確かにあたしはハリウッドびいきです。
しかも単館上映よりビッグバジェット。
性格俳優より、ハリウッドスター!!
どんなに邦画隆盛のいまでも、映画鑑賞は洋画中心。
それは、昔からテレビドラマが
大好きだったのも一理あって

今ってテレビ局がこぞって連ドラを映画化してるじゃない?
それってテレビ局自体が、ドラマ制作の人自身が
「テレビより、映画が上」って見ているようで
お前らには、プライドないんかいっ?!ヽ(`Д´)ノ

スペシャルでもいいから、テレビドラマで
キチッと落とし前つけろっ!!
って思うの。
それはテレビ局主体で、自社オリジナルの企画を
作らない映画会社東宝にも言えることで……


って、愚痴を並べましたが
そんなこんなを差し引いても、上半期も
『グラン・トリノ』『ミルク』『スター・トレック』等々
やっぱりハリウッド映画の底力を見せつけられたよ。

でも、でも下半期に入って
あたしの2009年度ベストワン候補!!!
日本映画に登場!!!
『ディア・ドクター』

西川美和さん、ありがとう!!
思わず監督に敬礼したくなっちゃった。
マンガ原作でもなく、テレビの焼き直しでもなく
オリジナルの素晴らしい脚本、演出
そしてちゃんとした“俳優”さんによる
ちゃんとした“映画”

あたしは、映画って、「美術」「音楽」「文学」「演劇」「写真」
あらゆる芸術の集大成(イイとこ取り)だと思っているんで。

もうね、心の中で思っているだけじゃなく
西川美和さんの友人に
「こんな作品を作ってくれてありがとう!
観させてくれてありがとう!
邦画界にあなたがいてくれて、ありがとう!」

伝えてくれ!ってお願いしちゃったもん。

いや、これ観客以上に
鶴瓶、瑛太(彼はあまりに愛おしくて脚本に
ブックカバーをしていたと言っていたしね)
はじめとしたキャストのみなさんが

「この映画に出してくれてありがとう!
この脚本を、この役を演じさせてくれてありがとう!」

監督に感謝したんじゃないかなぁ。

アカデミー賞を取って興行的にも大ヒットした
『おくりびと』(これはこれでうれしいけど)より
笹野高史さんも、余貴美子さんも何百倍も良かった!!

なにより八千草薫さん(小西真奈美ちゃんに似てる!)と
井川遥ちゃん(キムタクの『空から降る一億の星』は
なんだったんだ?!)のふたりがね
女優冥利に尽きるんじゃないか?ってくらいの名演!!!

あたしはね、森光子さんよりも
八千草薫さんという女優が邦画界に生きてる素晴らしさに
泣けてきたよ。

映画館は老若男女で満席だったけど
もっともっと多くの人に観てもらいたい!!映画館で!!
だって、これ正真正銘の“映画”だもん。

はるか遠い昔、医療なんてない時代
病を治すのは祈祷師だったり、呪術師だったんだろうな。

何千年後の今も、本当はきっとそれは変わらないことで
不老不死なんてないこの世界、医学と宗教は、じつは表裏一体で

何によって人は救われるんだろ?なーーんてことを
考えてしまった。
そして、太宰治の『人間失格』を読んで以来
自分のなかでずっと渦巻く、「僕ってニセモノ」って気持ち。
この映画で、「ニセモノでもいっか」と(*≧∀≦*)

ストーリーは書きません。もうね書き出したら
観た人と何時間でも語り合いたいくらい書いちゃうから。