自分が「好きなもの」紹介したいと始めたブログなのに

実は、人生で一番好きな「映画」「テレビ」「マンガ」に全然触れてない。

いや、書いたら「こんなものが一番好きなのか、センスねえなぁ」と

自分の底が知られるようで、ちょっと怖気づいてたんですよ。

それに、その「一番」が「どんなに素晴らしいか」伝える語彙力も文章力もない。

でもね、いつもの間にか更新も100回が過ぎ(ひとえにあたしの力 テヘヘッ(*゚ー゚)>)

それでも訪問してくれるってことは、何らかのシンパシーを感じてくれてるってことで

みなさんを信じて書きます!(大げさな・・・)

って言うか、今回紹介するあたしが人生で「一番好きな小説」

このブログの必修教材とします!夏休みの課題図書ですよ。

感想文コメントで送るべし!

あたしという人間の軸がブレたり、先週みたいに病で、心まで弱まった時

必ず読み返すのが、山田詠美さんです

山田詠美ーー??

「黒人の方が、やっぱデカいから好きな女の官能小説だろ?」

なーーんて短小包茎のナニも、器も小さい男のような勘違いしてませんか?


彼女の小説を読むたびに(ある意味、心を濡らす官能小説であるが)

あたしは「日本語って本当に素晴らしい。日本人に生まれて良かった」

ディスカバー・ジャパン!エキゾチーーっク・ジャパン!!@郷ひろみ

という国鉄のCMの気分になります。

(若いみなさん、JRは昔「国鉄」と言ったんですよ。E電なんてのもありましたね。

郷ひろみの父親が国鉄職員だったため、彼はCMソングを歌ったのです)

『放課後の音符(キイノート)』を読んで、大人になったら、絶対香水つけよう!と誓い

『ラビット病』『AtoZ』で恋する悦びに胸がときめき

『トラッシュ』で心がねじり切られるような、愛の終わりを知りました。

もう全作制覇してるけど、最新作『風味絶佳』(名作!)まで、どれもが、

あたしの血となり、肉となり、涙になっているはず。


ちなみに、あまり知られてない情報ですが、好きな人と友人Yちゃんを追いかけて

同じ大学を受けたあたしは、なぜか不合格(彼らは合格)。ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!

失意のあたしは(その当時の、あたしの世界は、好きな彼とYちゃんだけだったの)

他の受かった大学から、山田詠美さんが学んだ舎にしようと、

進路を決めたのですよ。


人間の記憶なんてあやふやで、自分の都合のいいように整理されて

大したことのないショボイ恋さえ、振り返って語れば

なんだか、物語性をもった“運命の恋”に様変わり(そんな素敵な恋、してねぇ!)

時間を無駄遣いしてばかりの、ダメダメ人生も

「あの時、ああだったから、今の自分がいる」なんて

なんだか意味を持たせたり(そんなの嘘、嘘!(゚▽゚*)ノ彡☆)

そんな、あたしの「作られた“思い出”」じゃなくて、

上書き保存された“記憶”じゃなくて

祖父母の家の古びた漆喰の木だったり、

幼い頃、庭に咲いていた、あけびの味だったり

片思いしていた男の子に彼女が出来て二人乗りして帰る姿を

初めて見てしまった時の胸の痛みだったり、

台風が近づく前の風の強さや、空を貫く雷

自分の体を貫く稲妻

そういったDNAに“記録”された何かが

山田詠美さんの小説を読むと、自分を形成してきた本当の“記録”が

体中の毛穴から、穴という穴(秘密の穴も テヘヘッ(*゚ー゚)>)から、

目覚めていく、甦っていく感じになるのですよ━━━(゚∀゚)━━━!!!

その中でも一番好きなのが、祖父、母親と三人暮らしをしている

時田秀美くんの高校生生活を描いた『ぼくは勉強ができない』

「どんなに成績が良くて、りっぱなことを言えるような人物でも

その人が変な顔で女にもてなかったらずい分と虚しいような気がする

女にもてないという事実の前には、どんなごたいそうな台詞も色あせる・・・」

「体が健全なのは基本なのよね、でも、精神状態も健全だってのは困るのよ。

もっと、不純じゃなきゃ。いやらしくないのって、つまんないよ」

世間の常識や、自分の価値観を他人に押しつけることで

自分を確立する同級生や大人たち。

そんな彼らを尻目に、すべてを疑問視し、また許容し

その中から、自分だけの○を選び取っていく秀美。


ああ、そんな人間になりたい・・・。

(´ヘ`;) う~んまだまだ修行が足りないあたしです。。。

有名人になったら『ダヴィンチ』の表紙で持ってやる。野望メラメラ(☆。☆)

未読のみなさん、すぐに書店へ走ってください。