『ディパーテッド』 面白かったっヾ(≧∀≦*)ノ

久々に「映画」という「映画」観ましたよ。


うわっ・・・∑(|li゜Д゜ノ)ノ 評判悪い・・・

いろんなとこで叩かれてるのね・・・。

まず、あたしはオリジナルの『インファナル・アフェア』

大、大、大好きですっ!

潜入捜査官、二重生活に追い詰められていく様が

香港の高い湿度に、猥雑な町並みに見事マッチして

トニー・レオンの哀愁を帯びた瞳に

(トニー見てると、無性に縛りたくなるのよね。あたしの中のSっ気が)

アンディ・ラウのモールス信号を叩く指に

(おへそ辺りから、トントンツートンって叩かれたい)

ふたりの流れる苦渋の汗に、身悶えましたよ(qq≧w≦)

2人で、何回も出来るね!(なにを?)


けどさ、けどさ、ディパーテッド』

ひとつの「映画」として、面白れぇじゃんっ!ダメ??

あたしの周囲では大絶賛なんだけど(スゴイ少数派なのか)

何がダメなのか、いくつか映画のサイト覗いてみました。

「泣けなかった」って端からブッーーーな意見は流しておいて

「マフィアの美学が描かれてない」とか

「人物像が深く掘り下げてない」とか書かれていたよ。

・・・・えっ?∑(ll゚Д゚ll)エェ!!

マフィアや悪者に美学って必要なの?

ああやって虫けらのように殺し殺されていくのも

「裏社会」の側面なんじゃないの?

マット演じる、“内通者”刑事も、骨の髄まで“悪”だから

あんな風に“悪”に手を染めてるわけだし。


確かに、話の筋は知っているから

ワクワクドキドキは半減。

それに、携帯電話使いまくって

どう見ても、ビリー(レオ)が、コリン(マット)が“ネズミ”って

バレバレだよ~。なぜ気付かん?

しかも『24』のキムの彼氏・チェイスが、コリンの同僚で

個人的に、そっちの方が気になっちゃった。


ただ殺るか、殺られるか、非情なアンダーグラウンドを

描く演出はさすがっ!

これでマーティン・スコセッジは

念願のオスカー手にするんかな?

まあ、リメイクで手にしたいか、本人がどう思っているか知らんが。

数多くの名作の中でも、あたしはとにかく

『タクシー・ドライバー』が大好きっ!!

デ・ニーロか(あざと過ぎるか?)

ジョディ・フォスターから「Oscar goes to Martin Scorsese!!」って

言葉を聞きたい!(で、観客総スタンディング!)

また話は逸れるんですが、世界中で中継されるアカデミー賞で

監督賞、作品賞を発表できるのは、

人気、実力、キャリア、すべてを兼ね備えている人。

誰がプレゼンターとして現れるかも、

アカデミー賞ウォッチャーの楽しみ。

(今年は日本の中継がキムタクってことで、

「やべぇーー」の連発にならんか心配)

最近だと、監督賞はトム・ハンクス、クルーズ、J・ロバーツら。

ねっ?今年あたりジョディが来てもおかしくないでしょ?

ロング・ドレス着て、楚々と歩く女優陣のなか

ミニのシルバー・ドレスを着て颯爽と出てきた

2002年授賞式のジョディ・フォスターは、

プレゼンターとしてのあたしのお手本です。

何度、家であの歩きを練習したことか、てへ(*゚ー゚)ゞ


うぎゃ、また脱線。


レオナルド・ディカプリオは、やっぱ演技上手だよ~っ。

「ホンモノ?」って勘違いした『ギルバート・グレイプ』から

あたしの中で彼のイメージは、少年のまんまだったから

今回、いつのまに大人になってて ビックリ。

年が経つにつれ、顔のパーツが

真ん中に寄っていってるのが気になりますが(*≧m≦*)


レオにしても、悪役を演じたマットにしても

それこそリメイク権買ってて

「年が行き過ぎた」とプロデュースに専念したブラピもだけど。

(まあ、彼もマットも『オーシャンズ』に出るくらいだから・・・)

自尊心より「映画の質」を大切にするんだなぁ。

これがトム・クルーズやハリソン・フォードみたいな

ひと昔前のスターなら、絶対ゴネて結末かえたよ。

百歩譲ったとしても、ラストのシーンに

自分のアップショットを含めて5分くらい割いていたハズ。

そういう点でも、レオ&マットの潔さに惚れ惚れ。

あたし、この2人、そんなに好きでもなかったけど

なんか見直した(偉そうに・・・)

まあ、野球帽、(GAPかなにかの)パーカー、ジーンズ

これぞ「アメリカっ!(野暮い)アメリカ男!」

って格好が似合っちゃうのは、役作りなのか

2人が本来持っている資質なのか、

“ハリウッド・スター”としてはいいのだろうか(笑)

ジャック・ニコルソンはメリル・ストリープみたい。

「上手いだろっ」って言わんばかりの

「ジャックが演るマフィア」を演じているようで

ちょっと、ウザかった。


そりゃあ、あたしだって、オリジナルと較べちゃう。

だから、極東の映画なんて観やしねえよっ!と未見の

アメリカ人にしたら、本当に面白かっただろうなぁ。

あと、マーク・ウォルバーグを筆頭に

次から次へと出てくるF用語はじめ、汚い言葉がわんさか盛り。

『エリン・ブロコビッチ』のときも思ったんだけど

その汚さが、原語のニュアンスが、分からないじゃない?

この映画を観ているときだけ(このときだけね)

アメリカ人になりたかったよ。(≧∀≦)乂(≧∀≦)

あたしも罵りたい!毒づきたいっ!


アカデミー賞でもインディペンデントな作品が

ノミネートされたり、それはそれで喜ばしいことだけど

プロの監督による、プロの俳優たちによる

「エンタテインメント映画!」を堪能したよっヽ('∀')メ('∀')メ('∀')ノ

と、書いておいて・・・

今回ばかりはみなさんも納得してくれないか。

でも、いいのだ、映画はあくまでも個人のものなのだ。

みんなが、それぞれの感想を持つから、面白いのだ。

と、自分の価値観をフォローっ!

あたしと同じように、楽しんでくれた人が多いと嬉しいなv(≧∀≦)v