じつは怖かったんだ。

この映画が日本公開されるまでの
北川悦吏子さんや東ジェ天のみなさんの奮闘を
目にしてたから(もちろん自分も署名したけどね)
冷静に「作品」として観られるのか?って。

でも、これだけは初日に観なきゃ!と。
東ジェ天の人もいるかと思うので
細かい内容は一切書かないね。

(いや、細かく気になることが
どうしてもあるんだけど
それを書いたら、ジェジュンファンに殺されるので)

うん、冷静に観る必要なかった。
いつのまにやら、映画の世界にどっぷり。

ごめんなさい!韓国映画とか俳優さんって
(そんなに観たこともなかったので)
ストーリーや、ほとばしる情熱はすごいけど
(『息もできない』は必見デス!!)
バタくさいっていうか、その服装どうなの?
そのセンスどうなの?って先入観があったんだ。
でも、北川さんは、やっぱり北川カラー。
その色彩も、キラキラも、切なさも
国境を越えて輝いてたよん。


感想は人それぞれだろうけど、
「千の風になって」的な話では全然なくて
あたしにはこの映画はシンプルなラブストーリーに思えたんだ。
「死」よりも、むしろ「生」っていうか。
死は特別じゃないし、誰にでもやってくる。
それに、大切な人を失っても
どんなに心残りでも、悲しくても悔やんでも
忘れたくなくても、日常は、やってくる訳で。

そんな毎日の中で、
やっぱりあたしは、誰かに反応してもらいたいから
(それは死んだ人には難しい)
誰かに笑ってもらいたいから、
怒ってもらいたいから、心配してもらいたいから
優しくしてもらいたいから

(もちろん、逆も然りね)
あたしは人を求めて、愛していくんだなぁ、と
(恋愛、友情、仕事、あらゆる人ね)
それがあたしにとって「生きていくこと」なんだ、と
そのために、がむしゃらになって、ぶつかっていくのが
自分の目に見えて「生きている」証しなんだ、と。
この映画を観て、強く強く思ったよ。
心に響いたよ。