だわ。

今回はさ、もうさ「みんなに見て!見て!」って
自慢したいくらい、ダイアモンドみたいに
一粒一粒光ってこぼれたよ。

一緒に観ていた母親は、40の息子が
ポロポロ泣いているの、
どんな気持ちで見てたんだろ?((( ;゚д゚)))


すんません、日曜夜実家でドラマを泣きながら
観ている独身息子(40)おかまは
「好きな男の子どもが欲しい、欲しい!」
心の中で身悶えてましたよ。(≧∇≦)b


いやね、無償の愛を注ぎたいとか
子育てしたいとか、そういうの取っ払って

(ふざけんなっ!と世の母親に怒られそうだけど)
ただね、ただね、
その子が、また誰かを愛して子を産んで
“自分”を未来へ繋げていきたい。

好きな人との子どもが見る未来へ、と。

時々思うんだ。いまあたしが病に倒れて
すぐに女に生まれ変われば(すごい強引な希望設定)
あたしが20歳のとき、
いま35歳の相方さんは55歳になってて
で、出会ってまた恋に落ちて、結婚できる
子どもを産める(かな?)って。
ここまで考えると、時空を超えたストーカーなんだけど。
今生叶わぬ“思い”を、野風もあたしも
未来(の子ども)の誰かに繋げたいのだよ。


そう考えると、うちの兄妹は子どもがいないんで
両親まで続いた“血”っていうか“歴史”を
このままじゃ途絶えさせちゃうんだな、って
ちょっと罪悪感もあり。


幕末好きや、龍馬リスペクト!の人
はたまた今回初めてこのドラマを観た人には
物足りなかったかもしんないけど
あたしはウェディング・ロードを歩く野風を見てたら
パート1からの彼女の歩いてきた道(人生)や
仁への信頼や秘めたる愛が走馬燈のようによぎって

(ちゃんと回想シーンが流れてるんだけど)
「きれいでありんすよ、きれいでありんすよ」
ひとりテレビに向かって、またまた涙。

中谷美紀の凛とした美しさに泣けて泣けて。
(眉毛が金髪なのは怖かったけど)
ぜひとも彼女を万里子に『ヨコハマ物語』やってほしいっ!
お卯野ちゃんは菅野美穂でよかです。
そんな野風の祈りを、
歴史の修正が起こるのでは?という仁の不安を
くみとって、「あたしが子どもを取り上げます!」と
咲ちゃん。
本当にね日本史上初の女性医師は
橘咲なんじゃ?って勘違いするほど、
あたしにとっては歴史上の偉人ですよ。


んーー、あと帰ってきた仁先生(好きな人)の足
あたしも洗ってあげたいのだ!

コーヒーを飲む仁(大沢たかお)を見て
「違いがわかる男の、ネスカフェゴールドブレンド!」
テレビにつぶやいたのって、あたしだけ?