いや、最近マジで本を読んでないのだ。
元々ノンフィクション(自己啓発とか)は読まないのだけど
フィクションを買っても
ソファの上に山積み状態。
よく「本を読まない」っていう人がいるけど
あれって“慣れ”だよね。
最初のページをペラペラめくっても
目の中を素通りしていくだけで
その世界に入っていけないのだ。


てな訳で、この原作本も未読です。
面白かったら、読んでみようかと…
リハビリ状態で観に行った映画
『ミレニアム ドラゴン・タゥーの女』

閉ざされた島、謎めいた一族
ナチス、失踪した少女、ある法則に乗っ取った死体

ってなキーワードが並べば
もうあたしには、生唾ごっくんですよ。

で、で、サスペンスなのでストーリーは書きません。

感想は、舞台の北欧行きたい!
いまって、「自分の身近な世界を見たい」
「字幕読むのが面倒くさい」
「ケータイ打ちながら、観たい」からと
テレビドラマの映画版
(DVDやテレビ放映権で元を取ろうって
最初から「失敗しないようにしよう」って
ところから製作されてるから、
ノーリスク、ハイリターンで
ドラマ自体がつまんないよ!)

洋画は吹き替えが主流になっているけど
自分にとって、未知な言葉や音楽を
耳にすることが、その異国の映画の世界に
入っていく醍醐味なんじゃないのかな。
未知なる北欧の言葉や冬の空に、ワクワクしたよ。

それと、『羊たちの沈黙』って
やっぱすごい映画だったのだなぁ。

原作を読んでいたあたしでさえ、そうくるか!と
ビクビクワクワクしたもん。
ジョディ・フォスター演じるクラリスの息遣いにハラハラし
レクター(アンソニー・ホプキンス)が立ってるだけで
戦慄したもん。人気小説の映画化って難しいんだろうな。

あと、やっぱりあたしは同じ一族もんなら
アガサ・クリスティや横溝正史センセイ作品が好き。

っていうか、この前菅野でリメイクしてた
夏樹静子先生の『Wの悲劇』の
「摩子ちゃん、ママを許してね」にしても
誰かを愛するがゆえに、憎むがゆえに
お金や権力を手にするために、目的を持って
人って殺人、犯してきたじゃないですか。

(クリスティや横溝作品にも、理由なき殺人者はいたけどさ)

けど、最近のミステリーもんって(実際の事件もか)
(これはある意味『羊たちの沈黙』成功の弊害か)
女性を凌辱して、残忍な殺し方する“快楽殺人者”が
犯人でした、チャンチャンなんだもん。

だったら、犯人誰にしてもいいじゃん!
登場人物の相関図、愛憎、まったく関係ないじゃん!!

さんざん怪しさ散りばめておいて
(この映画も、そこは面白かった!!)
意外な人が、じつは猟奇殺人者、
気づいたときに主人公ピンチ!!ばっかりなんだもん。

今までの捜査はなんだったんだよっ!
(まぁ 金田一もポアロも多数の被害者が出るまで
犯人見つけられないけど……)

あっ!なんだか、推理小説読みたくなってきた。