ラブラブエッサイム~

クドカン 天才!!

TBS磯山プロデューサーと彼のコラボは最高っ!!!

いやーークドカン 歴史の教科書に載っけるべきだね。
(もちろん倉本聰さん、山田太一さん、向田邦子さん、スガ子
鎌田敏夫さん、牧子、野島伸司、北川さん、三谷さん
ドラマを牽引してきたすべての脚本家さんを!)

このドラマの本題に入る前
今から20年近く前、バブルはじけ気味の世の中で
あたしは就職活動をしてました。
履歴書の趣味欄には「テレビドラマ観賞」
自慢げに書いとりました。
(今の学生はもっとちゃんとしたこと書くんだろうけど)
その回答に面接官だけでなく、一緒に受けてる人達まで
「ぷっ」って小馬鹿に笑ってたんだよね?

それが悔しくてさ、「映画鑑賞」「音楽鑑賞」
「スポーツ観戦」と、どこが違うわけ?
この日本に生まれてきて、ネットもなかったあの頃
最大の情報はテレビからだったし
テレビドラマを観ないで育ってきた人って
あんまりいないと思うんだよね。なのに、なぜ笑う??
あたしはすごい数のドラマを観てきて
影響されてきたんだもん。
趣味は「テレビ観賞」だい!

まぁ、当時はハリウッドやいろんな国の映画も
元気があったし、邦画はこじゃれてて敷居が高く
渋谷の単館に映画に観に行く方がスノッブな感じはしたけどね。

それに今、テレビドラマはヒットすれば
「映画で完結」の流れでさ、
じつはテレビ局の人たちこそが
【映画>>>テレビドラマ】と思っているんじゃないか?
って情けない気分になる。

だから『JIN―仁』がドラマ、それも連続ドラマで
完結することに、テレビの、ドラマ作りの人たちの
“意気”が感じられて嬉しかったのだ。


で、クドカン、もちろん彼は舞台の人であるんだけど
放送作家でもあり、ドラマの脚本家でもあり
そんな彼が、「連続ドラマ」のパワーを信じて
誰も考えない斬新な世界をつくり続けていくことが
本当うれしいのだ。

それをゴールデンに編成するTBSと磯山P!!
いやーー あたしは「テレビドラマ鑑賞」が趣味なこと
誇りに思うよ。

何度も書いてるけど、クドカンと同学年に生まれて
同じ時代の空気の中で過ごしてきて良かったよ。

そして主役を演じる長瀬くん!!

本当にね、この「うぬぼれ」
(今までのマコっちゃんでも、虎児にしても)
見た目は“カッコいい”のに、すんごく“カッコ悪く”て
その“カッコ悪さ”が、めちゃくちゃ“カッコいい”のだ。


・オレンジ転がって、手を重ねて
アーイ ウォンナ ダンシンラチャチャチャ♪


・ロマンス刑事の想いよ、届け~!!
千の風になって~♪そこは僕のソロパート!


「余命3,4日の花嫁」
(クドカンって「命」「死」「涙」「感動」を安売りする奴らを
バカにしてくれるから、好き!)


・新婚野郎は麦茶飲んで 腹下してろーー!!

・中井貴一の中を穴に変えて、せーのっ!穴井貴一です!

近頃のマンガ原作ばかりのドラマの中で
こんなセリフを書く人は、クドカンただひとり!

でも、ハチャメチャなことやってるようで
クドカンのドラマの本筋は
ど直球の王道、“友情”だったり“家族愛”だったり

(『IWGP』だって『木更津』も『タイガ―&ドラゴン』も)
時代がどんなに変わっても、
人間の中に、“芯”となって流れる
“人を想う気持ち”なんだよね。

ちゃんとした親に育てられた子って感じ。

「罪を憎んで、人を憎まず
あなたを僕と結婚する刑に処す!!」


殺人事件を起こした「りえ」ならぬ
「えぇーーりぃーーー@桑田さん」ならぬ
えりこ(加藤あいちゃん、やっぱ正統派の美人!!)も
人間として、誰かを愛して傷ついたから
殺人を犯しちゃった訳だし…ちょっとしんみりしちゃった。

マジで、このドラマを週末に観られるから
一週間ガンバれる!!


さっき、安住とたけしの番組内で
「家も近く故郷もない僕にとっての
故郷が土俵だから、そこは裏切れない」
と言う
貴乃花を、それこそ20年ぶりくらいに
好きになったけど
あたしも同じ。
あたしの“故郷”は“テレビドラマ”なのだ。

へいっ!へいっ!へい!へーーい!!