ほんとうに、ひっさびさに、よしもとばななの小説を、

『High and dry (はつ恋)』を、読みました。

お話自体は「好きだ」「嫌いだ」というより

感性が共鳴しあう男性と出会った女の子が

そんな小さな「奇跡」を探し続けていくストーリー。

そして、ばななの物語の根底に、いつもあるのが「家族」。

どんな形になっても、時が移ろっても

親が子どもへ抱く愛情ははかりしれないってことを描いてます。


で、あたしのテリトリー、俗物的な話に戻って

みなさんの「はつ恋」はいつですか?

「幼稚園で同じタンポポ組だったトモくん」とか、そういうのはナシよ。

心でも体でも「求める欲望」なくして、なにが恋じゃけん!

あたし?いくつになっても、何度目の恋でも

その度ごとに「はじめての恋」ですね・・・

そんな訳ねえっつーーの。

恋をする度に、人は汚れていきますなー。ポイっ(ノ´▽`)ノ ⌒(純真)

変な感覚だけ研ぎ澄まされていくけど。キラキラ。恋は宗教。

だって、あたし、今の「経験値」と「貯金」持って

20代前半に戻りたいもん(10代は青すぎていいや)

みなさんは信じてくれないでしょうが

これでも「わっ!キスされるっーーー」みたいな

微妙なタイミング、それなりにあったんすよ。

でもさ、10代や20代の時って、

「キス」がとっても「大切」なもので

ここで、この人にあげていいの?と

寄って来る顔を、逸らしてみたり。

恋の「ハードル」高かったんだよな~。

今なら、ガンガン飛んじゃう。

っていうかスタート鳴る前に走り出すね。

今の若い子たちが、かわいそうだな~と思うのが

(あたしに同情されたかないか)

携帯電話が浸透しすぎてること。

「片想いの彼への電話、最後の番号が押せない!」って状況

なかなか、ないんじゃないかな。

家族がいるかチェックして、電話線をひっぱって

声を小さく落として、脳内で何度もかけて暗記した電話番号を

ひとつひとつ押し、それでも「あ~ダメ、ダメ ( p_q)」と切ってしまう日々。

しゃべる内容決めた!受け答えのシミュレーションばっちし!

勇気を出して、電話もつながって

「もしもし」・・・あっ、彼の声!と同時に、

玄関から聞こえた「ただいまっーー」って親の声に

思わず受話器をガッチャン。ああ切っちゃったよ (´□`。)。

早えんだよっーーー帰ってくるなよっーヽ(`Д´)ノプチ反抗期。

あたしがこんなに悩んで、電話したことも、彼は知らない!

明日教室で会ったら、わざと冷たくしてやろう(逆恨み)。

あたしは、もうあなたの知ってるあたしじゃないの。

だって恋しちゃったんだもんo(;△;)o。ああ恋の暴走特急。

今なら、ワンプッシュで、相手につながって、

たとえ切っても、着信履歴残っちゃいますからね。つまんないよな。

ああ、はつ恋のせつなさよ。

「心」の前に大問題なのが、

あたし、マジで初めての「体」の相手、覚えてない!

キスは誰?スマタは誰?最後は誰?

これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛