今年のアカデミー賞作品賞受賞作の
名に恥じないすごーーい良質の映画です!
『英国王のスピーチ』
主役のコリン・ファースも
ジェフリー・ラッシュも上手い!
ヘレナ・ボナム・カーターも
ただのキチ●イじゃなかった!

けどけど、何かがひっかかるのだ。
それはやっぱり震災が大きく影を落としてて
3月11日前に観てたら
優しい心で、温かい涙を流せたかもしれない。


作品自体は吃音症の英国王が
スピーチセラピストとの友情を育みながら
国民に敬愛される王に成長していく話なんだけど
最後は第二次世界大戦へ向けて
国民の士気を昂揚する演説するのだ。


いまってさ、リーダーシップを執れる人が
求められてるじゃない?

いろんなところで小泉純一郎復帰待望論とか出たり
(林真理子なんて思いっきし
週刊誌エッセイで書いてた。この人のそういうとこが……)
「津波は天罰」とまで言ったアノお方も
都知事選では再選しそうだし…((((;゚Д゚))))
しかも彼はこの期におよんでも原発推進派なんだよ。

この映画みたいに何十年後かに
「良かったね」と言える様な
そんな風に導かれればいいけど
でも、いまの東日本の不安で混沌のなかでは
極端な話、ヒットラーさえ望まれる可能性もある訳で。

ただ「強く言い切ること」だけが、
リーダーではないと
個人的には懸念してるのだが。


強くなくたっていいし
すごいプレッシャーだもん、心折れてもいい。
原発が推進でも反対でもいい
なにが起こってて、どんな可能性があるのか
きちんと説明してくれればいいのに。

(政府も責められてるけど、
選挙のとき「みなさんのため!」って叫んでた
谷亮子はじめ国会議員って
今どこで、なにしているのだ?!)

「プルトニウムってなに?」って
子どもニュースみたいなあたしの質問に
「チェルノブイリのときは1メートルのキノコが
生えたんだって。だからチ●コがでかくなるよ」

ってそんなセクハラの答えしかくれない
周辺の人々…(ノ∀`)

でも、いまはそんな人や言葉たちに救われてるのだ。