Σ(゚Д゚ υ) アリャ、ダメだ。今夏クール楽しみにしていた
長瀬の『華麗なるスパイ』
出だしから、堤幸彦さんのパクリ??てな演出に
危険な予感。
吉本芸人が次から次へ出てきて上滑りのギャグ
いつまでたっても変わらない演技の深キョンで

「つまらん……」、つい、口ずさんでました。
井上真央ちゃん演じる化学に強い女子高生が
爆弾解除に、長瀬の「人を悲しませるために
生まれてきたんじゃないでしょ!」の演説→
クラスメートのいじめ改心てな展開で完全にOUT!!
次週からは観ません。
話題性で視聴率は望めるかもしれないけど
(意外に、杏ちゃんが上手かった。お父さんのDNA?)
演技力がなきゃ、ドラマってつまらないよね。

裏の『リミット 刑事の現場2』武田鉄也さんの
「人間はもうダメかもなぁ」の演技に引き込まれましたよ。

まぁ 彼の刑事演技は『白夜行』で号泣しましたんで
ちょっと比べちゃうんだけどね。
あたしも人間の“善意”って嘘くさいって思う口なんで
『女王の教室』に続き、ビターな遊川さんの脚本が好き。
絶対『ダークナイト』を観て、感銘を受けたハズ。
そんな空気が漂ってます。

いや、だからといって、おバカもん大好きなんですよ。
B級、C級映画大好きっ!!映画秘宝大好き!!
ただ、男と一緒で、「俺ってバカもできるんです!
でも、正統派の実力もあるでしょ」

本人(製作陣)は保険をかけてる(つもりの)上で
狙った上でのバカをして
みんなが受けてると信じて疑わないタイプの男(映画)は
苦手なの
。うーーーん、ハッと思い浮かんだのが
元巨人軍の中畑清と、唐沢寿明なんだけど……

たとえ分かる??“バカ”と“おバカ”の違い。
じつは高評価の『トロピック・サンダー』のトム・クルも
あたしには嫌悪感しかなかったの。
逆に、好きなおバカは……まさに『ノウイング』
監督も、主演のニコラス・ケイジもきっとマジなんすよ。
「本気」と書いて「マジ」

バカをやってるとは思ってない。
むしろ、ヤベぇ、俺たち宇宙の法則見つけちゃったんじゃね?と
都市伝説をマジに信じてる感じ。

いや、この映画、ニコラスじゃなくて、
キアヌ・リーブス主演でも、なんら問題なかったと思う。
(むしろ髪型に気を取られない?)
それに、この監督さんは「マジ」ゆえ、
撮りたいもの分かってるから、映像はすごいんだよ。

いままでのディザスター映画のCGに見慣れてても
最初の惨事から(飛行機ぐぅーーいーーーーん)
クライマックスのとんでもシーンまで息を飲む凄さ。

「そっちに行っちゃダメ、あぁ そっちはおバカの烙印が…
でも、行くよね、行かずにいられないよね」
観客誰もが、心配してるんだか、でも望んでるんだか
分からないラストに突入していく姿が愛おしい。

ダメにならずにいられない男を愛してしまうのと
同じ嗜好なのかしら。


ただ、あたしも幼いころから、30後半の今日にいたるまで
(小学生時分は「ムー」を読んだりして、や、ヤバい)
太陽との、何億分の一の奇跡の距離間ゆえ
生命体が誕生した地球の意味は?
世の中のすべての出来事には神のサインがあるのか?

(あたしは宗教とかには一切入信してないよ)
宇宙の果てはどうなってんだ?とか星空を見上げて
何時間も考えちゃう人間なんで
結構、マジでこの映画観ちゃいましたよ。

その後の英会話で、先生に
「あの映画はストゥーーーピッド!!」と
あっさり、いなされましたがね。
いや、毎年夏が来る度に、暑くなるたびに
太陽のスーパーフレア、マジで心配してますから。
ハイ、一歩間違えれば、おバカ通り越して、危険な領域。